【コピペ】
それは七月の終わり頃。
数年前に放送された某有料アダルトチャンネルの番組撮影のお話です。
その撮影内容は至って簡単なモノで性的な絡みは一切なく、簡単に例えてしまうならグラビアアイドルが出てるちょっとエッチな深夜番組を少し過激にしたような内容のモノでした。
撮影現場は神奈川県にあるとある温泉旅館。
東京からも近く、広々とした宴会場から何まで撮影の為に貸し切りにし、女優さん一人一人も個室に宿泊ととても力が入っていて豪華な待遇の現場でした。
撮影現場への移動中のロケバスでもＡＶには無い本格的な台本まで用意され、バラエティー番組と同じでアカペラだから！とノリの良いスタッフさんが選んだ私を含めた６人の女の子達と仲良く談笑しながら温泉旅館へと向かいました。
番組の内容はと言うと６人の女の子が３対３に別れて野球拳をしたり温泉での入浴シーン。
夏の放送とあって３人に別れた２チームが林の中を肝試ししてより恐がったほうが全裸生脱ぎというそれは嫌な罰ゲームが待ち構えている肝試し。
そして怪談話をしてこっくりさんをするという内容でした。
肝試しは完全ヤラセであり何も出ずに無事終了。
ついでに私のチームは誰も恐がらず無事に勝利。
そして"こっくりさん"の撮影です。
撮影企画者の方が一風変わったこっくりさんをやりたいと女優さん達に提案したところ
『ヤバイこっくりさんがあるの』
ある女優さんが言いました。
それは１０円玉を使わず変わりに５円玉を使うこっくりさんでした。
１０円玉だと『遠縁』にあたりこっくりさんは近くにまで現れないが５円玉だとこっくりさんと『ご縁』があり近くに現れるという。
恐がり、抵抗する女の子も現れる中で企画者さんは、いいね！とそのアイディアに興奮し、強行突破で撮影開始です。
こっくりさんは肝試しで負けた３人の女の子がやる事に。
私と残り２人の女の子はカメラに写らない真後ろでジュースを飲みながら撮影を見ていました。
スタッフさんが用意した鳥居に、あ〜わ、の文字と１から９までの数字。
『はい』『いいえ』が書かれたポピュラーなこっくり板を目の前にして｢嫌だ｣｢恐い｣と嫌がりながらカメラの真後ろにいた私達や手の空いているスタッフさんに助けを求める視線を送る女優さんも居ましたが何も出来ず。
私は気まずくなりカメラが回るまでなるべく彼女達と視線を合わさぬようジュースを飲む事に集中していました。
さて、５円玉を乗せていざスタートです。
こっくりさん
こっくりさん
東の窓からお入り下さい。(省略)
３人の女の子が声を合わせて言う。
私は一瞬、肩や足に痛みが走った。
こっくりさん
こっくりさん
お出になられたのでしたら『はい』のところまでお進み下さい。
しばらくするとズズズ…っと鈍い動きで５円玉が『はい』のところに向かった。
これはアダルト系の番組。
こっくりさんへの質問も誰が１番エッチだとか毎日オ〇ニーをしているのは誰だとかフ〇ラが上手いのは誰だのそんな質問が企画では用意されていました。
こっくりさん
こっくりさん
３人の中でフ〇ラが１番上手いのは誰ですか？
すると５円玉は『け』の字へ移動した。
け…？『け』が頭文字の女の子は一人もいない。
『け』
『し』
『か』
『ら』
『ん』
けしからん…と５円玉は動いた。
こっくりさんをしている３人のうちのＥちゃんは、私と仲が良く同じ(当時)１８歳という事もあり気の合う女の子。
彼女は肝試しで負けて全裸にされ、スタッフがムカつくという理由でこっくりさんで男性スタッフの名前を出し、奴らにゲイのレッテルを貼ってやろうと意気込んでいたのに気が変わったのだろうか？
私はこれから起こる事をまだ知らず、そのような考えであった。
小声で監督さんが質問変えて、と合図を出す。
こっくりさん
こっくりさん
毎日、オ〇ニーをしている女の子は誰ですか？
次は『た』の文字へと５円玉は動いた。
『た』
『た』
