イーグルスファンコミュの西口直人「自分が０に抑えてそのあと松井さんが０で抑えて」セットアッパーに手応え

石井監督　若手捕手の台頭期待
「若い選手が“130試合行きます”というのを見せてもらいたい」

石井監督が若手捕手にレギュラー奪取を命じた。

今季はベテランの炭谷がチーム最多の98試合に出場。
4年目の太田が71試合で、開幕戦で先発したドラフト2位・安田はケガの影響で
5試合の出場に終わった。
次世代の正捕手の存在は不可欠とあって「（炭谷）銀仁朗が出ない状況を
つくってほしい。銀仁朗がいるのは心強いけど、若い選手が“130試合行きます”と
いうのを見せてもらいたい」と指揮官。
ベテランへの依存度を減らしながら世代交代を進めたい考えだ。　

西口直人「自分が０に抑えてそのあと松井さんが０で抑えて」
セットアッパーに手応え

西口直人投手が、飛躍を遂げた。
今季は自己最多の61試合に登板し4勝0敗、防御率2.26。34ホールドポイントは
リーグ3位タイ。1差で最優秀中継ぎのタイトルを逃したが、
勝ちパターンの地位を確かなものとした。

「昨年1年、1軍で33試合投げさせていただいて、今年も投げさせていただく中で、
今までとは比べ物にならないくらい、いろんな経験をさせてもらえた。
失敗を次に生かせるように同じようなシチュエーションが来た時には
同じ轍（てつ）は踏まないようにしようと思いながら常にやってきた。
それがいい方向に向いているんじゃないかなと思います」と手応えをつかんだ表情だ。

失敗が飛躍を促した。3月20日、オープン戦の巨人戦。2点リードの
8回にマウンドへ上がった。2死走者なしで打席には岡本和。
カウント1－2と追い込んでから、カーブが高めに浮き、
左翼スタンド中段へと運ばれた。
「ちょっと安易にいってしまったというか…。カーブを選択して投げるところですごく
後悔してしまったので、カーブという球に対する慎重さは自分の中では
上がったのかなと思います。慎重に使うようにしようと思えた」。
2ストライクにしてから、打者をどう仕留めていくか。カウント有利でも、
慎重に攻める。
「追い込んでから打たれるのがもったいないというか、後悔がすごく残る。
2ストライクからは意識を持って投げています」と話す。

16年ドラフト10位で入団。学生時代の注目度は決して高くなかったが、
チームのブルペンには欠かせない投手へと成長した。
「松井（裕樹）さんにつなぐというところで自分が0に抑えて
そのあと松井さんが0で抑えて試合に勝った時とかに松井さんとか
が一緒に喜んでくれるので、それが自分の中ではやりがいというか
うれしい瞬間ではありますね」。
守護神へつなぐ存在として、セットアッパーとしての手応えをつかんだ。

セーブ王松井裕樹、責任感じる
「オリックスに勢いついたし、西武に救援失敗あった」

セーブ王の楽天松井裕樹投手が悔いを残した。

チームが4位に終わり「CSや優勝に向けたところでセーブ失敗があった。
責任があるのかなと思います。逆転負けでオリックスに勢いがついたし、
西武に救援失敗もあった」と吐露。昨季0点台の防御率が1・92に上がったことも
納得していない。来季は10年目の節目で、通算200セーブもあと3としている。
「長いオフになりますけど、鍛えていい状態で開幕にいけるように」と、
直球の平均球速1キロ増をテーマの1つに掲げた。