イーグルスファンコミュの東北各地で楽天日本一に「ありがとう」の嵐　優勝報告会

東北各地で楽天日本一に「ありがとう」の嵐　優勝報告会


楽天の選手らが東北各地を訪れ、優勝報告会を行った。宮城出身の斎藤は、東日本大震災で甚大な被害を受けた南三陸町を訪問。

「温かい東北のファンに日本一の報告ができてうれしい」とあいさつすると、駆けつけた町民から「ありがとう」の大歓声を受けた。また牧田は「日本シリーズ第７戦のホームランは、被災地の声援でスタンドに届いたと思う」としみじみと思いを語った。



斎藤「巨人選んでいたら…」


楽天斎藤隆投手（４３）と牧田明久外野手（３１）が１日、宮城・南三陸のさんさん商店街を訪れた。

優勝報告会として、東北各県を選手が訪問。２人の訪れた南三陸では、１０００人ほどのファンがビッシリと会場を埋めた。

地元・宮城出身の斎藤は、日本球界復帰１年目での優勝に「宮城でプレーできることに感謝していましたが、まさか日本一とは。もし、（復帰先に）ジャイアンツを選んでいたらと思うとぞっとしますね」と冗談を交え、地元から受けた１年間の声援に感謝した。

球団創設１年目から在籍する牧田は、優勝までの９年間を振り返り「早かったような。長かったような。今年、日本一になれて本当に良かったです」と笑顔で話した。




楽天森山「東北のチーム。青森も仲間」

楽天は１日、選手が９グループに分かれ、各県を訪問。各地で直接ファンに優勝報告を行った。　

青森市では午後２時から青森明の星ホールで開かれた。立ち見も出る超満員で約１０００人のファンが詰めかけた。サプライズで日本シリーズＭＶＰの美馬学投手（２７）、森山周外野手（３２）、岡島豪郎外野手（２４）の３人が登場すると客席がどよめき、大歓声が起こった。

インタビュー、質問コーナー、サインボールなどのプレゼント抽選を行い、３選手がファンと交流。質問コーナーでは「星野監督は怖いですか」、今秋結婚した森山に「結婚生活はどうですか」など直球、変化球の質問が飛び、場内は笑いに包まれた。

最後にあいさつした３選手は「優勝は皆さんの支えのおかげ。来年も優勝報告会ができるよう頑張る」と口をそろえた。青森で１軍の公式戦開催はないが「こんなに大勢の人に来ていただいてうれしい。うちは東北のチーム。青森も仲間です」（森山）と感謝していた




楽天銀次「みなさんがパワーの源」


岩手・盛岡市のホテルでは、銀次内野手（２５）、阿部俊人内野手（２４）、仲沢広基内野手（２６）の３人が報告会に登場した。

チームの１年間を振り返るＶＴＲが流れた後、３人が会場に姿を現すと、集まった１０００人のファンは大盛り上がり。質疑応答のコーナーでは、地元・普代村出身の銀次が「結婚してから（仙台の国分町へ）飲みに行ってないです」「ホームの時は毎回、妻の作った同じメニューの朝食を食べてます」など、おのろけ回答で会場を盛り上げた。

銀次は「みなさんの力がパワーの源です」と感謝を述べ、来季に向けて「２連覇を必ず成し遂げ、個人としても首位打者、ゴールデングラブ賞、あわよくばベストナインを目指します！」と活躍を約束した。　奥州市からイベントに参加した三浦紀子さん（３７）は「応援してるこっちも頑張ろうと思えた。ぜひ来年も球場に足を運びたい」と満足そうだった


楽天嶋「いい思いができてよかった」


福島・郡山市の大型商業施設「イオン郡山フェスタ」の報告会には、嶋基宏（２８）、小山伸一郎（３５）、長谷部康平（２８）、岩崎達郎（２８）の４選手が参加した。先着順に整理券を配布した１階ステージ前の１８０席に加え、同ステージを見下ろせる２、３階フロアはファンで黒山の人だかり。熱い視線でＶ戦士を迎えた。

