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サンホラ★LIVE風カラオケコミュの★飛び越えた地平線☆

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どうも、カミカミ姫(←自分で名乗ると凹むなー)†Laura†ですぴかぴか(新しい)


「辿りつく詩」のエリフ…ぬぁ噛んだ…!ぇと、エレフバージョンが何やら好評で、「歌詞詳細が欲しい」と言う声もあるので、トピを立てます。


個人的に「エルの楽園 side:E」のMoiraバージョンが知りたいでふ。


でわでわ 飛び越えた地平線を見に往きましょう…

コメント(53)

それいけ!で歌わせていただいた妄想緋色・・というより、あいどるミーシャ番外編・・・?
イヴェールさんの災難・・・?です←

***********************************************************************

廻る回る《緋色の風車》(Moulin Rouge)綺麗な花を咲かせて
躍る踊る《血色の風車》(Moulin Rouge)綺麗な花を散らせて


小さな掌に乗せた硝子(ガラス)細工…
其の宝石を『幸福』(しあわせ)と謳うならば…
其の日の出会いは時代にどんな爪痕を遺し…
彼にはどんな傷痕を残したのか…
運命に翻弄される弱者の立場に嘆いた青年は…
やがて『力』を欲するだろう…
其れは… 強大な力から身を守る為の『楯』か?
其れとも… より強大な力でそれをも平らげる『剣』か?



何が起こったのか 良く解らなかった…
呼び叫ぶ狂乱(Lune)の和音(Harmonie) サイリウムのライト…
何がおこってるか 良く解らなかったけど…
唯…ひとつ…此処に居ては 危ないと判った…

僕は一番大切な安全な場所へ 逃げようとしたが → 彼が肩を掴んだ……

嗚呼…訳も解らず息をつまらせうなずいてた僕に
情熱が溢れだすままにひたすら 彼は語りかけてくる……


星屑をたどるように今に至るRomann語られるまま

訳も解らず息を潜めてうなずいてた僕は
混乱が溢れだすことを抑えて 逃げ道を探していた


不意に僕の肩に腕がまわされた →
怯え縋るような瞳(め)も ← 報われず 暗闇へ連れて行かれた



狂0105[お]しい《季節》(とき)を経て…青年の《時》は流転する…


廻る回る《緋色の風車》(Moulin Rouge)凍て付く《刻》(とき)を送って
躍る踊る《血色の風車》(Moulin Rouge)萌えゆく《瞬間》(とき)を迎えて
嗚呼…もし生まれ変わったら 小さな花を咲かせよう…
ごめんね…次は逃げずに 君の傍で共にふろう……

(Moulin Rouge)


(其処にロマンは在ったのかしら?)


**************************************************************************

Romanを探しにたまたま歩いてたイヴェールさん。
そうしたらなんかミーシャファンに捕まって、最初は「え?なんなんだこいつ」みたいにドン引きだったのに、
最後には立派なミーシャファンになってしまっていました・・・・・。


という設定でした←


・・・それでは歌詞&いろいろすいませんでした(逃走)
こんには。それ何でエルの肖像替え歌をさせていただいたミヤキです。
今回も投下させていただきます。


***********************************************************

白く細い運命は 闇を纏って踊る
神話の円舞曲 遠く朽ちた楽園

双星(ふたぼし)の少年は 闇をはらって通る
空を征く鳥たち 遠く霞む夕暮れ

少年は求めた 自分の片割れを いつか
再びどこかで 彼女に 出会えると 信じて

冷たい月が照らした 水面に写った 再開は
最愛の妹・ミーシャの 永久(とこしえ)の さよなら



退廃(デカダンス)へと至る幻想 運命を紡ぎ続ける女神(めがみ)
恐怖を抱く度に深まり行く 闇
――その闇の名は『θ』(タナトス)


――そして...幾度目かの冥府の扉が開かれる・・・・・・



やがて少年は彼の Moiraを求めるだろう...
やがて少年は彼の Moiraを見つけるだろう...
やがて少年はΘ(彼)の 闇に気づくのだろう...
やがて少年はΘ(彼)の 闇に飲まれるだろう...

黒き闇に誘われ 双剣(つるぎ)を振るうならば
運命をつむぐ糸車 ゆっくりと動き出す

始まりの予言と 終わりの予言の狭間で
屠り合うエレフとレオン 愛憎の肖像

禁断に手を染め いつしか闇に堕ちて逝く
繰り返す朝と夜 生命の肖像






やがて少年は運命に抗いに自らを殺し 少女は運命に従い自らを殺す
運命の糸に翻弄されしヘレネス達は 其処にどんな楽園を築くのだろうか?


――幾度となくタナトスが見せる幻影 それは彼の出した「救い」の答え
嗚呼...その厳しく残酷な運命の先に 幾つの星を墜とすのだろう――

忘れる前にー。


『同胞を討ち倒した日』


レオン:雷槍(やり)が稲光り(ひかり)弾けた焔
“母の願い”(おもい)を凍らせて
エレフ:闇は深く 別離の刻へ 私を衝き堕とす

レオン:遠い日の忘れ物 引き裂かれた運命
残酷な運命にその胸を焦がして…

エレフ:「痛ミニハ慣レタカィ?」 耳の奥を灼く声
抗えぬ衝動の闇が僕を包んだ…

二人:弾く刃 二匹の獣 信念(おもい)を貫いて
凜と朱く染まる世界で お前を討ち倒す


レオン:「忘レモノハアリマセンカ…?」

ミラ:「冥府の闇…冥王(タナトス)に撰ばれた者は
闇が全身を包み込み
やがては運命の女神に刃を向けるだろう…」

レオン:「その“心の傷”(キズ)を負ったのはいつ?」

ミラ:「それは二人が再会した雨の日に遡る
彼が彼女を失ったときに負った“心の傷”(キズ)…
全ては生まれた時から運め(きめ)られていた…」

レオン:「出会いは喪失への約束」

ミラ:「枯れ果てた涙は憎しみの闇の焔を宿し
紫色に揺らめく力を放つ
幾度でも そう… 彼が扉に辿りつくまで…」


レオン:「…Lost」


エレフ:愛する妹(ひと)を失った世界には
どんな色の花が咲くだろう…


二人:涙滲む(にじむ)信念(おもい) 踏みにじる者 刃は触れ合えど
振れぬ“女神の意志”(ちから) 痛みの果てに お前(レオン:私)を討ち倒す…




制作者:Laura
第六回「きみたち」でやらせていただきました、「...Reloaded」の改竄歌詞ですー

----------キリトリ線----------
(Sound Horizon Reloaded)


「幻想楽団 Sound Horizon
その音楽は『組曲形式』で構成される『物語音楽』であり、
生と死、光と影、愛と憎しみ、喜びと悲しみといった、二面性を持つ人間の根源に関する問いかけがある。」


紡がれゆくその『歴史【Chronicle】』は、一体どこへ向かうのか…?

それは現在(いま)の形式(かたち)へと繋がる 第二番目に紡がれし地平線
『死』とは常に傍に在る幻想 逃げ続ける狂気 【Thanatos】

彼の演じ手が初めて姿を現した 第三番目に紡がれし地平線
『喪失』は忘却へと繋がる幻想 流れ続ける狂気 【Lost】

Lu Lu Li La La Lu Lu Li La La
Lu Lu Li La La Sound Horizon "Reloaded"・・・
(Lu Lu Li La La Lu Lu Li La La Lu Lu Li La La)

新天地へと巡りやってきた 第四番目に紡がれし地平線
『楽園』と『奈落』の狭間を巡る幻想 求め続ける狂気 【Elysion】

新たに生まれ変わりし楽団 第五番目に紡がれし地平線
『物語』とは時に騙られる幻想 探し続ける狂気 【Roman】

Lu Lu Li La La Lu Lu Li La La
Lu Lu Li La La Sound Horizon "Reloaded"・・・
(Lu Lu Li La La Lu Lu Li La La Lu Lu Li La La)

それは飽くなき限界への挑戦 第六番目に紡がれし地平線
『運命』とは残酷にも平等なる幻想 抗い続ける狂気 【Moira】

更なる高みを目指して模索する表現 第七番目に紡がれし地平線
『童話』は史実と虚構が織りなす幻想 憎み続ける狂気 【Marchen】

Lu Lu Li La La Lu Lu Li La La
Lu Lu Li La La Sound Horizon "Reloaded"・・・
(Lu Lu Li La La Lu Lu Li La La Lu Lu Li La La)


※サビは原曲通りの為、割愛※


虚構の史実による童話は、
残酷で平等な運命となって、
物語を騙り、
奈落と楽園の狭間、
忘却に喪失を重ね、
傍らの死に至り、
歴史となり紡がれていく…
----------キリトリ線----------

無駄に作られた「きみたち」バージョン(一番最後の語りが違っています/実際のステージでは、こちらを語りました)
→http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1684327266&owner_id=2312596
第六回コスカラ「きみたち」で歌った「暁光の唄」の妄想物語組替曲の歌詞を載せておきます

----「暁光の唄 ABYSSver.」----

さよなら

ずっと君と同じ時間を生きたかった
然れどかみは決して私を赦さないだろう

幾つもの罪重ねながらも私が求めたのは
其れはひかり 其れはひかり
其れはひかり 其れはひかり

病弱な身体に生まれた嗚呼君を想い
沈みゆく左皿その傾き止める為に
血まみれのコイン集めて右皿に運び
注ぎ込むその刹那私の意識闇に沈んでいく

「そうか…この扉が開くことも、左皿が浮き上がることも、もう…」

キミが今臥せっているくすんだこの世界に
別れを告げ二人で話してた必ず其処で会おう

「私の砂時計の砂はもう残っていないか…」

「先にいってるよ、エル」

------------
 第6回コスカラ「きみたち」にて唄わせて頂きました、磔刑の聖女★替★(1曲目)の歌詞を掲載させて頂きます。
 Moira/星女神の巫女〜水月〜死せる英雄、の辺りを想像して頂ければ。
(何故かメルとエリーゼもいますが、古代ギリシャにも井戸はあるよね多分…ということで←←)


→ † → † → † → † → † → † → † →


【Moira】


メル:
「深い森の中、澄んだ小さな湖。
 水底に沈んだ星女神の巫女。
 君は何故、この境界を越えてしまったのか――
 さぁ、唄ってごらん……」


ミーシャ:
鈍色の足取り 決意で進める
背中に風を感じて 一度だけ振り返る
星空の匂いは 不思議と懐かしく
すぐ側で笑ってくれる そう そんな気さえしたわ
押し寄せる 哀しみに 独り震えて
思い出した 遥か遠い約束

エレフ :嗚呼   虚ろな儘   移ろう儘
ミーシャ:告げられる    神託の    脆く歪な 刻の果てに空を見つめ溜息

エレフ : 今  まだ  見つけられない……
ミーシャ:今 でも  忘れ   られない……



スコピ:「探せ!」

レナ(影ナレ):「大変だわ大変だわ、大変だわ大変だわ!」
カティア(影ナレ):「レナ、落ち着きなさい」
レナ:「だって、怖いわよ!」
カティア:「私だって怖いわよ!」

フィリス:「あなた方…夜分突然、如何なる御用ですか」

カティア:「ここはフィリス様に任せて、逃げましょ!」
レナ:「待ってよカティア!」

フィリス:「ここを星女神(アストラ)の神域と知っての狼藉ですか!
 無礼は許しませぬ!!」


ミーシャ:
誰かを犠牲に生きるくらいなら
運命に身を任すことも厭わないわ

ミーシャ(主)/エレフ(ハモリ):
手と手を離したあの日から
君と会えることを願って夜空の星を見上げたけど
結局 遂の終まで 叶うことはなかったね……

ミーシャ:
月光に手を伸ばした 振り返る少女の日々
水に沈むと知りながら 最期まで微笑むよ
だからこそ宵闇に唄うのは、憾みの唄じゃないわ…

スコピ:「ヒュドラよ…受け取り給え」



メル:
「成る程。それで君は、神に捧げられたわけだね。
 神託を受け入れるのも結構だが、果たして彼は、
 君の死と引き換えてまで、本当にそれを望むのかな?
 まぁいい。さぁ、復讐劇を始めようか…」