『る』
祟るときたのだ。
女の子一同の顔が青ざめる。
中には泣きそうな表情で誰が動かした？と必死に聞く娘まで現れた。
監督さんは顔をしかめ一度、カメラを止めてこっくりさんをしている女の子達の元へ向かった。
これは心霊番組では無いからもっと明るく下ネタで終止通して欲しいんだ。
わかった？
監督さんは優しく言う。
こっくりさんをしていた三人は一同に
私は動かしていない！！
勝手に動くと泣きながら訴える娘まで現れる始末だった。
しかし監督さんはあまり信じていない様子。
仲の良いＥちゃんまでも泣いて訴えていた。
本物かも知れない…
私はそう感じた。
この時、何度も何度も宴会場の襖をノックする音と襖がガタガタガタガタと揺れる振動を皆が見て感じているからだ。
手の空いているスタッフが扉を開けても誰もいない。
暗く冷たい長い廊下がシン、っと静まり返ってるだけなのだ。
嘘か確認したいからあるメイク担当の女の人の電話番号を聞いてみてくれないか？
もちろんメイクさんとは皆が初対面。
芸能界とは違い、連絡先の交換などは禁止。
誰もメイクさんの電話番号どころか下の名前すら知らなかった。
こっくりさん
こっくりさん…
『０』
『９』
『０』
ズリズリと鈍い動きで５円玉は数字の間を行き来する。
０９０ｘｘｘｘｘｘｘ
皆が顔面蒼白になった。
そう。電話番号は見事に的中したのだった。
そして、こっくりさんの撮影は中断になった。
こっくりさん
こっくりさん…
お帰りください
『いいえ』
か・え・ら・な・い
またズリズリと文字の間を５円玉は行き来してそう訴えてきたのである。
小さなこっくり板を置いたテーブルを９０度近く斜めにしても５円玉はピクリとも動かない。
そして３０分以上、時間が経過したところだった。
腕も疲れてしまい女の子達は泣いている。
スタッフさん達は私達(俺達)がこっくりさんは返すから君達は夕飯ね、とこっくりさんが返らないまま５円玉から彼女達は指を離してこっくりさんは終わった。
スタッフさん達が
こっくりさん
こっくりさん
、と言うとやはり
か・え・ら・な・い
、と何度も同じ言葉を繰り返し、本当に動くとスタッフさん達はとてもビックリしている様子だった。
ガタガタガタガタ
地震が起きたかのように襖だけが相変わらず揺れている。
そして…こっくりさんをしていた一人の女の子が俯いたまま妙な声を出していた。
ゴロゴロ、と猫が喉を鳴らすような人間では出せない鳴き声のような声を。
そして彼女の前を歩いていたＥちゃんの背後に食ってかかるように頭ごと引っ張るかのように髪の毛を引っ張り、ゴロゴロ…ゴロゴロと猫にそっくりな鳴き声を出して顔に噛み付いたのだ。
ギャアアアアアアアア
と涙と噛まれた唾液で顔を濡らすＥちゃんからスタッフさん達は急いで噛み付いている何かが憑依した女の子とＥちゃんの身体を離させて取り押さえた。
そして音声担当スタッフのＫさんという男性が急遽、知り合いの霊媒師に電話をします、と言って携帯電話で誰かに電話をしていた。
三人のスタッフに身体を取り押さえられた何かが憑依した女の子の耳元に携帯電話を当てて電話越しの霊媒師は何かを語りかけている様子。
『うっ…浮いてるよ』
私は彼女の表情ばかりに目がいっていたため気付かなかったがあるスタッフの言葉により、５ｃｍほど宙に浮いてる事に気付いた。
宙に浮き、白目を剥き出しにしゴロゴロと異様な声で鳴く憑依された女の子はまるでエクソシストに出てくる悪魔にとりつかれた女の子のようであった。
私は彼女の標的にされる事を恐れ、言葉どころか息さえも殺し、金縛りにあったように身動きができずにいた。
他の女優さん達も同じように立ちすくみ、しかし幽霊が信じられず
『メンヘラかな？』
と精神病の一種の発作かと思っている人もいた。
やはり霊的な出来事は何をどう足掻いても信じられない人間には信じられない。