嶋は「野村監督に怒られ、星野監督に怒られ、でもいい思いができてよかった」とあいさつ。質問コーナーでは「（ビールかけでは）日ごろの『あれ』を星野監督にかけられてよかった」と笑わせた。訪問選手は事前発表されていなかったが、嶋の背番号「３７」を作って駆けつけた佐藤麻由さん、古川一葉さん（ともに郡山市）、阿部萌美さん（福島市）の３人は「偶然です。会えてよかった」と感激していた。

ほかの３選手も一問一答で会場を沸かせた。長谷部は「来年も（ファンと）一緒になって前に進んでいけるように頑張りたい」と、被災地を気遣いながら決意表明した。



鉄平、永井が塩釜で少年らと交流

楽天鉄平外野手（３０）が１日、宮城・塩釜市内で行われたイベントに参加した。チームメートの永井とともに野球少年とキャッチボールなどで約１時間、交流した。

「リーグ優勝、日本一を勝ち取れたのは、皆さんの応援があったからだと思います」とファンに向けてあいさつを行い、イベント後は、「今年はあまり機会がなかったので、ファンの皆さんと触れ合うことができて良かった」と振り返った。




マー君のサプライズ出演に大歓声


楽天田中将大投手（２５）が１日、宮城・塩釜市内で行われたトークショーにサプライズで登場した。

　「ふれあいスポーツフェスタｉｎ塩釜」と題されたイベントの第２部でゲストとして紹介されると、知らされていなかった会場のファンから大歓声を浴びた。

　約３０分間の質疑応答を終え、イベントの最後には「短い時間でしたが、皆さんにリーグ優勝、日本一をこういう形で報告することができて、うれしく思います。ありがとうございました」と、ファンに向けてあいさつを行った。





金刃　1500万円増　長谷部は800万円増

楽天の金刃は２日、１５００万円増の年俸３３００万円で契約を更改した。

　昨オフに巨人からトレードで移籍。今季は２年ぶりに勝利を挙げるなど３９試合に登板して防御率１・８５と中継ぎ左腕として存在感を示した。「６０試合は投げたい。来年も優勝してことしの日本一が本物だったと思われるように頑張りたい」と意気込んだ。

　また、長谷部は８００万円増の年俸２０００万円でサインした。左膝手術から復活し、プロ初セーブを挙げるなど１勝１敗３セーブ、防御率１・８３だった。「久しく投げられなかったので充実したシーズンだった。来年は１年間、１軍で仕事ができるように、と強く思っている」と抱負を語った。





則本、小川がブロンズ像の贈呈を受ける


「２０１３ゴールデン・ルーキー賞」（協賛・佐川急便）の表彰式が２日、都内のホテルで行われ、パ・リーグは楽天則本昴大投手（２２）、セ・リーグはヤクルト小川泰弘投手（２３）がブロンズ像（彫刻家・佐藤忠良氏作）の贈呈を受けた。

則本は２７試合に登板し１５勝８敗、防御率３・３４の成績で、チームの日本一に貢献した。楽天の新人王は０７年の田中将大投手以来６年ぶり２人目。

小川は２６試合に登板して１６勝４敗で防御率は２・９３。最多勝と最高勝率のタイトルを獲得した。ヤクルトからは０５年の青木宣親外野手（現ブルワーズ）以来８年ぶり１０人目の受賞。

　則本は「この人生で１度しか取れない賞。そういう賞を取ることができて、うれしく思います」と言い。小川は「この賞に恥じないよう、来季も日々精進していきます」と話した。




自由契約選手一覧


【楽天自由契約選手】

星野智樹投手

藤原紘通投手

ラズナー投手

橋本義隆投手

土屋朋弘投手

レイ投手

井上雄介投手

ハウザー投手

加藤大輔投手

ダックワース投手

山本大明捕手

高須洋介内野手

勧野甲輝内野手

定岡卓摩内野手

西村弥内野手

河田寿司内野手

川口隼人外野手