ミーシャ:
「いいえ、私はそんなことを望んでなどいないわ。
 人にはそれぞれ、背負うべき立場と、運命がある。
 エレフが今も何処かで生きている、私にはそれだけで充分。
 …幼い頃の約束は、守れなくなってしまったけれど……」


幼エレフ(影)「待ってよミーシャ〜」
幼ミーシャ(影)「こっちこっち!」
幼エレフ「あ、きれいだね!」
幼ミーシャ「うん、きれいだね!」
幼エレフ「ずっと一緒にいようね!」
幼ミーシャ「うん、いようね!」
幼エレフ「ミーシャ!」
幼ミーシャ「エレフ!」
幼エレフ「ミーシャ!」
幼ミーシャ「エレフ!」

エレフ:「うわああああああああああ! ミーシャーーーーーー!」

ミーシャ:「ごめんね、エレフ…」


ミーシャ(主)/エレフ(ハモリ):
焔を無くした私の持つ 冷たい光は
夜空が水面に映し出す 瑠璃色の満月(フェンガリ)
鳥は空へ 屍体は海へ 運命(かみ)に抗い続けた
夜は明けて 終わりの朝へ 次の別離こそ永遠――

ミーシャ:
でも…後悔などしていないわ
嗚呼 これが 私の《花の命[人生]》
《高級遊女の見習い[ヘタイラ]》でも
《星女神の巫女[パルテノス》でもないわ
私は《君の片割れ[アルテミシア]》
唯 君だけを愛した――
唯の【Artemisia】


エレフ:「さよなら、ミーシャ…」



エリーゼ(影):「ねぇメル、どうしてあの子の復讐に手を貸さないの?」
メル(影):
「彼女の復讐を遂げるのは、あそこにいる彼だ。
今回は、手伝うのではなく見届けていようじゃないか。
さぁ、復讐劇の始まりだ!」

オルフ:「アメテュストス将軍に続けー!」

奴隷軍vsレオン軍の戦い〜エレフとレオンの対峙。

イサドラ:「おやめなさい!」

イサドラ、レオンを庇うように割り込む→イサドラ・レオン倒れる。



エレフ:「運命よ…これが貴柱の望んだ世界なのか!」
エリーゼ(影):「アハハハハハハハハハ!」
第6回「きみたち」で唄わせて頂きました『人生は入れ子人形』の妄想物語組曲の歌詞を恐れ多くも掲載させて頂きます。
Marchen風歌詞カードと台本(のようなもの)の記事もあげたので良ければこちらもどうぞ
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1716725479&owner_id=22761544

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『人生は入れ子人形 (姫の魅力を頂きますver) 』


王子「レディースアンドジェントルメン!
さあ本日お聞かせするのは
私、王子とその妻の物語 悲惨な運命で幕を開ける、
涙、涙の物語でございます」

赤くきらめく林檎(アッフェル)
家にもあったのに
悲しいけれど 殺すための毒がなかった

《七人の小人達(ツヴァルクたち)》はいつも
機敏に動いてた
腹は減るけど
じっとしてたら死んじまうから

運命は物語
童話を紡ぐ《物語の作者(イドルフリート)》
読んでも 読んでも 悲しみばかり


僕の理想の姫は
何処にいるのだろう?
走れ白馬よ(トロイカ)
嫁は遠いか 空駆けろ

家来達にはいつも
心配かけていた
雨にも負けず
探したけれど
見つからないのさ

人生は物語
童話を描く《物語の策者(イドルフリート)》
読んでも読んでも 苦しみばかり

王子「さあみんな ここからは ハンカチを用意してくれないか
   …どうやら持っていない 姫がいるようだね
   特別に僕のを差し上げましょう」

冬に望まれ生まれた少女
真雪の様に白い肌
甘く切ない痛み残して
母は遠くへ行ってしまった
登りは険しき坂道も
転がり堕ちるは正に刹那―

お城の爺やに追いかけられ
森の奥へと逃げてゆく
迷い込んだ見知らぬ森の
小さな可愛いおうちの中へ
どんなに険しき坂道も
転がり堕ちるは正に刹那―


雪白「貴方…あ・な・た!」
王子「おお、雪白!愛しの我が姫よ… 私、姫の魅力を \いただきます/」
雪白「な、何バカな事言ってるの! それより、死体の方は見つかったの?」
王子「順調、快調、ぜっkゲフン 君がいるのに死体なんか探すわけないだろう☆
   お前たちはもう下がってくれていい  ダンケシェーンダンケシェーン
   それでは諸君! 張り切って作業を再開致しましょう!」
   \ハラショー!/
王子「な、なんだそれは!?」

探せど探せど迷い道
どれだけ探せど
王子「死体がない...」
変態王子の妄想さ
無駄な努力とひとは言う
雪白:いったいいつまで探しているの

歩けど歩けどいばら道
どれだけ歩けど
王子「やっぱり死体はない...」
成金野郎の道楽さ
馬鹿な王子とひとはわらう
雪白:やっぱり私はどうでもいいのね

眩く 輝く黄金や 世界中に 轟く名声が
貴方は 欲しい訳じゃない 美しい 死体欲しいだけ

衝動(イド)が望むのは 《雪白姫(ゆきしろ)》か 《屍人姫(したい)》か
今もう一度《雪白姫(かのじょ)》を 硝子の棺におさめたい
雪白「ってやっぱりあなたはそうなの?! もう知らない!!」


彼女は家族と離れ離れ
私は家来と花嫁探し

特殊な性癖だと虐められたけど
誰よりも必死に求めていた

私 (貴方) を支えたのは 家来の存在と
僕 (彼) の花嫁となった 《雪白姫》!

――“《童話(メルヒェン)》は残酷だ
されど《運命(さだめ)》を恐れるな
《楽園(エデン)》は戦わぬものに訪れる事など決して無いのだから”――

人生は物語
童話を描く《物語の作者(イドルフリート)》
それでも僕は探すだろう(でしょう)
そこに死体がある限り………

王子「あれは…っ死体ではないか?」
雪白「でもこの死体、エビね」
王子「…なんてことだ」
第6回「きみたち」にて「星屑の革紐」を妄想物語組曲で歌わせていただきました。
こちらに歌詞を掲載させていただきます。

********************************************************


「こんにちわ、はじめまして!」
(Hallo. Freut mich!/ハロー、フロイト ミッヒ)

差し出した手を――
嗚呼…可愛い私の王子さま(メルツ)
小さな小指(ゆび)で懸命に握り返してくる
あなたの歩む道程が 輝くようにメルツ……


母にして姉であり…断罪者にして贖罪者であったTherese von Ludowing…
そしてその息子であるMarz von Ludowing…これはこの親子の知られざる物語…
優しい手…くすぐったい頬…どこか懐かしい光…
罪を抱いた母に息子…ただ二人きり…森へと移った特別な朝……


嗚呼…僕は星を知らない 遠過ぎる光は届かないから…
嗚呼…視力というものさえ どういうものかわからなかった…

嗚呼…ごめんね…ごめんなさい…お母さん(ムッティ)…
僕のせいで悲しい顔ばかり
嗚呼…ごめんね……


勇気を出して――

嗚呼…お母さん(ムッティ)と屋外(そと)へ出たけど
視える世界が他人(ひと)とは違うから…
嗚呼…暗闇に沈む世界では ちょっとした段差でも転んでしまう…

嗚呼…ごめんね…ごめんなさい…お母さん(ムッティ)…
僕が上手に歩けなくて
嗚呼…ごめんね……

そんな表情じゃ――

悲しい表情しないでよ…
お母さん(ムッティ)は傍にいたけど…僕は寂しかった…


鬱蒼とした森での生活…親子ただ二人きりでの毎日…
それは決して楽な生活であるとは言えなかったが…
それでも…何をするにも何時も一緒だった…
まるで…知らずに抱え込んだ罪を埋めようとするかのように…

母は息子の目のためにどんなことでもし…息子はそんな母の姿をよく知っていた…
どんなに僅かな可能性でも信じ…何事にも懸命に…
例えば…病によく効くという薬草を集めて煎じてみたり…
しかし罪を抱いた哀れな母親が…神に祈ることだけは決してなかった


嗚呼僕の目が見えないからって…心配しないでよね
だって僕は怖くなかった…お母さん(ムッティ)と心(ここ)で繋がっていたから

だから僕は――

それでも嗚呼…ありがとうね…お母さん(ムッティ)が傍にいたから…
僕は何処へだって往けた……
大好きだよ…お母さん(ムッティ)が傍にいたから…僕は強くなれた……


光に抱かれて夢を見た…あなたが産まれてきた朝の追憶(ゆめ)を…
小さな手を元気に差し出して…笑ったあなたは私の希望(ひかり)…

嗚呼…何時の間にか忘れていた…思い出して良かった――


忘れないよ…母(/メル)と歩いた…暗闇(/苦しみ)に煌めく世界を…
いつだって…嗚呼…人生(せい/あい)は星屑の…光の中に在ることを……


それからしばらく後のこと → ある出来事により息子は光を知ることになる…
その両目でやがて彼は新しい世界を広げ → そんな世界の片隅で出逢ったのが
出会うことがなかったはずの少女 → 彼にとって初めての友達だった

――そうして彼らの悲しい物語は幕を開けてしまった
やがて彼らを待ち受けるその運命のことなど今は知る由もなく…


「ムッティ、ひかり、あったかいね」

きみたちで歌わせて頂いた『天使の彫像』の妄想組替歌詞です。
お粗末様ですが…。

%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%

『聖女の御像』

後の世に聖女と称されるSachsen(ザクセン)選帝侯Wettin(ヴェッティン)家の息女
『Elisabeth von Wettin(エリーザベト・フォン・ヴェッティン)』
改革の最中に祀られたまま参詣の途絶えた教会[Kirche(キルヒェ)]で眠る
未だ神秘の薄布[Schleier(シュライア)]に包まれた御像 彼女の純潔の象徴
『憂悶聖女』に秘められし知られざる《物語[Roman(ロマン)]》……


「愛の無い契りに於いて 女は政治の道具で
家長(おとこ)達が望むのは 家督(いえ)と領地が総て
初めてで最期の恋を この胸に抱き締めて
想い出に接吻けるように 想いを貫くだけ……」

還らざる 君の面影 探し続ける夜の森
墓標[Grabmal(グラプマィル)]は世を別つように静かに佇むだけ...

君は唯独りで眠った 私の好意も知らずに……

【遺ったのは叶わぬ約束[Versprechen(ファスプレヒェン)]じゃない
――在りし日をも超える情愛[Zuneigung(ツーナイグォン)]】
「嗚呼...≪恩寵≫(ひかり)を...嗚呼...もっと≪愛情≫(ひかり)を...
『其れは運命[Schicksal(シックザール)]』...悼みの光を……」

二度とは逢えぬと理解り(わかり)ながら 足げく通う森の井戸
子供達の笑い声 今は遠い追憶...
君以外もう愛することなど できない私の決断は
「想いを偽りはしないわ 例え何が襲おうとも……」

兄は憤りて怒った 私の恋も知らずに……

【必要なのは望まざる婚礼[Hochzeit(ホフツァイト)]じゃない
――幼い日の真の慕情[Sehnsucht(ジンズォフト)]】
「嗚呼...≪幸福≫(ひかり)を...嗚呼...もっと≪未来≫(ひかり)を...
『其れは希望[Aspiration(アスピラチオン)]』...救いの光を……」


如何なる聖女であれ歴史の波には逆らえない
賢女が反転させた銀色の砂時計 残された砂はあと僅か……


母親が摂理(かみ)に背き 再び灯った小さな焔 その輝きを自ら吹き消す
一人の女の最期の悪足掻き...

