ライフ ワークスコミュのクリスタルハウスとの出会い?

翌日、私はチャイナタウンにあるクリスタルハウスを訪れた。中に入るとサマンサがいた。
私はそこでオーラ写真なるものを撮った。その後彼女の師匠コリーナとコリーナのパートナー、エドワードを紹介された。そして私たちはサマンサも含め４人で席に着いた。コリーナは中国系マレーシア人であまり英語が得意ではないらしい。その為彼女のパートナーエドワードが彼女の話す中国語を英語に通訳してくれることになった。コリーナは私のオーラ写真は一切見なかった。これはお客様用であり、彼女には既に見えているので必要がないらしい。そしていよいよリーディングが始まった。

「あなたは他の人よりもとても強いシックスセンス（第六感）を持っています。そのことを存じていますか？」コリーナは私について最初に発した言葉がこれだった。
私は昔からそのことは経験上よく知っていたので「Ｙｅｓ」と答えた。
彼女は続けた。
「あなたの今に繋がっている前世はネイティブアメリカンの女性であり今と同じ見た目、背の高さも同じぐらいでした。あなたはシャーマンであり聖なる物を使ってたくさんの人を治していました」
それを聞いた時私は“やはりそうだったんだ”と納得していた。

私にとってこの人生で初めて訪れた国はアメリカの南カルフォルニアであった。
ホームステイのために一ヶ月間そこに滞在した。
そこは旅行会社を通して向かった場所だった。当初その旅行会社のチラシにはロサンジェルスと書かれてあった。しかし実際行ってみるとそれはロサンジェルスではなかった。日本から持っていった地図にも載っていなかった場所である。

結局、旅行会社に騙されて送り込まれた場所であった。全ては私の意に反していた場所に導かれたしまった。
今から思うとこの自分の意に反しているところに導かれたというところがマラッカに辿り着いた旅と似ているかもしれない。

その私が送り込まれた南カルフォルニアのとある町は砂漠地帯で石の山、サボテンに囲まれていた。
私は生まれて初めてその場所に辿り着いた時、このような風景は生まれて初めてなのに何故かここがとても懐かしいという気持ちに駆られ、何か故郷に帰ってきた感じがした。ここに居るだけでとても嬉しくなり、暖かいものを感じ、守られているような安心感があった。

本当にここから去りたくない、そしてずっとここにいたい・・・・
このような感覚は生まれて初めてであった。その時、自分がどうしてこんな気持ちになるのか分からなかった。一ヵ月後私は日本に帰国するとき“もうここ（アメリカ）には戻って来られないかも”と思いとても悲しかった。

しかし運命のごとくその４年後私はまたアメリカに舞い戻った。そしてそこに１０年以上も住んでしまった。何故かネイティブアメリカンジュエリーが好きだった。特にターコイズだけをいつも探し、ネイティブの店からわざわざ購入していた。

だんだん私は南カルフォルニアで受けたあの感覚は私の前世の記憶そのものではないかと感じるようになっていった。更に色々な体験から考えると私の前世はネイティブアメリカンであり、そのネイティブアメリカン時代に自分の強いシックスセンスを使って何かをしていたのではないか？と感じていた。
そのためコリーナが私の前世はネイティブアメリカンの女性でありシャーマンであったと言った時、妙に納得してしまったのである。

「あなたはそのネイティブアメリカン時代にたくさんの人を癒し救っていたが（スピリチュアル的に）人々に教えるまでには至らなかった。その全てがこの人生に持ち越されているのであなたの魂が（スピリチュアルのことを）本に書き伝えようとしている。しかし男の人（ジャック）があなたの体の一部にいて（あなたを）使っているのであなたの魂がやるべきことが出来ないでいる」とコリーナは言った後、彼女の顔が険しくなった。