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ESSENCE Music FestivalコミュのESSENCE、この10年。〜その2〜

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気が着きゃその1を書いてから、もう2週間も経ってたのですね…。
は、早い…。
では、その2、お届けします。



そもそも、何故私がESSENCEに行くようになったのか?
それは、
“MAZEをもう一度見たかったから!”
に他なりません。


今からさかのぼる事13年前。

あれは忘れもしません、阪神大震災の起きる前の年、1994年のこと。

兵庫県は西宮に住む私のテリトリーは、もっぱら関西。
神戸にあった老舗ライブハウス“チキンジョージ”にもよく足を運びましたが、1994年後半は、BLACK系のアーティストの公演が本当に沢山行われた、幸せな年でした。
OHIO PLAYERS、GAP BAND、SOS BAND、BLACK STREET、P-FUNK、DRAMATICS、確かBLUE MAGICもやったっけな。
そしてMAZEの公演も。

その当時は、多くの曲も知らないまま、初!生!!MAZEを体験しました。

日本での知名度が0に近い(?)MAZE、当然会場のお客さんも少く…。


しかし、そこで私が体験したものは、今まで見て来たどのライブとも違う、何か分らないけれども、とても心に残るものでした。

ひと言で言うと、
“もの凄く良かった!!”

その時の印象、というよりは衝撃が心に刻まれたまま、
“もう一度MAZE見たいな…、もう一回来日しないかな?”
そう思い続ていました。

翌年、阪神大震災に遭遇。
幸いにも大きな被害を受けずにすんだのですが、やはり、生まれて始めて死が頭をよぎる驚異の体験でした。
この体験も、飛ぶ事を決意させた要因になりました。



“もう一度MAZEを見たい”
そう思い続けていた時に、New Orleansに住む知り合いから、ESSENCE Music Festivalの事を知らされました。
1997年の事です。

待っててもMAZEは日本に来ない。
行くしかない!!

阪神大震災で、もしかしたら自分も全てを失っていたかも知れない体験をし、行きたい行きたい思っていて、そのまま全てを(もしかしたら命までも)失ってしまったら、きっと後悔する!!そう感じたからでした。
しかも、MAZEがどこでライブをやっているか?など、その当時は知るすべもありませんでしたから、毎年このイベントのトリをMAZEが演っていると言う事は、行けば必ず!間違いなく!!MAZEをGET出来るのです!!!

1997年はさすがに行けませんでしたが、1998年、初のESSENCEへ飛び立つ決意をしました。



しかし、まぁ〜アメリカとはまったくスケールのデカイ国だ…と、MAZEに辿り着くまでに何度となく実感させられました。

殊に印象的だったのが、MAZEの前にパフォーマンスをしたPatti LaBelle。


実は彼女の歌は、本物を見るまではあまり好きではありませんでした。
レコードやCDで聞く彼女の歌は
“私の歌を聞いてちょうだぁぁぁぁ〜い!!!”
と言わんばかりに歌いまくる“押し”が、TOO MUCHと感じていたからですした。

広い広い会場で、作りもまだしっかりと把握出来ていない上に、アリーナ席ではなくスタンド席を取っていた私達は、会場から会場へ移動することにヘトヘトになっていて、トリのMAZEに備える為ちゃっかりスタンド席へ座り込んでいたのでした。


そして大きな大きなメインステーで歌い始めたPatti LaBelle 。
最初は、“あんまり好きじゃないからな〜”なんて思いながら聴いていた私でしたが、気が付ばすっかり彼女の歌に引き込まれています。
あれ?
自分でもびっくり。

メインステージは会場が広すぎる為、沢山のスクリーンが設けられていて、後ろの席やスタンド席で見ている人は必然的にそのスクリーンでライブを“観る”のですが、その映像と自分の耳に届く時差が気持ち悪かったりして、なかなか集中しにくいものです。

最初はその違和感に気持ち悪さを感じていたものの、いつの間にかスクリーンを観ていない自分に気付きました。
親指の爪程にしか見えないPatti LaBelle に引き込まれている自分がいました。

広い会場で、どれほどのパワーを持ってすればその様な事が可能なのか?
歌が上手いとか、踊りが上手いとか、顔が綺麗とかスタイルがいいとか…、そんな要素だけでは到底届かないパワーが、彼女からは発せられていました。
そのパワーを、ステージから直接何万人と言う人達に届けられるだけの彼女の存在を“怪物だ”と思いました。

そんな彼女を観みながら、いつしか感極まって、不覚にも目に涙が浮かんでしまいました。
その当時は英語も殆ど分らなかった私に、彼女の何がそうさせたのか?
それは未だに分りませんが、感じるものと言うのは言葉や国、人種は関係ないんだな…ということだけはハッキリしていました。


しかも、そのPatti LaBelle がトリではない。
恐るべしESSENCE。恐るべしAMERICA。


トリは最大のお楽しみ、Maze featuring Frankie Beverly。

この年は、知り合いのコネで、Maze featuring Frankie Beverlyの瞬間だけアリーナに潜入する事に成功!
初めて踏み入れたアリーナは、スタンドとは全く違う雰囲気。
しかも、3日間の大トリ、Mazeのステージ。

その他の会場での演奏もすでに終了し、全てのお客さんがこのステージへ向けて心がひとつになっていることは、容易に察しがつきました。


待ちに待ったMAZE!!!!
この年は、演奏も歌も本当に素晴らしく、全くもって完璧でした。

MAZEの演奏、Frankie Beverly様の歌に酔いしれならが、99.9%BLACKに交じりステップを踏んでみたり。。。

ステージも終盤に差し掛かり、
“Yumi-chan後ろ見てみ!”
知り合いに言われ、アリーナから後ろを振り返ってみると…。
何万人言う人が総立ち大合唱。
みんな歌いながら、リズムに身体が揺れています。
まさにGROOVE!!!

鳥肌がたちました。

そして、その時、Maze featuring Frankie Beverlyと言うグループのBLACK COMMUNITYにおける意味、存在が分かった様な気がしました。
その瞬間の歌、“JOY & PAIN”。
この曲の本当の意味も分かった様な気がしました。
これがSOUL MUSICなんだな…。
改めて感じました。


こうして幕を閉じた始めてのESSENCE。

帰り道に、
毎年ここに来られる自分でいよう!!
そう決意して以来、何とか毎回ESSENCEの会場へ足を運ぶ事が出来たのも、こういった経験があったからでした。


私にとってはこれが最初の感動でしたが、人によってそれは違うはずです。
でも、あそこへ行けば、必ず何かを感じる事ができるはずです。
でも、行かなければソレは感じる事が出来ません。

今年のESSENCEは7/5・6・7。
まだ間に合います。
迷ってらっしゃる方、以前から行ってみたいと思っている方、是非に!!!!

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