宵闇へ翼を広げる やがて地に堕ちて血で染まるとしても
――「嗚呼...もう想い遺すことはない これが私の人生……」




「こんなになってまで…約束を守ってくれたのね…」
第6回、きみたちで歌わせて頂いた『磔刑の聖女』の替え歌です。

ムード:メルヒェンパート
ハート:エリーザベトパート
ダイヤ:エリーゼパート(上ハモリ)※ラスト一行のみユニゾン
スペード:テレーゼパート(下ハモリ)

*****

ムード「仄冥き森の賢女」
ムード「緋を抱いた少女の人形」
ムード「御像となった磔の聖女」
ムード「君は何故、この宵闇に手を伸ばしたのか…」

ムード「…さぁ、唄ってごらん」

ハート「…メル、絶対…絶対に迎えにきてね!(ダイヤ嘘吐き)」


ハート鈍色の足取り 決意で進める
ハート背中に風を感じて 一度だけ振り返る

スペード宵闇の匂いは 不思議と懐かしく
スペードあの日々に還るような そうそんな気さえしたわ

ハートスペード押し寄せる悲しみに独り震えて指でなぞる遥か遠い約束
スペードダイヤ沸き上がる憎しみの脆く歪な刻の果てに闇を見つめ接吻
ムード嗚呼 虚ろな儘 移ろう儘 歪な 嗚呼 罪を集め接吻

ハートスペードダイヤ今でも忘れられない
ムード今尚憶い出せない


スペード「寒くない?メル」(「殿下、お嬢様をお連れしました。」「ふむ、エリーザベト。ははは!喜べ、お前の結婚相手が決まったぞ!」)

ダイヤ「ずっと2人で復讐し続けようね!」(「君を魔女として断罪した恩知らずな豚共を、私は許しはしない!」)

ハート「…私はそんなことを望んでなどいないわ」


スペード君を失って生きるくらいなら 宵闇に身を堕とすことも厭わないわ
スペードひかりの視えない世界で君が笑うことを願って仄冥い森に隠れたけど
スペード結局この祈りさえ届きはしなかったわ……

ダイヤ月光に恋をした井戸の中の緋い鳥は、
ダイヤ地に堕ちたと知りながら、最期まで呼び続ける「メル…!」

スペードダイヤだからこそ宵闇に唄うのは、七つの憾みの唄……

ムード「もういいんだよ…エリーゼ」

ムード「成る程…此処が…此の井戸が僕の…」
ムード「そうだね、エリーゼ…僕達の時間は、もう終わっていたんだね…」


スペード「人にはそれぞれ背負うべき立場と、運命がある。」
ダイヤ「貴方に出逢って共に…《ひかり》を求めて唄った…」

ハート「…ねぇ、どうか思い出してみて…」
ハート「宵闇の中に、幸せが在ったことを…」

(ヴァイオリンパートコーラス)
ダイヤ(レーミーファーソー…ファミファーシシ↑ーミレーミー…)
ダイヤ(ソドレミーレミーファーソー…ファミレーファシーミレードー…)
スペード( ソシドーシドーレー ミー…   レー…     ドー……)

スペード「…メル」
スペード「ひかり…あったかいね…」

ダイヤ焔を無くした君を抱く優しい翼は
スペードダイヤ愛を亡くした君を奪う悲しい約束

ダイヤ鳥は空へ死体は土へ
ダイヤ君を裏切り続けた

スペードダイヤ夜は明けて終わりの朝へ
スペードダイヤ次の別離こそ永遠―――

ハートでも…
ハートスペードダイヤ後悔などしていないわ
ハートスペードダイヤ嗚呼 これが私の人生
ハート《門閥貴族の令嬢》スペード《森に住む賢女》ダイヤ《緋を抱いた人形》
ハートスペードダイヤでも
ハート《七選帝候の息女》スペード《テューリンゲンの魔女》ダイヤ《誰かの身代わり》
ハートスペードダイヤでもないわ
ハート私はElisabethスペード私は…ダイヤ私はEli…
ハートダイヤ唯 君だけを愛した――
ハートダイヤ唯のElisabeth
載せてなかった分を一気に載せます。
気になってた方(居るの?)、遅くなって申し訳ありません!!!

まず、第3回「それいけ」より

『冬-Hiver-』


冬:現実…幻想…物語の世界…嘘をついているのは誰か…?
夜:誰か…?
朝:誰か…?
仔冬:誰か…?

『Roman』

朝夜:嗚呼…

仔冬:そこにRomanはあるのだろうか…

4:らららら〜

夜:彼女の人生も
仔冬:物語
朝:彼等の人生も
仔冬:物語

夜:『腕』も『星屑』も
朝:『焔』も『宝石』も
仔冬:僕等に繋がる


夜:冬が歌うのも
冬:物語
朝:我等が探すのも
冬:物語

夜:『天使』も『葡萄酒』も
朝:『風車』も『賢者』も
冬:僕等に繋がる


冬2:母上…貴女が生命を愛し続けるのならば…僕は…

4:らららら〜…
冬2:白い朝も黒い夜も
4:らららら〜…
冬2:君が迷わぬように歌い(朝夜:探し)続けよう


冬:さぁ 往っておいで…
朝夜:ウィ ムシュー


朝:廻り来る生のざわめき太陽の風車

夜:廻り逝く死のやすらぎ月の揺り籠


冬:らんらーららーらんらーらら
冬朝夜:人生 其れは 物語
仔冬:らんらーららーらんらーらら
仔冬朝夜:人生 其れは 物語



夜:あなたの涙
朝:微笑み
冬2:その手に抱く
4:宝石

4:人生 其れは 物語


仔冬:不運な花嫁に詩を捧ぐよ
冬:優しい母親に愛を捧げよう
冬:紫を抱く瞳
仔冬:青を抱く瞳
冬2:廻る地平線に詩を灯そう
4:双つはひとつ


冬:知ってる 知ってる 知ってる 母上…
貴女の愛も哀しみも…
知ってる 知ってる 知ってる 母上…
僕は知っているから どうか泣かないで…


4:君達も何れ死ぬだろう この世界に
冬2:生まれ落ちて来たならば
4:そう『運命』

4:喜びも悲しみさえ この世界に
冬2:生まれ落ちた軌跡だろう?
4:そう君の

冬2:生まれて来る前に死に逝く僕の代わり
生きておくれ 《君の物語》


母上…貴女が生命を愛し続け生まれる子等に祈りを捧げ続けてることも 僕は…


知ってる 知ってる 知ってる 母上…(朝夜:イヴェール)
貴女(朝夜:貴方)の愛も悲しみも
知ってる 知ってる 知ってる 母上…(朝夜:イヴェール)
僕は知っているから
(朝夜:ずっと傍に居るから)
もう泣かないで…


before:『冥王』
制作者:ローラ
同じく、「それいけ」より『冬-Hiver-』の対の替歌です。
棚=冥王、仔冥王です。

『冥王と従者の運命』


μ:生マレテ来タ故ニ
φ:死ンデ逝ク仔等ノ
μφ:運命〜Moira〜
μφ冥王:嗚呼 我等ノコノ寂シサモ
4:ヨク似タ色シタ 『運命』


冥王:生マレテ来ル意味 死ンデ逝ク意味
女神ガ紡グ意図 13文字ノ伝言
残酷ナ運命 第6ノ地平線

『Moira』


仔冥王:ソゥ 我コソガθダ…

仔冥王:泣キナガラ θハ問ゥ 何故ニθヲ生ンダノカ

笑ゥコトモθハ知ラヌ
光 届カヌ闇ノ中デ


廻リ来ルドンナ地平ニモ
嗚呼 我ハθヲ届ケル運命

何時ノ日カ 愛サレルカナ…?


仔冥王:神々カラハ虐ゲラレ 常ニ遠ザケラレタ

人間カラハ畏レラレ 恒ニ忌ミ嫌ワレタ

光ノ射サヌ冥府ノ闇デ
我ハ永キ刻を問続ケタ

死ハ何故ニ生マレタノカ
死ハ何故ニ殺メ続ケルノカ

母上 貴柱ガ命ヲ 運ビ続ケルノナラバ

嗚呼 θハ−



冥王:泣クコトモ 今デハ無ィ サレド哀シミハ抱キシメテ
笑ゥコトハ 未ダニ無ィ 光 届カヌ闇ノ中デ

廻リ来ルドンナ地平ニモ
嗚呼 我ハ死ヲ告ゲヨゥ… 母上…

何時ノ日モ 我ハ愛ソゥ


μ棚:生マレテ来ル度ニ
φ棚:死ンデ逝ク仔等ノ
4:運命
μφ:Moira

4:我等ノコノ刹那サハ 良ク似タ色シタ『物語』


冥王:女神ノ悪戯 タナトスノ涙 紡ガレル残酷ナ運命
従順ナ双子 亡者達ノ王 永遠ヲ生キル冥府ノ物語

冥王:セ マドモアゼル φ〜

仔冥王:セ マドモアゼル μ〜


棚:我ノ処ヘ殺メテオイデ
コノ世界ヲ統ベル 残酷ナ女神カラ
仔等ヲ解キ放ツノダ


冥王:カロソリサテ…


μ:廻リ往ク生ノザワメキ 女神ノ悪戯…
φ:廻リ来ルθノヤスラギ 冥王ノ涙…



μφ:我等ハθニ忠誠ヲ誓ゥ 双子
廻リ来ルドノ地平ニモθヲ届ケルデショウ

4:此レハ−
生マレテ来タ故ニ殺メ続ケル我(μφ:彼)ノ運命

嗚呼…残酷ナ運命ノ中デ
仔等(μφ:彼)ト共ニ在ロゥ
−救ィ(μφ:奪ィ)続ケヨゥ→
我(μφ:彼)ガ迷ワヌヨゥニ……


before:『朝と夜の物語』
制作者:ローラ
えー、第5回「それあり」よりサラバント替歌です。

『辿りつく未来』


ナレ:古の罪人…彼女が静かに唇を開いた

魔神:これより歌うはある娘がひとりの魔法使いに救われてからのこと
孤独な暗闇よ…永すぎる時よ…それでも彼女は 唯々 待つしかなかった
物語は運命を繋ぐように 孤独なふたつの魂を引き合わす
そして 世界が全ての色を変え 今は二人手を繋ぎ歩いている

ルル〜ララ〜ル〜ルルラ〜…

魔神:優しい人よ 貴方と共に砂漠を越えて往く
孤独な暗闇の冷たい鎖は遠い空に砕けて消えた

天堕つる雨 其れは唯 降り注いだ 恵みの滴


サラ:幾つもの高い砂丘を越えて 凍える夜を越え
町人から髭の男へ 幻想ら希望へと
願いひとつ抱いて歩いた

懐かしい声 導いて 選んだこの人生は

魔神:「…サラバント?」


二人:見果てぬ世界に 宵闇が舞い降りる 尽きぬ夢噺 明日は何処へ往く?


魔神:砂漠の果てに映る風景 過ぎ去った歴史
古に犯した罪咎 遠く埋め尽くす星空
幾千もの時間を変わらぬモノは刹那さを見せ、多くの記憶が語り継がれる記録となった世界…

娘の旅は彼女を救った魔法使いに連れられ
昔 彼が亡くしたという恋人の墓へ
そして追想から理想へと辿りついた
切なくも懐かしき鼓動 その墓前に誓ったのは…

砕け散った鎖と共に魔神の力は消えたけど
貴女が最期に遺した願い 叶えてみせるから…!