私は彼女を目の前にし、襖がガタガタと揺れるポルターガイストに
今、信じないでいれたらどれだけ幸せだろうか？
肝試しの延長ならばどれだけ笑えるだろうか
ふと、頭を過ぎった。
取り押さえられた女の子は未だに携帯電話越しの霊媒師の唱える呪文らしきモノにゴロゴロ、ゴロゴロと喉を鳴らして興奮している様子だ。
『ヴゥ…アァァァ…』
ガクンと全身の力が抜けたように何かが憑依された女の子はおとなしくなった。
そしてドリフのコントかと思うくらい一斉に一気に宴会場にあるテーブルの足は突然折れ、テーブルに並べられた食事が盛られた皿はガジャガジャと崩れ、割れていく。
こっくりさんで一体、何がやって来たのか？
それを聞いてしまうとまた現れるという霊媒師の忠告により誰も追求はしなかった。
勢いよくこっくり板の上でズルズルと動いていた５円玉も今はピクリとも動かない。
この"こっくりさん"を撮影してからの後日の話になる。
翌朝はスタッフや女優全員が東京都にある有名なある神社で５円玉やこっくり板。
その他撮影機材も含めてお祓い。
そして、こっくりさんの撮影部分は全てカットされ放送された。
マネージャーに何故、カットされたのか私は聞いた。
祟られるのが恐ろしくてカットしたのか？
もちろん撮影現場にいないメーカーの責任者がそんな理由でカットを許すとは思えないからです。
あの、撮影されたこっくりさんのシーンではゴロゴロと終始、あの憑依された女の子が鳴らしていた鳴き声のようなモノが鳴り響き、こっくり板の周りには無数の白い手がウヨウヨとうごめいており映像もブレや歪みが多く、使いモノにならない映像。
そしてこっくりさんのシーンの全てをカットしたという。
その映像が納められたフィルムはまだ存在するのでしょうか？
私はマネージャーからその話を聞き、仲の良いＥちゃんには恐怖心を蘇えさせてはマズイ、と今も言えないでいます。
それは七月の終わり頃。
数年前に放送された某有料アダルトチャンネルの番組撮影のお話です。
その撮影内容は至って簡単なモノで性的な絡みは一切なく、簡単に例えてしまうならグラビアアイドルが出てるちょっとエッチな深夜番組を少し過激にしたような内容のモノでした。
撮影現場は神奈川県にあるとある温泉旅館。
東京からも近く、広々とした宴会場から何まで撮影の為に貸し切りにし、女優さん一人一人も個室に宿泊ととても力が入っていて豪華な待遇の現場でした。
撮影現場への移動中のロケバスでもＡＶには無い本格的な台本まで用意され、バラエティー番組と同じでアカペラだから！とノリの良いスタッフさんが選んだ私を含めた６人の女の子達と仲良く談笑しながら温泉旅館へと向かいました。
番組の内容はと言うと６人の女の子が３対３に別れて野球拳をしたり温泉での入浴シーン。
夏の放送とあって３人に別れた２チームが林の中を肝試ししてより恐がったほうが全裸生脱ぎというそれは嫌な罰ゲームが待ち構えている肝試し。
そして怪談話をしてこっくりさんをするという内容でした。
肝試しは完全ヤラセであり何も出ずに無事終了。
ついでに私のチームは誰も恐がらず無事に勝利。
そして"こっくりさん"の撮影です。
撮影企画者の方が一風変わったこっくりさんをやりたいと女優さん達に提案したところ
『ヤバイこっくりさんがあるの』
ある女優さんが言いました。
それは１０円玉を使わず変わりに５円玉を使うこっくりさんでした。
１０円玉だと『遠縁』にあたりこっくりさんは近くにまで現れないが５円玉だとこっくりさんと『ご縁』があり近くに現れるという。
恐がり、抵抗する女の子も現れる中で企画者さんは、いいね！とそのアイディアに興奮し、強行突破で撮影開始です。
こっくりさんは肝試しで負けた３人の女の子がやる事に。
私と残り２人の女の子はカメラに写らない真後ろでジュースを飲みながら撮影を見ていました。
スタッフさんが用意した鳥居に、あ〜わ、の文字と１から９までの数字。
