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タテマチ大学コミュの涼しい!?-196℃

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あついあつい毎日が続く今日この頃ですが
先週末はそんな日々へ風を送るような
ひんやり涼しい授業が開催されました!

中谷宇吉郎雪の科学館
学芸員・サイエンスコミュニケーター
福島郁子先生の

「-196°C先生!バナナで釘は打てるけど
新聞紙じゃ打てないのはなぜ!?」
超低温の世界へようこそ!科学先生の“オトナのための大実験講座”

今回は液化窒素をつかった実験式授業。

机の前にズラリと並ぶ実験道具たちに
参加者の皆さんも、わたしも授業前から
ワクワクがとまりません。

そして白衣を着た福島先生のご登壇。

授業は早速液体窒素の実験から始まりました!
まず、先生が手に取ったのはカーネーション。

カーネーションを
液化窒素の中に入れます。

取り出したカーネーションは入れる前と
見た目はそれほど変わらないけれど、

福島先生が花をつかんだ瞬間…

なんとカーネーションは粉々になってしまいました!

液体窒素の超低温はなんでも凍らせて
簡単に粉砕できるようになるんですね!
と、思いきや。

福島先生が新聞紙を液体窒素に入れます。

さきほどと同様、新聞紙をぐしゃっ
もちろん、こなごな…

…には、ならないんです!

液体窒素につける前とつけた後、
新聞紙には何も変化が見当たりません。

どうしてだと思いますか?

実は、「繊維」がポイントなんです。
繊維質はどれだけ液体窒素につけても、
なかなか凍りはしないんだそうです。

だけど繊維をもつもの全てが液体窒素の
影響をうけないわけではないんですよ。

このことを授業の初めに先生がカーネーションで
証明してくれていたんです。

繊維をもつカーネーションが凍ったのは
「水分」が原因。
カーネーションが含んでいた水分が-196℃の世界につかり
凍ったため、粉々になった。ということです。
そして、常温の世界に戻った花びらは
時間が経つと元通りになりました。

もちろん一度液体窒素につけると
細胞は元には戻ることはありません。

このように、ものが瞬間に凍る液化窒素を使用し
さらに乾燥させて食品やお酒をつくる製法を
フリーズドライといいます。
皆さんも聞いたこと、ありますよね^^?

朝食やお弁当でお世話になっている「ふりかけ」も、そう。
こんなに身近に、科学の力が活用されているとは
面白い発見です!

またタイトルにもある
バナナで釘を打つ実験もしましたよ〜o(*^▽^*)o

液体窒素の強力パワーで出来た
バナナハンマーで見事、釘を打つことができました。

ここで、耳よりなお話。
バナナハンマーに最適な温度は-20℃から-40℃ほど。
みなさんのご自宅にある冷凍庫で
強力なバナナハンマーが出来上がるということ!
皆さん、ぜひ試してみてくださいね♪

他にも、次から次へと
液体窒素の面白実験を披露してくださる
福島先生。

液体窒素を思い切り堪能させていただきました!

こんなにおもしろくて不思議な液体窒素ですが
取り扱いに気をつけないと大けがをしてしまいます。
福島先生の過去の怪我のお話は、鳥肌が立ちっぱなしでした。

液体窒素を取扱いの際は充分にご注意下さいね。

そして授業の最後には
福島先生がサイエンスコミュニケーターになろうと
思ったキッカケをお聞きしました。

もともと科学が好きだった福島先生は、
ある研究所で働いていました。
研究所では水質の検査などをしていたのですが
あるとき
「これが本当に好きな科学だろうか?」
と疑問に思ったそうです。

その疑問をきっかけに
一般の人にも環境や科学に興味をもってもらいたい!
という思いが強くなった福島先生は、科学館で働くことを決め
サイエンスコミュニケーターの道を選ばれたそうです。

今回、こんなに楽しい実験授業となったのは
福島先生自身が楽しんで授業をしてくださったからだと
思います。

ワクワクしっぱなしの授業でした!

現在、福島先生は
中谷宇吉郎雪の科学館にいらっしゃいます。

雪の科学館では月に1回イベントが行われているとのこと。

7月31日にも「子ども雪博士まつり」が開催されるそうです!
お子さんの夏休みの自由研究や夏の暑さ対策に
ぴったりですよ^^どうぞご参加くださいね♪

実は授業前から念入りにリハーサルをしてくださっていた福島先生。
スタッフという特権で特等席でリハーサルを
見させていただいていました。
本当に何度見ても飽きない!
きっと、始終口をあけていた気がします(笑)

-196℃の超低温世界につれていってくれた福島先生、
どうもありがとうございました!


タテマチ大学 学級日誌
http://www.tatemachidaigaku.jp/blog/2011/06/196.html

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