「運命よ、もしもお前がまだ私に力を貸してくれるなら…この願いをどうか叶えさせて欲しい…」


辿りつく未来に何が待っていたとして
伝う悲しみと共に凛と生け

サラ:嗚呼 吹き荒ぶ風に舞い

魔神:砂嵐が訪れ全てを飮み込んでも
大切なモノがひとつあればいい


大切なモノに辿りつく詩

サラ:君が大切なモノをひとつ見つけたのならもう悲しむことはない

魔神:大切なモノに辿りつく詩

サラ:例え 世界が再び姿を変えようとも その度に君は強くなれる…

魔神:大切なモノに辿りつく詩

サラ:夢のない人生になど意味はないのだから


大切なモノへと 果てのない未来へと
ふたりで歩んで往く道 あの砂丘の向こうへ



before:『辿りつく詩』
制作者:ローラ
微妙に打ち間違っていたので、訂正して再度あげさせていただきました。
第6回でやらせていただきました、沈んだ歌姫★替★の歌詞です。


【メル】
硝子の棺 眠る姫君
君は何故 この境界を越えてしまったのか…
さぁ、歌ってごらん…


【王妃】
盤の上を駒が進む
至上の美貌で王に取り入り
王も民も虜になった
富も賞賛も私のものよ


【雪白姫】
真雪の肌 黒檀の髪
血潮のように赤い唇
冬に望まれ生まれた姫
お城のアイドル 美少女雪白姫(シュレイデン)


【王妃】
王に愛された 魔性の歌声と 妖艶な容姿
【雪白姫】
みんなに愛される 清廉の歌声と 穏やかな微笑み
【王妃/雪白姫】
私こそが<最高の歌姫>(Regina)

【王妃/雪白姫】
国中を巻き込んで 宮廷に蠢く影は
権謀の黒き獣(Bestia) 狂った宴(Festa)は続く…


【王妃】
小娘(シュレイデン)が望むには不遜な 至尊の寶冠(Tiara)
【雪白姫】
色惚の妃(ディケイニヒ)が望むには不遜な 至尊の寶冠(Tiara)

【王妃】
頭上に戴くのは私こそが相応しい…
【雪白姫】
頭上に戴くのは雪白姫(シュレイデン)こそが相応しい…


【王妃】
「鏡よ鏡。この世界で一番美しいのは誰かしら?」

【鏡】
「今一番美しいのは、《雪白姫》でございます」
【王妃/雪白姫】
「きぃぃぃぃぃっ!」
「きゃぁぁっ!?」


【語り】
姫に嫉妬した王妃を恐れ、
雪白姫は森の奥へと逃げる。

狩人の爺やに姫は、命を助けてくれるように頼んだ。

二度と城には帰らないという姫の言葉に、
爺やは猪を身代わりにして姫を助けてやるのだった。


駈ける駆ける獣(Bestia)…
老婆を装って家を訪ね
こびとのすきをついて殺そうとする


猛る猛る獣(Bestia)…
毒を含んだ真っ赤な林檎
一つお食べと善意を装い


騙る騙る獣(Bestia)…
疑う事など無いと言って
自分も口に含んでみせた

屠る屠る獣(Bestia)…
計略にかかった雪白は

りんごを口にしその場に倒れた


【王妃】
「鏡よ鏡、この世界で一番美しいのは誰かしら?」

【鏡】
「それは貴女《王妃様》でございます」

【王妃】
「おーほっほっほ…」



【王子】
理想の花嫁を探す度で
西も東も探したけど
繰り返される 歌劇(Lirica) 悲劇(Tragedia)
紅糸で手繰る 運命の女性(ひと)

迷い込んだ森で 見つけた小さな家
眠るように死んでる君 嗚呼誰より美しい…


【語り】
王子のキスで目覚めた雪白は、城に戻り王妃に復讐を始める。

姫と王子の結婚式、王妃は罪の贖いの焼けた靴で踊るのだった…。


【エリーゼ】
「鏡ヨ鏡、メル鏡。世界デ一番カワイイノハ誰カシラ?」

【メル】
「それは勿論、エリーゼ姫さ」

【エリーゼ】
「本当?嬉シイ!アハハハハハハ…」

「樹氷の城で眠る君主」

第457頁


凍てついた森に踊る 百の孤独と
雪原に蝶は堕ちて 氷像となる


【氷の君主】[Eis Fürst(アイスフロスツ)]

樹氷に抱かれて 眠る理由は――

その村にある日流れ着いた 冬から遠き 賢き女(ひと)
病を癒して、痛みを除いて、子供を取り上げた

その村にある日齎された 連なる冬と 迷える羊(ひと)
暗黒の時代(とき)は 悼みに包まれ 事件は起こってしまった……

【氷の君主】[Eis Fürst(アイスフロスツ)]
愛の温もり 知らず私が
樹氷に抱かれて 眠る理由は――


「国中に拡がる混乱と病の原因なら全て、まつろわざる者に…
救済を求める敬虔なる民よ、穢らわしき魔女へ裁きの鉄槌を!」
                 
魔女とその腕に抱く弱き幼子へ
罪は無くとも、神が違えば、死が迫る

「いいえ―」

「愛しい坊や。貴方は私が命賭して守るわ。
風説を避け、風雪の中、あの雪原へ」

けれど 凍てつく大地 襲いくる吹雪 母子の焔(ひ)に手をかける


醜きは人の世 迫害の歴史は繰り返す
都合の悪いことは 全て他人のせいにしたいのだ
暗い時代の犠牲者 災いを引き受ける者
生贄という名の救世主に奉り上げられた、そんな私が…


【氷の君主】[Eis Fürst(アイスフロスツ)]
樹氷に抱かれて 眠る理由は――

少年を庇うように かじかんだ両手で抱く
凍えそうな身体されど 決して弱音吐かず
辿り着いた氷の城の中 母親は既に 限界とっくに超えていた

忌避された、《魔女の力》(ちから)を 最期に振り絞って
嗚呼 自らの命の灯を我が子へ「生きていて欲しい」と……


激しい吹雪の中 佇む二つの影
凍ってしまった女の氷骸(なきがら)と 決して凍らない少年
彼は 母の命と引き換えに
凍てつく樹氷の王となった…


確かに通ったあの道は 何処にあるのかしら?
嗚呼 西も東も 北も南も 雪にも負けず 風にも負けず
捜したけれど 見つからない……と思ってた矢先に
美しいお城が在った――

樹氷の奥深く 抱かれた氷の城
広いお城独りきり 哀しい瞳(ひとみ)をした君

嗚呼 唯 若き君のその姿を 一目見て 運命 感じた
貴方こそが きっと私の 《王子様》[Fürst(フロスツ)]なのでしょう
ならば どんな困難も 乗り越えてみせるわ!

樹氷の城で 夜毎繰り返す
愛を囁いてあげましょう 愛しい耳もとへと
それを受け流す 彼に愛を問う
全てのみ込んであげましょう 愛しい貴方のものなら――

燭台の揺れる焔 凍てついた闇を溶かす
抱かれる期待を胸に 抱いて彼に続く
遂に二人結ばれる寝室――
部屋の中、ひとつ、綺麗な女の氷像が……。

「優しい表情を浮かべる氷像は、何処となく彼に……」

樹氷の君は娘の愛を受け入れ、
娘は樹氷の君を受け入れた
樹氷の種子を宿した娘は直(たちどころ)に凍りつき
束の間の熱を冷やしきった樹氷の城は
何事も無かったかのように、彼等の日常を再開した。


【氷の君主】[Eis Fürst(アイスフロスツ)]
私の手が抱くモノ全ては
冷たい氷に変り果てる

広いお城に ポツンと一人
哀しい瞳の 若き君
道に迷った 乙女が一人
今日も お城にやって来た・・・

樹氷の森の 奥深く
樹氷の城に 眠る君・・・


*********

「きみから」でやらせて頂いた薔薇の塔で眠る姫君の替歌です。
絶対誰とも被らないことをしようと思いましたw
残念な感じで歌詞がぽぽぽぽーんしてしまった(ことに起因して振りとか段取りもぽぽぽぽーんした)のが余りにも悔しかったので、感想より先にこちらを上げさせて頂きます。
【白き乙女の湖】

>[Ike]
「死せる乙女、その右手には水月(パルテノス)」

>[メルヒェン]
「湖に抱かれた乙女 その右手には水月
 君は何故この境界を越えてしまったのか
 さぁ 唄ってごらん―――」

>[Ike]
神への供物  生贄という名の因習
(The offering to a cruel god. Its sacrifice is the name of the ritual.)
加害者は誰で 被害者は誰か?
(Who is the assailant? and who is the sufferer?)
運命は犠牲者を選び また屠るのだろう・・・
(Destiny selects the victims and buries them deep...)


>[ミーシャ]
朧気な ...記憶を ...辿って ...
曖昧な ...自分を ...描いた ...
どんな ...顔で ...笑い ...どんな ...声で ...歌ったのか ...

空に浮かぶ ...白い ...月(フェンガリ)が ...
何故 ...この手に ...あるのか ...

嗚呼…そうだ…私は…
彼に…殺されたんだっ…た……


>[ミーシャ]
私は何時からか 光を失っていた
『聖なる詩人の島(レスボス)』にいた時分には もう既に失っていた
あんなにも美しい情景が 暗闇に閉ざされたのは
神域のあの『死と嘆きの風の都(イーリオン)』で 血を流したせいかしら?

嗚呼 私は運命を受け入れる 気付かない振りしてきたけれど
もう これ以上は偽れない 私は誰も傷つけたくないから

過ぎ去った季節の 眩い光の中で 懐かしい記憶の奥で
思い出すのは 愛されていた あの 幼き日の思い出

決して戻せない季節の 淡い光の中で 懐かしい記憶の奥で
<女神の白糸(いと)>に導かれ <星女神の光(ほし)>に導かれ 聖女(イアリア)の道を歩んだ 嗚呼……


>[スコルピオス]
弟が産まれた事に憤ったのか、
嫉んだからなのか、今ではもう判らない。

雷の王を殺した時、理性も共に死んだのか、
星女神の神殿へ乗り込み、生贄を探した……!


>[兵士]
「探せ!」

>[レナ]
「大変だわ大変だわ、大変だわ大変だわ!」
>[カティア]
「レナ、落ち着きなさい」
>[レナ]
「だって、怖いわよ!」

>[フィリス]
「あなた方…夜分突然如何なる御用ですか」
「ここを星女神(アストラ)の神域と知っての狼藉ですか!無礼は許しませぬ!!」
>[兵士]
「おまえか!」
>[フィリス]
「あっ」

>[ミーシャ]
「いいえ、その方はあなた方の探している人ではありません。あなた方が探しているのは、この私です」
>[兵士]
「その女を捕えろっ!」
>[フィリス]
「ミーシャ・・・!」


>[スコルピオス]
どれほど信じて祈っても 救ってなどくれなかった……
例え相対者(あいて)が女神(Moira)でも そう王位(スロノス)さえあれば 嗚呼 手に入れてやろう――

「≪神々の楽園≫(アルカディア)!」

「妾腹(めかけばら)と蔑むなら蔑むがいい...世界の...王になるのはこの私だ!」


>[メルヒェン]
「なるほど。それで君は水底に沈んだ訳だね。
 この 星女神の神域で。
 流された血は 宵闇に流される血で贖うものさ。
 さぁ 物語を続けようか―――」


>[ソフィー]
やがて香しく 花開く乙女達
美しく散るのも それもまた《花の命》(じんせい)
遠く離れた場所で 私はこう呟いた――

「ミーシャ、先程訪れた青年は、
貴方に良く似た眼をしていたわ……」

そう その神殿に 着いたら 探せばいい
もう すぐ辿り着く 彼女の屍体の元


>[エレフ]
「うあぁぁぁぁ、ミーシャー!!」


>[ミーシャ]
嗚呼 私が本当に 欲しかった物
>[エレフ]
水面に映る月 手を伸ばす
>[二人]
エレフ 嗚呼 愛しい人よ
<ミーシャ 嗚呼 愛しい人よ>
 哀しみは 憎しみじゃ 決して癒せないわ
<悲しみを 憎しみで 激しく彩る>
 宵闇に唄が 響くだけ
<宵闇に唄を 響かせる>
 私の片割れと今 さよならをしよう
<私の片割れと今 再会しよう>


>[Ike]
天翔る星屑  星女神の憤怒
(Stardust shoots across the sky, Aster's fury.)
寵愛する勇者に授けしは弓矢 神域を侵せし賊には神罰を・・・
(A bow and arrows are granted to the doted braves, implore Aster to punish the
burglars who invaded her territory...)