『はい』『いいえ』が書かれたポピュラーなこっくり板を目の前にして｢嫌だ｣｢恐い｣と嫌がりながらカメラの真後ろにいた私達や手の空いているスタッフさんに助けを求める視線を送る女優さんも居ましたが何も出来ず。
私は気まずくなりカメラが回るまでなるべく彼女達と視線を合わさぬようジュースを飲む事に集中していました。
さて、５円玉を乗せていざスタートです。
こっくりさん
こっくりさん
東の窓からお入り下さい。(省略)
３人の女の子が声を合わせて言う。
私は一瞬、肩や足に痛みが走った。
こっくりさん
こっくりさん
お出になられたのでしたら『はい』のところまでお進み下さい。
しばらくするとズズズ…っと鈍い動きで５円玉が『はい』のところに向かった。
これはアダルト系の番組。
こっくりさんへの質問も誰が１番エッチだとか毎日オ〇ニーをしているのは誰だとかフ〇ラが上手いのは誰だのそんな質問が企画では用意されていました。
こっくりさん
こっくりさん
３人の中でフ〇ラが１番上手いのは誰ですか？
すると５円玉は『け』の字へ移動した。
け…？『け』が頭文字の女の子は一人もいない。
『け』
『し』
『か』
『ら』
『ん』
けしからん…と５円玉は動いた。
こっくりさんをしている３人のうちのＥちゃんは、私と仲が良く同じ(当時)１８歳という事もあり気の合う女の子。
彼女は肝試しで負けて全裸にされ、スタッフがムカつくという理由でこっくりさんで男性スタッフの名前を出し、奴らにゲイのレッテルを貼ってやろうと意気込んでいたのに気が変わったのだろうか？
私はこれから起こる事をまだ知らず、そのような考えであった。
小声で監督さんが質問変えて、と合図を出す。
こっくりさん
こっくりさん
毎日、オ〇ニーをしている女の子は誰ですか？
次は『た』の文字へと５円玉は動いた。
『た』
『た』
『る』
祟るときたのだ。
女の子一同の顔が青ざめる。
中には泣きそうな表情で誰が動かした？と必死に聞く娘まで現れた。
監督さんは顔をしかめ一度、カメラを止めてこっくりさんをしている女の子達の元へ向かった。
これは心霊番組では無いからもっと明るく下ネタで終止通して欲しいんだ。
わかった？
監督さんは優しく言う。
こっくりさんをしていた三人は一同に
私は動かしていない！！
勝手に動くと泣きながら訴える娘まで現れる始末だった。
しかし監督さんはあまり信じていない様子。
仲の良いＥちゃんまでも泣いて訴えていた。
本物かも知れない…
私はそう感じた。
この時、何度も何度も宴会場の襖をノックする音と襖がガタガタガタガタと揺れる振動を皆が見て感じているからだ。
手の空いているスタッフが扉を開けても誰もいない。
暗く冷たい長い廊下がシン、っと静まり返ってるだけなのだ。
嘘か確認したいからあるメイク担当の女の人の電話番号を聞いてみてくれないか？
もちろんメイクさんとは皆が初対面。
芸能界とは違い、連絡先の交換などは禁止。
誰もメイクさんの電話番号どころか下の名前すら知らなかった。
こっくりさん
こっくりさん…
『０』
『９』
『０』
ズリズリと鈍い動きで５円玉は数字の間を行き来する。
０９０ｘｘｘｘｘｘｘ
皆が顔面蒼白になった。
そう。電話番号は見事に的中したのだった。
そして、こっくりさんの撮影は中断になった。
こっくりさん
こっくりさん…
お帰りください
『いいえ』
か・え・ら・な・い
またズリズリと文字の間を５円玉は行き来してそう訴えてきたのである。
小さなこっくり板を置いたテーブルを９０度近く斜めにしても５円玉はピクリとも動かない。
そして３０分以上、時間が経過したところだった。
腕も疲れてしまい女の子達は泣いている。
スタッフさん達は私達(俺達)がこっくりさんは返すから君達は夕飯ね、とこっくりさんが返らないまま５円玉から彼女達は指を離してこっくりさんは終わった。
