イーグルスファンコミュの銀次に戦力外通告　本人は現役続行を希望　炭谷銀仁朗も来季の構想外に

楽天新監督は今江敏晃１軍打撃コーチ軸に　
森井球団社長「みんなのことを一番分かっている」内部昇格を基本線

楽天の次期監督として今江敏晃１軍打撃コーチを軸に
内部昇格を基本線としていることが１２日、分かった。

石井一久監督の今季限りでの退任を受け、球団側は急ピッチで後任監督の人選に着手。
森井誠之球団社長は石井前監督とも相談しながら最終的な絞り込みに入っていること
を明かし、「（１７日から秋季）練習も始まるので時間がない。
〝今週勝負〟で（候補者と）お話しさせていただいている」とした。

その上で同社長は「（内部昇格は）当然、頭にある。
一つの視野、選択肢として入っている。内部の方は（選手）みんなのことを
一番分かっているので」と言及。「（外部から）すごい監督の方が来て、
全て新しい色でやるというパターンもあるが、選手の年齢層が高まってきている中で、
若手をどう上げて次期イーグルスの顔にしていくかが大事。
そのためには１、２軍の連係、風通しの良さを重視したい」と続けた。

そこで浮上するのが今江１軍打撃コーチだ。
現役時代にロッテ、楽天で通算１６８２安打を記録し、
２００６年の第１回ワールド・ベースボール・クラシック（ＷＢＣ）日本代表にも
選出された。
引退後の２０２０年からは楽天で２軍打撃コーチ、２軍育成内野守備走塁コーチなど
を歴任し、今年５月に１軍に配置転換されていた。
５年目の小郷、８年目の村林をレギュラー格に成長させた手腕はチーム内でも
高い評価を受けており、若手からの人望も厚い。

今江コーチが監督に就任すれば、来季は中日・立浪監督、西武・松井監督とともに
大阪・ＰＬ学園高出身の指揮官が３人となる。

銀次に戦力外通告　本人は現役続行を希望　炭谷銀仁朗も来季の構想外に

銀次内野手が来季の戦力構想から外れたことが１３日、分かった。１２日午前中、
球団から自身に通告された。

今季はシーズン終盤の９月２２日に初昇格し、
代打出場した２５日の日本ハム戦（エスコンフィールド北海道）で決勝打をマーク。
プロ１８年目は６試合に出場し、打率・１００、本塁打はなく、１打点で終えた。

岩手・盛岡中央高から２００６年、高校生ドラフト３巡目で楽天に入団し、
１３年に球団初のリーグ優勝と日本一に貢献した。ベストナイン２度（１４、１７年）、
ゴールデングラブ賞（１７年）、日本シリーズＭＶＰ（１３年）を受賞。
オールスターゲームには２度（１４、１９年）選出された。

今季は７０００万円プラス出来高払いの単年契約を結んでいた。
１９年目となる来季について「まだまだ現役でプレーする自信はある。
プレーできる場所があれば、個人的には続けたい」と現役続行を希望している。

さらに、球団関係者によると、炭谷銀仁朗捕手も、
来季の戦力構想から外れていることが判明した。