>[メルヒェン]
「彼等には、何故か妙な親近感を覚えるね」
>[エリーゼ]
「知ラナイトハ言エ、兄弟同士デ殺シアウナンテ…ヤッパリ人間ハ憎シミ合ワズニハイラレナイノネ!アハハハハハハハ!!」

++++++++++

感想上げるだけ上げたら満足して、今回の替歌載せるのをすっかり忘れてました。
きみから!でやらせていただきました、「青き伯爵の城」の替歌です。
解釈が至らず、結局不完全な形でのお披露目となりましたが、本番ではこの様にやらせていただきました。
何か、良い歌詞が思いついた方は、ご一報いただけると嬉しいです(笑)
「冬が生まれて往く世界」



朝「生まれて来る物語(Roman)…」
夜「死んで行く物語(Roman)…」

冬「此れは、もうひとつの伝言(メッサージュ)」


冬:
この世界には 終わりはないんだ
変わらぬ想い 数多の時代を
歌ってきたんだ そしてこれからも
歌ってゆくんだ 僕らの物語(Roman)を…
焔は消えてもなお灯り 新しい生で地平を包む
海も大地も空も夕陽の丘も 全て僕の…僕の世界になる


夜「廻る(まわる)風車」
朝「煌めく宝石」

夜「廻る(めぐる)焔」
朝「双子の人形」

夜「朝と夜の狭間で」
朝「灯される第五の地平」

夜「紡ぎ継がれてゆく」
朝「終わらない物語」

夜「冬は次の物語(Roman)へと繋がってゆく…」


夜/冬:紫(死)は全てを慰め…全てを救うのだろうか?
朝/冬:青(生)はこの命を…この痛みを運ぶだろうか?


朝「生の光…」
夜「死の光…」

朝「愛する者と再び繋がる時を」
夜「二つの光は照らし続けるだろう」

母「…しあわせにおなりなさい、イヴェール」


冬:僕は全てを赦し…全てを愛せるだろうか?
  僕はこの世界を…この世界を望むだろうか?

朝/夜:
 さぁ早くお行きなさい…怖がらなくていいんだよ
 君はこの地平で…ひとりで歩いて往けるから…


冬「だからもう、悲しまないで。
  産もうとしてくれたこと、それだけで僕は…幸せでした」

朝「冬は次の物語(Roman)へと生まれていく…」


朝/夜:
 I rewash to loop failure by the Roman.
 They're refreshed to loop foul law by the Roman.

賢者(↑のコーラスと被せて)
 「君が望む地平に繋がるまで 何度でも廻り直せばいい……
  約束されし無慈悲な夜が明ければ また新しい朝が訪れるのだから…」


→ † → † → † → † → † → † → † →


 第7回「きみから!」で唄わせて頂きました「キミが生まれてくる世界」の妄想物語組替曲をぺたり。
 イヴェールを生まれさせたかったのです。
きみどりお疲れ様でした!Schwarzweiβ 〜霧の向こうに繋がる世界〜★替★をさせていただいたミヤキです。恒例の歌詞どーん!にやってきました。
今回は硝子の棺で眠る姫君verということで、1番→雪白ちゃん、2番→王子イメージで、硝子の時空列意識で作ってはおります。
大変聞き取りづらかったと思いますが、こんな感じのことを歌っておりました。
------------------------------------------------------------------------

亡母の愛<ひかり>が欲しくて 暗闇に手を伸ばす
彼女を待っていたのは 継母<はは>の謀略

――そして二度と帰らぬと交わした約束
抱いたままに彷徨いながらも
進む彼女は行く手を遮る森を
宵闇の中進んでいく

硝子の中で眠り運命を待つ物語
赤い林檎<アッフェル>..青い毒<ギフト>..彼女は謳う
継母<はは>にささげる復讐の歌<アイネ リート デア ラッヘ>を


想いを込めても言葉は時に無力で
行動した者だけが真実を掴む

――かくて胸に煌くまだ見ぬ理想を
探し求め西へ東へ
宵闇の中迷い込んだ森で
誰より美しい女性<ひと>を見る……

女神の糸をたどり運命を探す物語
赤い花<ブルーメ)..青い空<ヒンメル>....彼は挑む
無慈悲な闇の悪意<テュッケ>へと・・・・


恨みの数だけ...繋がる物語…
指揮棒<タクト>に乗って...宵闇に響くだろう…
贖わせるよ何時か...嗚呼...孤独<独り>じゃないから…
困難な途でも...今日が最低でも...謳うならきっと……

――やがて闇に響いた彼女の願いは
翼を広げて世界を廻り
散らばる絶望を集めまどろみから覚めて
復讐の力解き放つ……


7つの罪を描きイドが謳う物語
赤い靴<シュー>...青い顔<ゲズィヒト>...彼は嘆く
僕の理想の花嫁<アイネ ブラウ >はと・・・
しゅりおつでした!
宵闇の唄★替★の歌詞を投下させていただきます!

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「母なるものは目醒め」
「混沌より子を成した」
「朝と夜、太陽と月が生まれ」
「次に大地と海原」
「天空双神の眷属が生まれ」
「最後に死すべきもの」
「即ち人間を創った」


時を運ぶ縦糸...命を灯す横糸...
 (Khronos, the vertical bearer of time .... Bios, the horizontal flame of life ....)
其を統べる紡ぎ手...其の理を運命と呼ぶならば...
 (The weaver of the universe uses both strings .... If this is the reason we call it destiny ....)
嗚於...女神よ...貴柱はどんな世界を織り上げるおつもりか?
 (Oh ... Goddess, what kind of world will thou weave?

縦糸は紡がれ...
( as the Khronos is woven,)
運命の歯車は再び 静かに廻り始める...
The cogwheel gently starts to revolve again ....

「"Moira"」


【Θ】
私は『誰』なのか? 最後に記された 神代の終わりを 宵闇が染めてゆく
冥府の闇の中 空を見上げていた 私は神からも蔑まれていた

生きとし生けるもの 何人たりとも 死の約束から 逃れるものはない
何の為かなんて 誰の為かなんて 憶い出せぬ儘 運命に従った

苦痛に歪む顔 悲痛に喚く声 戦慄と嘆きの中で
嗚呼 別離(わかれ)は運命(さだめ)故に 粛々と受け入れ給え 嘆いた処でもう手遅れさ

遂に 女神が 紡ぎ織った 喜劇の幕は上がった
神話の終焉のとき!


【Θ/詩女神】
死せる今 幾ら憾めど 刻は既に遅く
お嬢さん 君は独り 夜の旅路 彷徨う屍体

偶然に出逢った物語 嗚呼 此れも運命
小さな口 七の苦悩 忘れぬ間に紡ぎなさい さぁ――

【詩女神】
“Kam! Die Nacht kam! Das sechste Märchen lalala...”
(カム! ディー ナハト カム! ダス ゼクステ メアヒェン)
“Kam! Die Nacht kam! Das sechste Märchen lalalala... ah,ah”


【Θ】
蝕まれし日から 回り出す歯車 神託に潜む 女神の罠
物語の策者は 作為的な嘘で 錯落なる幻想を紡ぐ

光と闇が織り成す世界の中に 愛と憎悪が溢れる


【エレフ/ミーシャ】
夕日の赤に忍び寄るさそりの影
憎しみの焔は揺れ躍る
夜空のふた星を見上げながら
君の無事を(E願って/M祈って)いた

水面に映る蒼い月 綺麗だねと嗚呼...手をのばし

【エレフ/詩女神】
“Kam! Die Nacht kam! Das sechste Märchen lalala...”
(カム! ディー ナハト カム! ダス ゼクステ メアヒェン)
“Kam! Die Nacht kam! Das sechste Märchen lalalala... ah,ah”


「私の負けだ。さぁ、殺すがいい!」
「このレオンティウス、女を貫く槍は持っておらぬ」 
「気に入ったぞ、レオンティウス。いずれお前は私のものになるのだ。忘れるな!」


「運命の白き糸を人は紡げない。ならば…
天空(てん)を大地(ち)を人間(ひと)を 己が運命(さだめ)を愛し
哀しみをも糧にできる 女(はな)になりなさい」

「はい、先生!」

【エレフ(影ナレ)】
「青き銅の時を切り裂くように、獣は鉄の鎧を纏う」  

【詩女神】
歓喜の歌&展覧会の絵
(原曲通り)

【ソフィア】
「ミーシャ…先刻訪れた若者は、あなたとよく似た目をしていたわ…」

【Θ】
「息仔ョ(ネクロス)...失ウコトノ耐ェ難キ痛ミニモ...モゥ慣レタカィ?」

「うわぁー」


【エレフ】
誰かに名前を呼ばれて目醒めた…闇へ至る洞の中で…
【Θ】
私ハ冥府ヲ統ベル死ノ王サ…運命(Moira)へ至ル闇ノ中デ…
【エレフ】
闇に墜ちる意識の中で響く…何も残ってはいないと…
【Θ】
夕闇に踊る深紅と漆黒の影…神託問う無慈悲な声…
【エレフ】
人を殺めて…未来奪った…
奴が裁かれず…生き延びるなど…赦しはしない…


【エレフ】
死(タナトス)の力を得 凶行へ羽ばたいた 旋律が絡み合う夜に
嗚呼 復讐は罪が故に 粛々と受け入れ給え 嘆いたところでもう手遅れさ

君は 今は奴隷の身だが 運命に抗うなら
その鎖解き放とう!!


【エレフ/詩女神】
消える影 腕を伸ばせど 闇は既に深く
お嬢さん 君の輝き 在りし日々は 過去の残照

王達が夢見た楽園 嗚呼 然れど忘却
小さな川 緋い葡萄酒 乾かぬ間に紡いでいこう さぁ――
死の歴史を!


「勇者デミトリウスが仔、レオンティウス。私が相手になろう!」
「望むところだ!」

「アメトゥストス…!ヘレーネスのお前が、何故バルバロイの侵略に加担するのだ!」
「祖国が私に何をしてくれた!愛する者を奪っただけではないか。笑わせるな!」

「Moiraよ…。これが貴女の望んだ世界なのか!」
 第9回きみなら、しゅりおつでした!
 当日歌わせて頂きました、この狭い鳥籠の中で★替★の歌詞をぺたりさせて頂きます。


→ † → † → † → † → † → † → † →


【この狭い古井戸の中で】



メル:
 丸く切り取られた夜空(そら) 地に墜とされた私の世界
 腕の中目を開けた君は 月光のように 妖しく微笑った……

エリーゼ:
「ウフフッ、愛シテルワ、メル。
 コレデ私達、ズットズーット一緒ネ! アハハハハハ…!」


メル:
 冷たい闇の中に 立ちつくすままの
 手を伸ばし ぬくもりに触れて 守られるままの
 弱き存在

 ひかりが欲しかったけど それがどんな物か 知らなかったよ……

 不思議な出来事により 開かれた視界(せかい)
 母とふたり 人目を避けて 寄り添って生きる
 陰の存在

 淋しさの中にいること それがどんなことか知らなかったよ


メル/ベト:
 君に遇うまでは(遇うまでは)ぬくもりの色も(その色も)
 ひかりの意味も(その意味も)知らなかったよ……

 君は――嗚呼 私だけの翼 外に広がる世界を
 嗚呼 優しい君の瞳 教えてくれた

 鬱蒼と生い茂る夜の森 足下に綺麗な花を
 頭上に星屑散りばめて 二人は笑った……


ベト:
 どんな幸福な出逢いにも 別離の日がある
 そして それは突然訪れる 斜陽の接吻

 せめて私の代わりに、この娘を一緒に連れていってね


「メル、絶対、絶対迎えに来てね!」

※メル、エリーゼに気を引かれて井戸の後ろまで戻る。


メル:
「私はその後、見知らぬ男達に騙され、
 墜とされた井戸の中で意識さえも奪われ…」


※ここから先ラストまで、メルベトで違う歌詞を同時歌唱してました。

ベト:(※原曲と同じです)
 無情に流れる時がもたらしたものは
 嗚呼 君のいない灰色の季節と 唯 望みもしない婚礼
 現在 水面に揺れる面影 すり抜ける過去の幻燈
 衝動は枯れるまで 情欲を湛えるけど
 自我は知っている 《彼以外もう愛せない》と

 狭い鳥籠の中 翼を亡くしたこの世界で
 地に墜ちるその刻まで 月光のように 羽ばたいてみせよう……



メル:
 無情に流れる時がもたらしたものは
 嗚呼 君のいない灰色の記憶と 唯 恨みを謳う衝動
 現在 水面に浮かぶ月影 すり抜ける過去の記憶(ひかり)
 衝動は枯れるまで 情欲を湛えるけど……

※エリーゼに耳を塞がれて我に返り、歌うのやめる。
 エリーゼに人形を渡し、引き替えに指揮棒を受け取る。

 狭い古井戸の中 ひかりなくしたこの世界で
 闇に染まるその刻まで 月光のように 舞い降りてみせよう……


エリ:
「ウフフ…愛シテルワ、メル。ズットズーット、二人デ復讐シ続ケヨウネ。
 オ馬鹿サンノ復讐ヲ手伝ウ事コソ、私達ノ復讐。此レナラ、永遠ニ続ケラレルワ!
 ダッテ、人間ハ憎シミ合ワズニハイラレナイ生キ物ナンデスモノ! アーッハハハハハ!」


メル:
「さぁ、復讐劇を始めようか…」
しゅりおつ!
忘れないうちに、第11回『ともだち』の紅蓮の弓矢★替★の歌詞をば…。

【エレフ/レオン/詩女神】
Who is the assailant? and who is the sufferer?
(加害者は誰で 被害者は誰だ?)

