イーグルスファンコミュの新人にエール「何か感じて」など・・・

井上「いい状態見てもらいたい」

井上雄介投手（２６）が、勝負の来季へ向け準備を整える。１０日は今キャンプ５度目のブルペン入り。今秋のテーマとして「自分の（投げる）感覚を大事にしたい。常にいい感覚を持ち続けることです」と話した。来季は５年目。結果が求められるが「もちろんやらないといけないんですけど、もしダメでも野球はずっとやっていきたいので、自分の最終目標に向かって練習していきたい」と、目先にとらわれずに進むつもりだ。

今季は７月中旬に２年ぶりに１軍昇格し、中継ぎで２試合に登板したが、結果を出せずに約２週間で２軍に降格した。それでも「悔しいっていうことは特になかった」とサラリ。その後、仙台・泉の２軍練習場では課題のフィールディングを克服するため、全体練習終了後に毎日黙々と練習。自ら足りないものを考え、能動的に動くことが井上の考えだ。明日１２日は紅白戦が予定されており、登板の可能性もある。「いい状態を自分で作って、それを見てもらいたい」と、意気込みを見せた。




釜田、新人にエール「何か感じて」


釜田佳直投手（１９）が、新人４人を前にプロのレベルを披露した。１０日、ドラフト１位の東福岡・森雄大投手（１８）ら新人４人が倉敷秋季キャンプを見学。ブルペン入りし、力強い直球を披露した釜田は「下手なことはできないなと。見て学ぶこともあると思うので。貴重な経験だと思うし、何か感じてくれればなと思います」と先輩としてエールを送った。




楽天指名選手がキャンプ見学！みんなで“すげぇ…”



今秋ドラフト会議で指名した選手のうち４人が、岡山県の倉敷マスカットスタジアムで行われている秋季キャンプを見学した。

球団から呼び掛けた異例の訪問で、都合がついた１位の森（東福岡）、３位の大塚（九州学院）、４位の下妻（酒田南）、５位の島井（熊本ゴールデンラークス）が参加した。釜田らの投球をブルペンで見守り、島井は「みんなで“すげぇ…”と興奮していました。球の切れ、質が違う。その球を打つにはスイングスピードを上げないと」と刺激を受けた様子。星野監督も「みんないい体しとったな。ああいう練習をしとるのかと参考になると思う」と目を細めた。




「でかいし、楽しみだよ」／星野監督

１０日、楽天の新人４人が倉敷秋季キャンプを見学。フレッシュな顔触れに星野仙一監督は「みんないい体しとるね。でかいし、楽しみだよ」と１８４センチの森、１８６センチの下妻らの大柄な体格に目を細めた。

特に森はイケメンとして注目を集めそうなだけに「お前ら（男性報道陣）ばっかり見てるから、いいように見えるんだよ（笑い）」。





ドラフト６位・柿沢、契約一番乗り


プロ野球ドラフトで楽天に６位指名された神村学園高・柿沢貴裕投手（１８）が１０日、東京・ホテルプリンセスガーデンで入団交渉を行い、契約金２５００万円、年俸６００万円（金額は推定）で契約した。柿沢は葛飾・柴又で生まれ育ち、中学から鹿児島で暮らした“フーテンのカッキー”。プロでは野手に専念し、将来の夢はでっかく３冠王だ。

　―わたくし、生まれは葛飾柴又、育ちは鹿児島。帝釈天で産湯を使い、姓は柿沢、名は貴裕。人呼んでフーテンのカッキーと発します。東北の皆さん、お見知りおきを―。

　ドラフト６位指名を受けた柿沢がこの日、今年のドラフト指名選手のトップを切って本契約を済ませた。エースとして神村学園を夏の甲子園ベスト８に導いた右腕は、プロでは外野手登録になる予定だ。早川実スカウトアドバイザーの「大リーグに行く前の福留のような選手。広角に打てて逆方向に強い打球が飛ばせる」との声に、柿沢も「投手としては限界を感じていた。覚悟は決まりました。巨人の長野選手のように３拍子そろった選手を目指します。目標は３冠王です」と宣言した。

　小学校を卒業するまで柴又で暮らした。「帝釈天の近くで走ったり、トレーニングをしていました」。友達からマンガ「こち亀」の両津勘吉に顔が似ていると言われる根っからの下町っ子は、中学から母親の実家がある鹿児島に“野球留学”。親元を離れて鍛錬した。

ドラフト１位の東福岡高・森雄大を公式戦で４打数２安打１打点と攻略。同３位の九州学院高・大塚尚仁も練習試合で打ち込んでいる。「（ドラフトの評価が）あいつらより低いので、２倍も３倍も練習して努力しないといけない」とライバル意識をむき出しにした。

柴又で１２年、鹿児島で６年暮らし、杜（もり）の都へ乗り込む。「震災もあったし、皆さんを勇気づけられるプレーをしたい」。同級生から、打席の登場テーマ曲を「男はつらいよ」にすることを勧められている１８歳は、銀幕ではなく、バット１本で東北に夢を運ぶ。



楽天ドラ６柿沢　テーマ曲は「男はつらいよ」？


楽天のドラフト６位指名の柿沢（神村学園）が、契約金２５００万円、年俸６００万円で正式契約した。

投手を諦め、プロでは外野手一本で勝負する左の中距離打者は「巨人の長野さんみたいな、広角に打てて足も速い選手が目標」と抱負を語った。中学１年から鹿児島で６年間を過ごしたが、出身は東京都葛飾区。柴又帝釈天は実家からほど近く、少年時代の遊び場にもなっていたといい、打席に入る際に、映画「男はつらいよ」のテーマ曲を使用するプランも明かした。





岩隈、ＷＢＣ不参加 来季への調整を優先

米大リーグ、マリナーズの岩隈久志投手（３１）が、来年３月に行われる第３回ワールド・ベースボール・クラシック（ＷＢＣ）に、来季への調整を優先するため出場しない意向を固めたことが１０日、関係者の話で分かった。
　岩隈は２日にマリナーズと２年総額１４００万ドル（約１１億１千万円）で契約を延長したばかりで、来季はエースのへルナンデスとともに先発の柱として期待されている。
　昨オフ、プロ野球楽天からフリーエージェント宣言してマリナーズ入りした岩隈は、今季３０試合に登板して９勝５敗、防御率３・１６をマークしたが、キャンプでの調整遅れが響いて６月まで中継ぎだった。