イーグルスファンコミュの秋季キャンプメンバー30人発表など・・・

秋季キャンプメンバー30人発表


楽天は３０日、１１月２日から行う岡山・倉敷キャンプのメンバー３０人を発表した。



【投手】塩見貴洋、藤原紘通、釜田佳直、戸村健次、高堀和也、片山博視、永井怜、武藤好貴、土屋朋弘、井上雄介、辛島航、菊池保則、加藤貴大

【捕手】岡島豪郎、小関翔太、嶋基宏、伊志嶺忠、山本大明

【内野手】藤田一也、阿部俊人、銀次、小斉祐輔、西田哲■（■は朗の旧字体）、西村弥、中川大志

【外野手】島内宏明、榎本葵、鉄平、定岡卓摩、川口隼人






鉄平　打撃復活へロングティー200球


楽天鉄平外野手（２９）が原点回帰で打撃復活を目指す。３０日の秋季練習。他の選手が引き揚げた後も、１人でマスコットバットを振り続けた。ロングティーを約２００球。じっくり１時間あまりかけた。「体幹を使って打つ。僕の腕力なんて知れていますから。基本に立ち返って。そうすれば、求められている打撃ができると思う」。１球、１球の感触を確かめながら行った。

今季は打率２割５分１厘。同２割２分８厘と絶不調だった昨季よりも、上向く兆しはあった。「シーズン後半に入って、これだという感じはあった」という。それでも、かつての首位打者にとって、納得できる数字ではない。つかんだ感触を忘れないようにと、基本の打撃練習を繰り返した。

ロングティーを終えると、Ｋスタ宮城のスタンドにいるファンから拍手をもらった。「たいした数は、やってませんよ」と控えめに言ったが、重いバットでも打球は外野フェンス際まで飛んでいた。しっかり振り切っている証拠。そのひと振りが、復活の道につながっている。




楽天　助っ人５選手大量解雇！来季へ２０選手リストアップ


楽天がフェルナンデス、ガルシア、ハーパー、テレーロの野手全員と今季５勝をマークしたヒメネスの退団が確実となった。勝率５割ながら４位低迷の原因は助っ人たちの不振で、本塁打は全員でわずか１１発。

星野監督が「相手投手に重圧を与える（外国人）選手がいない」と嘆くのも無理はなかった。現在、球団では約２０選手をリストアップ。来季契約を結ぶ方針の外国人選手は中継ぎのハウザーと、８月から加入し３勝を挙げたダックワースのみとなる




ドラ３・大塚、岩瀬になる！星野監督も期待…

ドラフト会議で楽天から３位指名を受けた九州学院高・大塚尚仁投手（１８）が３０日、熊本市の同校で、早川実スカウトアドバイザー（６３）ら４人から、指名あいさつを受けた。星野仙一監督（６５）から「（今年の）高校生の中では一番、即戦力に近い」と評価される最速１４２キロ左腕は、開幕１軍へ全力を尽くすと宣言。「岩瀬（仁紀）投手（中日）のようになりたい」と目標を掲げた。

緊張で声がうわずっても、大塚は自らの夢をしっかり語った。闘将から渡されたサインボールを力強く握ると「岩瀬投手のようになりたい」とキッパリ。今季、プロ野球新記録となる１４年連続５０試合登板を果たした中日の守護神・岩瀬仁紀投手（３７）を目標に掲げた。

直球の最速は１４２キロ。制球力にも定評がある。今春のセンバツでは１回戦で女満別（北海道）を相手に無四球で完封勝利を飾った。今秋の１８Ｕ世界野球選手権では中継ぎのエースを任され、日本チーム最多の５試合に登板。１２回２／３を投げ３失点と力投した。

スライダー、スクリューはキレも抜群。昨年まで中日でスカウトを務めていた早川スカウトアドバイザーは「岩瀬のように？　なって欲しいね。大塚はどんどん内角へ放り込んでいける。ストライクが入らずにつぶれるタイプじゃないからね」と太鼓判。闘将も「（ドラフト１位の）森より、出てくるのは早いかな。高校生の中では一番即戦力に近い」と期待をかけた。

１年目の目標は開幕１軍。それまでは、徹底的に体を鍛えていく。現在は直径約５０センチ、長さ約８０センチ、重さ約４０キロの丸太を持って、１日に１００回以上スクワットを敢行。「３日続けたら１日休むぐらいのペースでやってます」。自慢の制球力にさらに磨きをかけるために、努力は惜しまないつもりだ。

会見では言葉に詰まる場面もありながら「球速で勝負するタイプではない。打ちにくいところを丁寧に突いて、抑えたい」と意気込みを語った大塚。実は尊敬する守護神も、社会人のＮＴＴ東海に入部する際、緊張のあまりあいさつで言葉に詰まったエピソードを持つ。恥ずかしがり屋の左腕は、一歩一歩プロへの道を歩んでいく。