【詩女神】
ah...ah...ah...ah...ah...ah...attack on Hellenes

ah...ah...ah...ah...ah...ah...attack on Hellenes


【レオン】
踏まれた花の 名前も知らずに
地を睨む獅子は 《時局(かぜ)》を読み奔る
何度攻めたとて 決して揺るがない
神々(かみ)に護られし イーリオンの壁は

【エレフ】
屍踏み固め 作る壁を崇む民よ
紛いの信託 問う宵に
死せる乙女の祈りを

【エレフ/レオン】
奪われた屈辱は 反撃の嚆矢だ
城壁のその彼方 獲物を屠る《狩人(two beasts)》
迸る《殺意》にその身を灼きながら
黄昏に緋を穿つ 紅蓮の双刃(やいば)


【アレク】
「私の負けだ…さあ、殺すがいい!」
【レオン】
「このレオンティウス、女を貫く槍は持っておらぬ」 
【アレク】
「気に入ったぞ、レオンティウス。いずれお前は私のものになるのだ。忘れるな!」


【エレ】
《聖なる島(レスボス)》に辿り着く  《私の片割れ(かのじょ)》の足跡
【タナ】
蠍放ち追い詰める 決して逃がさない
【エレ】
冥府の剣取り攻める かつての故郷は
【タナ】
失う痛みの果て 何を与えた?

【エレ/タナ】
獲物を殺すのは
≪凶器(どうぐ)≫でも 技術でもない
研ぎ澄まされた 己(/お前)自身の殺意だ

【エレフ/詩女神】
Wir sind die Αθάνατοι(アタナトイ) 焔のように熱く
【タナ/詩女神】
Wir sind die Αθάνατοι(アタナトイ) 氷のように冷ややかに
【エレフ/詩女神】
Wir sind die Αθάνατοι(アタナトイ) 黒き剣のもと
【タナ/詩女神】
Wir sind die Αθάνατοι(アタナトイ) 全てを貫いていけ


【エレフ】
「奴がアルカディアの……憎き地の国王……ミーシャの仇!!」 
【レオン】
「勇者デミトリウスが仔、レオンティウス。私が相手になろう!」 
【エレフ】
「望むところだ!!」 

【レオン】
「アメテュストス……へレーネスのお前が何故、バルバロイの侵略に加担するのだ」 
【エレフ】
「祖国が私に何をしてくれた……愛する者を奪っただけではないか! 笑わせるな!!」 


【エレ】
歴史を作る事が出来るのは
己を捨てる事が出来るもの

何ひとつ≪覚悟≫等 背負わないままで 国を統べよう等と……

【エレ/タナ】
暗愚の想定 唯の幻影 今は無謀な勇気も
「自由」の尖兵 賭けの攻勢
奔る奴隷に勝利を!

【エレフ】
架せられた不条理は 進撃の嚆矢だ
奪われた其の「運命(かみ)」と「未来(せかい)」を望む≪あの日の少年(エレフ)≫

【エレ/タナ】
止めどなき≪殺意(しょうどう)≫に 其の身を侵されながら 宵闇に≪紫(し)≫を運ぶ
冥府の双刃(やいば)

【詩女神】
ah...ah...ah...ah...ah...ah...attack on Hellenes

ah...ah...ah...ah...ah...ah...attack on Hellenes

(以下原曲通り)
ついでに、こちらに投下するのを忘れていたようなので一応…。
前回(第10回)やったBaroque★替★です。

( )内は、もとの歌詞です。
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(主よ、私は人間を殺めました。)
ヤンマニ一緒だった領復君を捜し、お化けモミの木をトイザらス!

(私は、この手で大切な女性を殺めました。)
浜辺でフゥー!冥府へぼーん!仮死状態なう…からのロンギヌス!
ヘビィな槍は思いやり。

(思えば私は〜)
膝枕で生き返った王様君は、妹捜索中なうのエレフの運命をも巻き込み
ついに辿り着くべき場所、

(私が認識している世界と、他人が認識している世界。)
エロマンガ島へと上陸したのであった!

(私が感じている感覚と、他人が感じている感覚。)
エロマンガ島…そこは美しい島でした。

(『違う』ということは〜)
港へ停泊していると、王様君は浜辺で何やら憤っている男…いや、イケメンの姿を発見しました。

(楽しそうな会話の輪にさえ〜)
【イド】
「おいハンス!誰だ裸体の美女が待っている、と言ったのは!
もうお前の言う事など信じないぞ!地上の楽園…もとい痴女の楽園だなどと
全くの出鱈目じゃないか!」


(そんな私に初めて声を掛けてくれたのが、彼女だったのです。)
【ハンス】
「船長ー船長ー!見つけましたぜ!絶世の美女!が、声を掛けた瞬間凄い勢いで逃げられたんでさぁ」

(美しい少女でした〜)
【イド】
「何だと!」
【ハンス】
「あんまり魅力的な熟したヒップに見とれてるうちに…」
【イド】
「熟したヒップだとッ!そ、それはけしからん!」
【ハンス】
「お頭はおっぱい派じゃなかったんで?」

(最初こそ途惑いはしましたが、)
【イド】
「煩いッ!おっぱいもいいがヒップも好きなんだ!」

(私はすぐに彼女が好きになりました。)
それを聞いていた狼。

(私は彼女との長い交わりの中から、多くを学びました。)
【エレフ】
「なにっ!熟したヒップの絶世の美女だとッ!そんな女性は、ミーシャ以外居ないじゃないか!」

(『違う』ということは『個性』であり〜)
兄バカである。
(諸君はキートン山田の声で再生してほしい by革命先生)

(大切なのは『同一であること』ではなく、お互いを『理解し合うこと』なのだと。)
【エレフ】
「その美女はどこへ行った!?」
【ハンス】
「ヒイッ!や、や、山のほうでさぁ」

(しかし、ある一点において、私と彼女は『違い過ぎて』いたのです。)
それを聞いた二人は、我先にと駆け出しました。


(狂おしい愛欲の焔が、身を灼く苦しみを知りました。)
逃げる男の名はエレフセウス、追い掛ける男の名はイドルフリート

(もう自分ではどうする事も出来ない程、私は『彼女を愛してしまっていた』のです。)
一人取り残された王様君は、唯呆然と立ち尽くしたまま…

(私は勇気を振り絞り、想いの全てを告白しました。)
【イド】
「抜け駆けは許さん!生きとし生ける全ての美女は私のものだ!」

(しかし、私の想いは彼女に『拒絶』されてしまいました。)
【エレフ】
「何だと!お前らのようなケダモノどもに、大事な妹を渡してたまるか!」

(そのときの彼女の言葉は、とても哀しいものでした。)
【イド】
「なにっ!美女はお前の妹なのかッ!?おにいさまーー!」

(その決定的な『違い』は、到底『解り合えない』と知りました。)
【エレフ】
「えーい、お前にお兄様とよばれる筋合いはないわ!」


(そこから先の記憶は〜)
イドの射程にエレフが入ったその時、エレフは崖を踏み外し…
「うわあああああああああああ」


(縺れ合うように石畳を転がる、《性的倒錯性歪曲》(Baroque)の乙女達。)
縺れ合うように崖を転がるバロックの漢達…。

(愛を呪いながら〜)
疾り出した衝動はもう止まらない。転がり落ちた崖の下には、井戸がありました。
\いーどーはーうーたーうー♪/
フラグか!?と思いきや、ヒョイッと避けて間一髪。

(誰も赦しが欲しくて〜)
かの大林氏の小説ならば二人の魂が入れ代わるところだが
これは私、革命の物語である。

…即ち!

≪エレフリート爆誕≫

(ー激しい雷鳴〜)
エレフの善なる心とイドの下心が融合し、エレフリートが誕生したのである。
残ったエレフの悪の心は、いくつかの地平線をさまよって、復讐劇を手伝っている人と
融合するが、それはまた別のお話。

【エレフリート】
「エロマンガ島なんかに寄ってる場合じゃなかったぁぁぁぁぁぁ!!!」
人に「歌詞UPを楽しみに」と言っておきながら、自分は上げてない事に気づきましたので、第10回キミセカ★の歌詞を置いておきますね。

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キミが生まれてくる世界★替★(シュリホラ替歌)

数多の声と眩い照明で紡がれる物語…

今日はいっぱい話そう…
ボクらが立っているこのステージのことを…

この場所には 終わりはないんだ
変わらぬ想い 数多の舞台を
歌ってきたんだ そしてこれからも
歌ってゆくんだ ボクらのステージを…

例え失敗してもなお歌い
新たな声で舞台を包む
ステージも袖も観覧席も
全てキミの…キミの世界になる

原曲 妄想物語組曲
シンプルな曲 凝られた曲
涙ある曲 笑いある曲
語り継がれてゆく 終わらない物語

シュリホラは次の地平線を探し歩んでゆく…

一つのミスは全て…全てを流すのだろうか?
声はこの世界を…この世界を満たすだろうか?

日程発表…参加表明…
曲抽選…メンバー集め…
ES提出…迫りくる日程…
始まる修羅場…迎える当日…

今日はいっぱい話そう…もうすぐ
キミが立つであろうこのステージのことを…

キミは全てを認め…全てを愛せるだろうか?
キミはこの舞台を…この世界を望むだろうか?

さぁ早くでておいで…恐がらなくていいんだよ
ボクはこの舞台を…ボクはキミを待っているから…

もうすぐ舞台に立つキミと…ボクとの約束…
今度はボクがキミを…絶対ボクがキミを助けるから…

シュリホラは次の地平線を探し流れてゆく…

I wish to have reunion at SH...
If can't have it yet we still be fellow...

