イーグルスファンコミュの銀次、来季首位打者獲りへ「もう一度、全試合出るための体つくる」

楽天・立花球団社長が秋季キャンプ初視察「明るく、いい雰囲気」


立花社長が８日、倉敷で行われている秋季キャンプを初視察した。

立花社長はグラウンドで梨田新監督と話をしたり、ブルペンで辛島や福山らの投球練習を見守った。

「監督が梨田監督になって明るく、いい雰囲気で練習していることが伝わってきました。

選手もよく練習してくれている」とコメントした。




銀次、来季首位打者獲りへ「もう一度、全試合出るための体つくる」


銀次が倉敷秋季キャンプでフリーバッティングや内野ノックを行い、精力的に汗を流した。

１４年の打率はリーグ２位で今季は首位打者を狙ったが、５月下旬に左すねを骨折し離脱するなど

悔しいシーズンを送った。

「もう一度、全試合に出るための体をつくりたいです。首位打者を獲るためにはケガをしていられない」と

秋のテーマを掲げ、来季巻き返しを誓った。


青山残留　ＦＡ権行使せず

青山が今季取得した海外フリーエージェント（ＦＡ）権を行使せず残留することが、７日分かった。

青山が同日、複数の球団幹部に意向を伝えた。

青山は今季終了後、ＦＡ権行使を視野に球団と交渉を重ねていた。関係者によると、

青山は７日に球団幹部が電話で連絡を取った際、「来季２度目の日本一を達成し、星野（仙一球団）

副会長らに恩返ししたい」などと残留の意向を伝えたという。

青山は大学生・社会人ドラフト３巡目で２００６年入団。１年目から主に救援投手として活躍、

１２年には当時の球団新記録となる２２セーブを挙げた。

今季は６１試合登板で４勝５敗３１ホールドの成績を残し、西武の増田達至と最優秀中継ぎ投手の

タイトルを争った。




倉敷キャンプ初の紅白戦


岡山県倉敷市で行われている東北楽天の秋季キャンプは７日、マスカットスタジアムで初の紅白戦を

実施した。六回までで行われ、紅組が２−１で勝った。

　紅組は、先発の森雄大が３回１安打１失点と上々の結果。四回に西田哲朗の適時打で勝ち越し、

大塚尚仁ら救援陣がリードを守り切った。一方、白組先発の浜矢広大も３回３安打１失点と

踏ん張ったが、二回に内田靖人の適時打で先制するにとどまった。

梨田昌孝監督は合計３得点に終わった両軍の打線が物足りなかったとして、

「狙い球をしっかり絞るなど、工夫が足りなかった」と苦言を呈した。


＜森圧巻３連続三振＞

　２１歳の左腕森が今後を期待させる投球を披露した。３回を１安打、１失点と完ぺきとは

言えなかったが、３者連続三振で締めた三回が圧巻だった。

「変化球と直球をうまく投げ分けられた」と手応えがあった。先頭の岩崎は低めに落ちる変化球、

最後の聖沢は１４４キロの伸びのある直球で仕留めた。勝負球を使い分けて奪三振。

「変化球でストライクを取り、直球で押せていた」と与田投手コーチも評価する組み立てだった。

ただ反省点も。二回に先頭の枡田に四球を与え、直後にほぼ無警戒で二盗を許し傷口を広げた末に、

内田に先制の適時打を浴びた。「悪いパターンにはまってしまった」と森は苦々しそうに振り返った。

１３年のドラフト１位。１４年に２勝して迎えた３年目の今季、３試合に先発したが未勝利に終わった。

「ボール先行の状況からストライクを狙った球をことごとく打たれた」。

力不足を痛感させられた１年だった。

それだけに３者連続三振は飛躍の足掛かりとなりそう。「ブルペンでの投げ込みを増やし、

三回のような投球ができるようにしたい」と好感触を自信に変えるつもりでいる。






梨田監督　初の紅白戦でダメ出し「絞り球とか工夫が欲しかった」


楽天紅白戦 紅組２―１白組 （11月7日 倉敷マスカットスタジアム）

楽天は倉敷秋季キャンプで初の紅白戦を実施。実戦初采配となった梨田新監督は、

紅組が４回無死満塁から得点できなかったことに触れ「ここで１本出れば大量点になるところで点が

入らない。絞り球とか工夫が欲しかった」と打線に駄目出し。

試合中はグラウンドを歩き回りながら見ていたが、バッテリーの配球など細かく記憶。

「選手たちにもそういった記憶力が必要、自分に似た打者への攻め方など予備知識を持って

臨まないと」と話した。



内田初打点　こんにゃく打法いきなり結果

梨監督からこんにゃく打法を伝授された内田が７日、梨田楽天の実戦初打点をたたき出した。

岡山・倉敷市内のキャンプで行われた初の紅白戦（６回終了）に、白組の「７番・三塁」で先発出場。

２回２死三塁から、森の内角スライダーを左前へ運んだ。「とにかく強く振ろうという意識でした。

結果が出てよかったです」と手応え。キャンプ初日に監督から伝授された脱力スイングで、

さっそく結果を出した。

　収穫の一打だった。「自分は力んでバットがスムーズに出ないクセがある。

このキャンプでは強く、スムーズなスイングを覚えたいんです」と明かす。

内に切れ込む変化球を捉え、首脳陣に進化した姿を見せつけた。

守りでも２度の守備機会を難なくこなし、好守でアピールに成功。

梨田監督は、辛口コメントを交えてさらなる成長に期待する。

「１打席目は打ったけど、２打席目のノーアウト一塁でセカンドフライ。あそこは右方向に大きな当たりを

打って、ランナーをタッチアップさせないとね」とバットを折られて凡退した点を指摘し、引き締めた。

まだ発展途上の２０歳。１歩ずつ、来春の開幕１軍に向け前進していく。




楽天ドラ５石橋　社会人初完封　Ｈｏｎｄａ４強進出


スポニチ後援第４１回社会人野球日本選手権第９日・準々決勝 Ｈｏｎｄａ２―０日立製作所

（11月7日 京セラドーム）

準々決勝４試合が行われた。Ｈｏｎｄａは、先月のドラフト会議で楽天に５位で指名された石橋良太投が

日立製作所相手に５安打完封勝利をマークし、チームを４強に導いた。

今夏の都市対抗優勝の日本生命はＮＴＴ西日本、同準優勝の大阪ガスはＮＴＴ東日本に競り勝った。

伯和ビクトリーズは日本新薬を下して初の４強入りを決めた。

最後の打者を遊ゴロに打ち取ると、石橋は右拳を握りしめた。

「調子は良くなかったけど点は取られないよう気をつけた」。これが社会人初完封。

カットボールを軸に、最速１４４キロの速球とチェンジアップを投げ分け、被安打５。

長谷川寿監督も「丁寧に投げていたので粘ると思った」と称えた。

昨年の大会は２試合に先発したが、２回戦のＪＲ東日本東北戦は９回途中で降板するなど、

終盤に息切れすることが多かった。そのため、登板４日前から一定の練習メニューをこなす

ルーティンを取り入れるなど、メンタル面の強化が実った。

「ドラフト後も今までと変わらない。一生懸命の投球をするだけ」。４強進出の原動力となったエースが

狙うのは、３０年ぶり頂点。日本一の称号を楽天への手土産にする。