スタッフさん達が
こっくりさん
こっくりさん
、と言うとやはり
か・え・ら・な・い
、と何度も同じ言葉を繰り返し、本当に動くとスタッフさん達はとてもビックリしている様子だった。
ガタガタガタガタ
地震が起きたかのように襖だけが相変わらず揺れている。
そして…こっくりさんをしていた一人の女の子が俯いたまま妙な声を出していた。
ゴロゴロ、と猫が喉を鳴らすような人間では出せない鳴き声のような声を。
そして彼女の前を歩いていたＥちゃんの背後に食ってかかるように頭ごと引っ張るかのように髪の毛を引っ張り、ゴロゴロ…ゴロゴロと猫にそっくりな鳴き声を出して顔に噛み付いたのだ。
ギャアアアアアアアア
と涙と噛まれた唾液で顔を濡らすＥちゃんからスタッフさん達は急いで噛み付いている何かが憑依した女の子とＥちゃんの身体を離させて取り押さえた。
そして音声担当スタッフのＫさんという男性が急遽、知り合いの霊媒師に電話をします、と言って携帯電話で誰かに電話をしていた。
三人のスタッフに身体を取り押さえられた何かが憑依した女の子の耳元に携帯電話を当てて電話越しの霊媒師は何かを語りかけている様子。
『うっ…浮いてるよ』
私は彼女の表情ばかりに目がいっていたため気付かなかったがあるスタッフの言葉により、５ｃｍほど宙に浮いてる事に気付いた。
宙に浮き、白目を剥き出しにしゴロゴロと異様な声で鳴く憑依された女の子はまるでエクソシストに出てくる悪魔にとりつかれた女の子のようであった。
私は彼女の標的にされる事を恐れ、言葉どころか息さえも殺し、金縛りにあったように身動きができずにいた。
他の女優さん達も同じように立ちすくみ、しかし幽霊が信じられず
『メンヘラかな？』
と精神病の一種の発作かと思っている人もいた。
やはり霊的な出来事は何をどう足掻いても信じられない人間には信じられない。
私は彼女を目の前にし、襖がガタガタと揺れるポルターガイストに
今、信じないでいれたらどれだけ幸せだろうか？
肝試しの延長ならばどれだけ笑えるだろうか
ふと、頭を過ぎった。
取り押さえられた女の子は未だに携帯電話越しの霊媒師の唱える呪文らしきモノにゴロゴロ、ゴロゴロと喉を鳴らして興奮している様子だ。
『ヴゥ…アァァァ…』
ガクンと全身の力が抜けたように何かが憑依された女の子はおとなしくなった。
そしてドリフのコントかと思うくらい一斉に一気に宴会場にあるテーブルの足は突然折れ、テーブルに並べられた食事が盛られた皿はガジャガジャと崩れ、割れていく。
こっくりさんで一体、何がやって来たのか？
それを聞いてしまうとまた現れるという霊媒師の忠告により誰も追求はしなかった。
勢いよくこっくり板の上でズルズルと動いていた５円玉も今はピクリとも動かない。
この"こっくりさん"を撮影してからの後日の話になる。
翌朝はスタッフや女優全員が東京都にある有名なある神社で５円玉やこっくり板。
その他撮影機材も含めてお祓い。
そして、こっくりさんの撮影部分は全てカットされ放送された。
マネージャーに何故、カットされたのか私は聞いた。
祟られるのが恐ろしくてカットしたのか？
もちろん撮影現場にいないメーカーの責任者がそんな理由でカットを許すとは思えないからです。
あの、撮影されたこっくりさんのシーンではゴロゴロと終始、あの憑依された女の子が鳴らしていた鳴き声のようなモノが鳴り響き、こっくり板の周りには無数の白い手がウヨウヨとうごめいており映像もブレや歪みが多く、使いモノにならない映像。
そしてこっくりさんのシーンの全てをカットしたという。
その映像が納められたフィルムはまだ存在するのでしょうか？
私はマネージャーからその話を聞き、仲の良いＥちゃんには恐怖心を蘇えさせてはマズイ、と今も言えないでいます。
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