結局私達はこのステージから逃がれられませんでした
…されど憐れむ必要はないのです
ワタシもアナタも誰ひとり逃がれられないのですから…

めでたし…めでたし…
しゅりっつ!
第11回ともだち にて歌わせていただきました『ルクセンダルク紀行★替★』の歌詞です。
(ちなみにSHオカン紀行(仮)というあまりにもアレな仮称があったりしますが、正式名称は決まりませんでした)
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(原曲:カルディスラ)
【Revo】
『Chronicle――君との約束、受け継がれる想いを母親はその身に宿して』
【イリア】
石畳 黒い影 逃れ進む途(みち)
詩(うた)と書が創る 長い歴史を 君は未だ知らぬまま
人は皆 心に 哀しい季節(とき)を抱いて
それでも いつか 笑えるから 灯火を絶やさないわ...
白鴉が飛び立つ雲間... ハジマリの空……

(原曲:ラクリーカ)
【Revo】
『Tanatos、lost―逃げる者、忘れた者、それぞれの母が抱く子の行く末は』
【銀色の馬車の母(以下銀)】
凍てつく雪の原に 儘 足跡残して...
凍てつく銀の馬車に 只 追われ逃げ惑う
【ゆりかごの母(以下ゆ)】
岬へ 向かうなだら かな坂道進んだ...
穏やかな日差しの下 行き交い笑う人々
【銀】
黒衣の影は 燃える手を振り翳し
眩い光 目覚めた時にはもう...
【ゆ】
昼も夜も 絶え間なく ゆら ゆら

(以下同時)
【銀】抱いているその 子はもう骨になっているというのに
【ゆ】雪原に………… 埋めたのは 愛しいわが子の亡骸

【ゆ】
喪失を唄う物語では 君が生きるには犠牲がかかる
【銀】
生命の値段って幾らなのだろう? 素朴な疑問に答えなどなく...
【ゆ・銀】
――死の見つめるその先に 流れておゆきなさい

(原曲:フロウエル)
【Revo】
『Elysion――娘もまた母になり娘を生むのならば』
【ラフレンツェ】
昼間でも薄暗い 山小屋の内側で
肥大した欲望と 自意識に濡れたまま
作られた楽園で 笑う『E』(エリス)朽ちる『A』(アビス)
開かれた扉の 先にある《楽園》(エリュシオン)
箱舟歪ませて 望んだ収穫を
犠牲を厭わずに 星屑に腕を伸ばすの
悪魔に従えば 対価・報酬・金貨(コイン)
沈む天秤を押し上げ 笑う私の『E』(エリス)に会えると
仮面に隠された 素顔のままの自分と
望みを叶えた《鍵穴》 それには目を背けたまま
狂い咲く 曼珠者華(リコリス)の 向こう側...
扉は開かれた……

(原曲:グランシップ)
【Revo】
『Roman――母は待ち続ける、二つの風車が再び繋がる日を』
【クロエ、あるいはRomanの母】
狭間にて蕩(たゆた)えば 蝋燭に焔(ひ)は灯り
君の生を 祝して踊る
流れる物語(ロマン)追いかけて 人形が廻りゆく
地平線の遥か彼方 何を見るのでしょう
繋がる世界が 紡ぎ出す物語
星屑の絆...移る四季...葡萄酒の陶酔(ゆめ)...
巨大な風車を見つめる天使(アンジェ)の像...
明日の君はそれを許せるだろうか?
今... 波も閑か...
穏やかな時間(とき)の中で 嘘は黄昏に混ざる
さあ...いっておいで……

(原曲:エイゼンベルグ)
【Revo】
『Moira――母なるモノは今日も糸を紡ぐ』
【ミラ】
夕日燃える 故郷を背に
る─┐
↑回↓
└─る  車輪の先
疲弊しきった 人々の群れ
死と嘆きと風の都
黒い死の影を 背負って...歩んで...積んだ...
高みの王には 聞こえない...届かない...無理もない...
荒れ狂った嵐女神(シェーラ)の気紛まぐれで...為す術なく...
三度(みたび)...運命(さだめ)に 裂かれ...隔てられた...双子(ディデュモイ)
平和を守るために運命に従って 自分を殺し贄となった巫女と
片割れに会うために運命に抗って 敵を殺す剣を取った男
争いを繰り返す戦いは終わらない やがて冥府の王の囁きが
兄弟と母を屠り神々に牙を向く 紫眼の狼を生み出した
――そんな話を聞いて君は何を想った?
問いに惑い→解を違え→累の海に堕ち






 、










(原曲:エタルニア)
【Revo】
『Marchen――いかにして母親は復讐に至ったのか』
【テレーゼ】
細い蔦をその身に纏う 古い井戸の呼び声に
私はついに歩みを止めて 耳を傾けた
魔女の噂この身に纏い 深い森に囲まれた
幸せな日々襲った悲劇 笑みを凍らせた
魔女狩りの火は...あの日...瞬きの間に...押し入り...
嘲笑いながら...私の光...奪い去った...
もう一度春を望むのは 赦されざる罪なのでしょうか
それでも...せめて...愛しい君よ 安らかに...

【母's】
想い出す...君を愛した日々...
忘れない...君を望んだ日々――
 し あ わ せ に お な り な さ い
しゅりおつでした。
第12回<あらぶる>にて歌わせていただきました、焔★替★(『辿りつく詩』風味)の歌詞です。
『辿りつく焔』と前日から呼んでおりましたが、
例によって特にタイトルは決めておりません。

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【ルーナ】
「幾許かの平和と呼ばれる光
 其の影には常に悲惨な争いがあった
 葬列に参列する者は 皆一様に口数も少なく
 雨に濡れながらも 歩み続けるより他にはないのだ…」

瞳を閉じて暗闇に 吐息を重ねる
そっと触れた温かな光は 小さな鼓動
否定接続詞で綴じた書物が 歴史を操る
そっと振れた灼かな光は 誰かの『焔』…

気付けば道程は 常に苦難と共にあった
耐えられぬ痛みなど 何一つ訪れないものさ…

暴虐に笑う白い薔薇 哀しみに立ちぬ若き赤薔薇
我等が歩んだ此の日々を 生まれる者に繋ごう…
瞳に映せぬ蒼い空 涙を溶かした碧い海
我等が愛した此の世界を 愛しい者に遺そう…

【白薔薇】
「この世で一番美しいのは誰じゃ?そなたの詩で称えてみよ」

【エンディミオ】
「私の世界では、陛下は二番目にお美しい...
 枯れてしまった花の美しさ...それは、追憶という名の幻影...
 例え、気高く美しき薔薇でさえ...
 花である以上、枯れてしまった花には及ばない...」

【白薔薇】
「そなた、余に枯れてしまえと申すのか!?」

【ローザ】
「皆にもう一度誇りを取り戻して欲しい!
 祖国を愛する心を、この国は皆が愛した故郷に戻れるだろうか?
 冬薔薇は枯れ、今遅い春が訪れた...
 私は此処に誓う!光の女神(ブリジット)に祝福される薔薇になると!」

【ルーナ】
嗚呼… 朝と夜 は繰り返す 煌めく砂が零れても…
嗚呼… 朝と夜 は繰り返す 愛した花が枯れても…
嗚呼… 朝と夜 は繰り返す 契った指が離れても…
嗚呼… 朝と夜 を繰り返し 《生命》は廻り続ける…

美しい『焔』を見た 死を抱く暗闇の地平に
憎しみ廻る世界に 幾つかの『愛の詩』を灯そう…

【ルーナ】
「何れ程夜が永くとも
【全員】
 何れ朝は訪れる―――」

【ルーナ】
弱い自分に負けぬように 愛しい貴方の名を背負い
小さな唇で紡いだ 先にいずれ――辿りつく
詩は夕闇に陽を灯し 枯れてなお花は凛と其処に咲く――
貴方が綴ったこの詩を 生まれる者に贈ろう

「歴史が書を創るのか 書が歴史を創るのか
 永遠を生きられない以上 全てを識る由もなく
 ただ生きた歴史を繋ぎ続ける 我らの旅路
 離れた者が再び繋がる日は 訪れるのだろうか」

【エンディミオ】
「懐かしき調べ」
【ルーナ】
「其れは誰の唇か―――」
【二人】
「嗚呼…その詩を綴ったのは」

「大切なものに/大切な人に 辿りつく詩……」

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本番と若干歌詞が違うのはご愛敬。
【人々が愛した楽園〜Shrimp Horizon〜(神々が愛した楽園〜Belle Isle〜★替★)】
シュリホラは生まれ…想いは紡がれ…軌跡は唯記される──

(Shrimp Horizon)

嗚呼…物語は詠うように紡がれ続ける……

その地下へ進む先にある ステージ照らし揺れる≪照明(ひかり)≫…
その≪照明(ひかり)≫を希望と呼ぶなら → 其の場所は舞台と成るでしょう…
何時しか其処で(枠を)奪う者と奪われる者が生まれた…
その思いを天秤に架けて → 駆け引きは廻るでしょう…

舞台を彩った仔らを忘れない…
その笑顔も…その喜びも…嗚呼…遠き舞台を…

彼等はやがて物語(ロマン)紡ぐでしょう…そしてその舞台が終えても…
我等は物語(ロマン)記すのでしょう…紡がれた≪五年(とき)≫の歴史を…

(Shrimp Horizon)

SHRIMPは皆の思い描く画布(がふ)と化し…実行委員は立ち上がり舞台を生む…
皆の思惑が幾重にも絡み合い…舞台へと繋ぐ≪門(ゲート)≫は開かれる…
度重なる開催に疲労は重なり…連続開催ではなく暫しの安息を望む…
草木が水に惹かれる宿命のように「サンホラ★LIVE風コスカラ」は一年後に復活した……

その意気を積み上げて ← 舞台は築かれる…
弱い心でそれいけと… 舞台の上
それなにと尋ねつつも ← 舞台で咲き誇る…
ネタが溢れる舞台も… それありだと

君達悩む後…君から助け出し…君努力を重ねて…
君ならどうするか…それは誰得で…次第に友達増えて──
そして…

彼等はこの<あらぶる>に立つでしょう…そしてこの<あらぶる>終えても…
またあの舞台に向かうのでしょう…胸秘めた≪人々(たみ)≫の想いを…
嗚呼…彼等はやがて物語(ロマン)紡ぐでしょう…そしてその舞台が終えても…
我等は物語(ロマン)記すのでしょう…紡がれた≪五年(とき)≫の歴史を…

彼等は手に『音響機器(マイク)』…身体(み)に『名札』……瞳に『地平線(せかい)』を──

(Shrimp Horizon)

嗚呼…物語は頁(ページ)を捲るように紡がれ続ける →
しゅりおつです!!

遅くなりましたが、12回<あらぶる>にて希望へ向う譚詩曲★替★の歌詞です。
★替★ってする予定で提出して、いざ歌詞を考えたときに、あまり変えるところがなかったので、あまり替歌らしくはないですが、一応クロニクル風味です!

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何処までもずっと続くと思ってた 日常は儚く崩れて消えた
退屈だとさえ感じて軽んじてた 幸せのその本当の意味に気付いた

満ち足りてなかった 訳じゃなかったんだ
僕達はそれをもう一度 取り戻そうとしたんだ

上手くやれたと思ったことでさえ 歴史の終末を知れば無力で
幾度も困難にぶつかっては立ち止まり 予言書のその本当の意味に気付いた

諦める事に慣れた 訳じゃなかったんだ
僕達はそれにもう一度 立ち向かおうとしたんだ

鎖(とざ)された暗闇(やみ)の中 希望(ひかり)を感じたんだ
君の瞳(め)に 言葉に 後ろ姿に
喪(うしな)う為だけに 生まれた訳じゃないと
思えたのは 信じられたのは そう 君がいたからさ

「ボクのことは愛さないで欲しい。
ボクは、もうすぐキミの世界から消えてしまうから。
ボクのことなど忘れて生きてゆくんだ。
これから手にするモノを愛する為に、キミは生きてゆくんだ。
生き延びるんだ。どんなことがあっても生き延びてゆくんだ。
どんな困難が訪れようとも、絶対諦めたりはしないんだ。
<時を超え甦るハジマリの地平線>(クロニクル)
それがボクとキミとの、たったひとつの約束……。」

凍りついた現在(とき)の中 未来(あした)を感じたんだ
君の手に 笑顔に 戦う姿(すがた)に
嗚呼 別れる為だけに 出逢った訳じゃないと
思えたのは 信じられたのは そう 君がいたから

何の為 誰の為 戦えばいい? 遠過ぎて 近過ぎて 時に見失う
傷ついても 裏切られても 世界を知る痛みを怖れないで

(Chronicle of beginning)
(Chronicle of beginning)

真っ直ぐに 唯(ただ) 真っ直ぐに 未来へ向う
嗚呼 倒れても また 倒れても 何度でも立ち上がる
キミと紡(つむ)いだ年代記(クロニクル)――

『 希望(ひかり)へ向かう譚詩曲(バラッド) 』
しゅりおつです!
第14回セィイエーにて歌わせていただきました『青き伯爵の城』替え歌
『青き魔女の森(または、私説:彼女が魔女になった理由)』です。

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(※キー−4)

【イドル】
「暖炉で焼かれた老婆、焼けた靴で踊らされた女王、
娘を汚された母、国を追われた賢女…
君たちはなぜ、生まれてしまったのか…さぁ、唄ってごらん」

【テレーゼ】
朧気な記憶を辿って 曖昧な自分を描いた
どんな顔で悩み どんな声で語ったのか
私を囲う緋い景色が 何故こんなに熱いのか
嗚呼…そうだ私は…ここで魔女になるのだ

私は何時からか 森の魔女と呼ばれていた
ここに移り住み日々を過ごす うちにそう呼ばれていた
あんなにも優しい毎日(穏やかな日々)が 昏い色を帯びたのは
仄暗い井戸の呼び声に 応えてしまったせいかしら
嗚呼 神に祈り届きはしない とっくに気づいていたけれど
ただ嘆いてはいられなかった メルツを誰よりも愛していたから

過ぎ去った季節の長い夜の果てに あの子の瞳の奥に
灯った光を 束の間の光を 神は赦さなかった
ならば 戻せない季節の 深い闇の底で 目覚めたあの子の為に
宵闇に唄われ 復讐に焼かれる 魔女にこの身を変えよう 嗚呼

【テレーゼ】
「息子を失ったことで我を忘れたのか
それすらも井戸の囁きだったのか 今ではもうわからない」
【エリーゼ】
「こうして魔女達は舞台の上に」
【イドル】
「斯くして、復讐劇の幕は上がった!」

「《暴食》(フェラルァイ)」
【イド/エリ】
\…ドンと蹴飛ばせ!/
【エリーゼ】
「私たちを食べようったってそうはいかないわよ」
【イドル】
「素晴らしいグレーテル!これで魔女もおしまいだ」
【エリーゼ】
「これでお宝は」
【イド/エリ】
「「私たち(我々)のものッ!!」」

「《嫉妬》(ネイド)」
【エリーゼ】
「なぁにそれ?もっと上手に踊ってくださらない?
折角のかわいい娘の婚礼なのよ〜」

「《怠惰》(トレークハイト)」
【イドル】
「いいじゃないか!お似合いだよ、低能なちぃちゃん!」
【エリーゼ】
「やだー!!」

「《傲慢》(Hochmut)」
【エリーゼ】
「誰ぞアルテローゼを捕らえよ!もはや二度とこの国の土は踏めぬものと思え!」
【テレーゼ】
「野薔薇姫よ、もう一つ呪いをくれてやろう!」


【エリーゼ】
罪には罰が夜には唄が アナタには私がいる
例え相手が誰でも ただ恨みさえあれば
さぁ共に奏でましょう 宵闇の唄
【テレ/エリ】
「おばかさん達の復讐を手伝うことこそ、私達の存在理由。
これなら、永遠に続けられるわ!(エリーゼのみ高笑い)」

【テレーゼ】
森に移り住み 贖罪に身を捧げ日々 あの子の為になる 筈の薬草を摘む
背中に抱きついて あの子はこう呟いた
【メル(声のみ)】
「ムッティ、ひかり、あったかいね…」
【テレーゼ】
嗚呼 その 両の目に本物の光を 教えてあげたいと
その願いこそ 私の【最初の衝動】(イド)

【トム(声のみ)】
「坊ちゃん、ごくろうさん!」
【テレーゼ】
「メル!!」

【テレーゼ】
嗚呼 私がホントに憎いのは死して尚 あなたを救えない私自身
ごめんなさい 嗚呼愛しい子よ
悲しみは憎しみじゃ決して癒せないと 知ってなお宵闇に身を捧ぐ
私の喜劇をまだ 終わらせはしない

【テレーゼ】
「テレーゼ・フォン・ルードヴィング、堕ちてもラントグラーフの血筋…
その貴様の醜い頭、二度と胴体の上には君臨できぬものと思え!
……喚くな、見苦しい!」
【ハンス】
「手こずらせんじゃねえよ」

【イドル】
「復讐され続けるというのも、ひとつの愛情表現なのかもしれないね」
【エリーゼ】
「だって悪い魔女がいないと、復讐劇が続けられないじゃない?」
しゅりおつです〜
先日の第19回『まじっく』にて歌わせていただいた
『磔刑の聖女★替★』エンディミオとルーナ、
詩人と詩人のバラッドミルフィーユです(タイトルは例によって無い)。

「天才と謳われし詩人が居た
彼の名はバラッド 本名は不明
今となってはその事実さえ 歴史の闇の中」

「詩人バラッド、女王陛下がお待ちです」

スペード鈍色の足取り 虚ろに進める
背中にひかり感じて 一度だけ振り返る
月光の匂いは 不思議と懐かしく
背中に寄り添ってくれる そう そんな気さえしたよ

ハート押し寄せる 悲しみに 独り震えて 指でなぞる 遥か遠い約束

スペード沸き上がる 憎しみの 脆く歪な 刻の果てに 闇を見つめ接吻
ハート嗚呼 虚ろな儘 移ろう儘 歪な     さ迷い果て接吻

スペード今 でも 忘れ  られない……
ハート 今 尚 見つけられない……

スペード「枯れてしまった花の美しさ…
それは、追憶という名の幻影
例え、気高く美しき薔薇でさえ
花である以上、枯れてしまった花には及ばない…」
(そなた、余に枯れてしまえと申すか!)
スペード「私の世界では、陛下は二番目にお美しい…」

スペード詩を偽って 咲き誇るくらいなら
真実と共に散ることも 厭いはしない
二人で過ごした日々が詩と咲ける
ことを願ってさすらい旅を続けたけど
結局 終は無慈悲に咲く暇さえ与えず

スペード月光に恋をした さすらいのうたうたいは
手折られると知りながら 最期まで唄うよ
だからこそ終のとき唄うのは 君へ『辿りつく詩』

「予言書が肯定する史実 争いの歴史
戦禍という名の爪痕 大地を灼き尽くす焔
家族…恋人…愛する者の消息も知れず
多くの者達が為す術もなく引き裂かれた時代

娘の旅は 道連れとなった詩を遡るように
とある城で牢番をしていたと言う男へ
そして…推測から確信へと辿りついてしまった
切なくも懐かしき調べ その詩を綴ったのは…」

(どうしたんだいルーナ)
(……行ってしまうの?)
(ああ)
(どうして?)
(僕にはまだまだ、うたいたい詩があるんだ)
(そう……)
(そして君に、聞かせたい詩もあるんだ)
(じゃあエンディミオ……絶対に、また、ここへ帰ってきてね)

スペード「約束する。僕は必ず、君の元へ……」

ハート「エンディミオ、貴方の詩は、約束を守ってくれたのね」

スペード《視力》(ひかり)を無くした君がうたう弔いの詩は
《希望》(ひかり)を失くした国にそそぐまばゆい月光
鳥は空へ 屍体は土へ 幾度も失い続けた

ハート夜は明けて 終わりの朝へ 人の一生は刹那――

スペードハートでも...後悔などしていないわ 嗚呼 これが 私の人生

スペード《宮廷詩人》(Court poet) でも

ハート《パン屋の若女将》(マダムデベッソン) でもないわ

スペードハート私は《詩人バラッド》(バラッド)

スペード唯 この詩を紡いだ
ハート唯 この詩を繋いだ

ハート唯のバラッド

「昔々ある所に二人の詩人がいました 
彼らは破滅と病の運命に囚われていましたが 
箱庭の試みにより…その運命から逃れる道を見つけ出しました
しかし…彼らがその運命から逃れた先には
別の運命が定められていました 

その別の運命から逃れられたとしても
更にまた別の運命に囚われてしまいます
結局はその枠を何処まで広げようと
いづれは簡単に絡めとられてしまうのです 

書の真理をご理解頂けるかしら?
黒の歴史は改竄を赦さないのです…
アナタは永遠を信じますか?
…そんなことはどうでの良いのです 

さしたる問題ではありません
書の歴史は全てを識っているのですから
結局彼らは運命の手から逃がれられませんでした 
…されど憐れむ必要はないのです 
ワタシもアナタも誰ひとり逃がれられないのですから…

めでたし…めでたし…」

ハート「それでも、この唇からは、詩を奪えない」
辿りつく詩★替★

盲目の詩人 ルーナは 静かに唇を開いた…
パン屋の女主人 ルーナは 穏やかに唇を開いた…


「バラッド様、またあの詩を謳っていただけませんか?」
「お母さん!またあのお話を聞かせて!」
「えぇ」※本番ではカット
「えぇ」※本番ではカット
苛酷な旅よ 困難な途よ それでも娘は決して諦めなかった
苛酷な旅よ 困難な途よ そうして私はここへと辿り着いた
物語は運命を呪うより 苦しくとも詩い続ける途を選ぶ
物語は運命を呪うより 朗らかな陽を浴びる途を選ぶ
いづれ歴史が全てを葬りさろうとも
いづれ歴史が全てを葬りさろうとも
今は唯…瞳(め)を閉じて聴いておくれ
今は唯…


愛しい人よ アナタは何処に
愛しい人よ アナタは何処に
手掛かりひとつなく
手掛かりひとつなく
孤独な旅の 道連れの詩は
通り過ぎた 道行きの果てに
遠い空へ 霞んで消えた
朱い空へ 白鴉は消えた

天堕つる雨 手の平に
遠ざかる風景(ひかり) 手を伸ばし
零れ落ちた雫(なみだ)…
想い描く 幻想(ゆめ)は…

幾つもの深い森を抜けて 険しい山を越え
幾つもの深い森を抜けて 険しい山を越え
町から街へ 知人から他人へと
町から街へ 知人から他人へと
想い人を 尋ね歩いた
想い人を 尋ね歩いた

天翔ける追想(ゆめ) 星空に
 儚い追想(ゆめ) 夕空に
誓った接吻(やくそく)は…
舞い散る花びらは…

「嗚呼…エンディミオ…」
「嗚呼…ごめんなさい…」

虚ろな世界を 夕闇が包み込む
虚ろな世界を 朝焼けが包み込む
帰れぬ私は 独り何処へ往く
帰れぬ私は 此処へ辿りつく


予言書が肯定する史実 争いの歴史
予言書が肯定する史実 争いの歴史
戦禍という名の爪痕 大地を灼き尽くす焔
戦禍という名の爪痕 大地を灼き尽くす焔
家族…恋人…愛する者の消息も知れず
家族…恋人…愛する者の消息も知れず
多くの者達が為す術もなく引き裂かれた時代
多くの者達が為す術もなく引き裂かれた時代

娘の旅は 道連れとなった詩を遡るように
娘の旅は 孤独を道連れとし無理がたたり
とある城で牢番をしていたと言う男へ
とある水車小屋近くの森で倒れてしまう
そして…推測から確信へと辿りついてしまった
そして…一命を取り留めた彼女に訪れるのは
切なくも懐かしき調べ その詩を綴ったのは…
ある心境の変化 その物語(じんせい)が辿ったのは…


挫けそうな私をいつも支えてくれたのは
倒れ伏した私を助け救ってくれたのは
恋人(アナタ)が最期に遺してくれた この名も無き詩よ
主人(アナタ)が最初に渡してくれた このBoulangerie・De Besson(名のあるパン)よ

「運命よ…例えお前が瞳から光を奪い去ろうとも、
「運命よ…例えお前が唇から詩を奪い去ろうとも、
 この唇からは詩を奪えない…」
 この心からは光を奪えない…」

辿りつく詩は 夕闇に陽を灯し
口ずさむ歌が なくとも陽を浴びて
枯れてなお花は 凛と其処に咲く
枯れてなお花は 円(まろ)く其処に咲く

嵐が訪れ 全て薙ぎ倒しても
たとえ借り物の物語だとしても
大切なモノは 絶えず此処に在る
大切なモノは 絶えず此処に在る


──大切な人の 辿りつく詩…
──大切な人の 辿りつく詩…


君よ…大切なモノに辿りつく途を見つけたら もう迷うことなかれ
君よ…大切なモノに辿りつく途を見つけたら もう迷うことなかれ


──大切な人の 辿りつく詩…
──大切な人の 辿りつく詩…


例え茨の途であろうとも 歌をくちずさめばそれもまた楽し
例え春の光を選ぼうとも それもまた一つの物語(じんせい)


──大切な人の 辿りつく詩…
──大切な人の 辿りつく詩…


詩えない人生になど 意味はないのだから…
咲かない人生になど 意味はないのだから…


──大切な人の 辿りつく詩…
──大切な人の 辿りつく詩…

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