イーグルスファンコミュの純国産打線」の楽天がスタートダッシュできた要因は…外国人合流でさらに得点力アップも＆田中将大、最短１０日に実戦復帰も…石井監督「田中が大丈夫ですとなったら１０日かもしれない」

早川４日登板「長打も気を付けながら」２勝目へ

楽天ドラフト1位の早川隆久投手が、今季2勝目を狙う。
3日、楽天生命パークでの練習後に取材対応。

初対戦のオリックスについて「個々の能力はすごく高いチームではあるので、
クリーンアップの前に走者をためないのはもちろんのこと。
1発を打てる打者もたくさんいるので、長打も気を付けながら
丁寧に投げていければと思います」と警戒した。

4球団競合で早大から加入した最速155キロ左腕は、開幕カード3戦目となる
3月28日の日本ハム戦でプロ初登板初先発。
満塁のピンチを2度切り抜けるなど、6回を4安打8奪三振で無失点と好投。
球団史上初の開幕カード新人初先発初勝利をつかんだ。初勝利の反響も大きく、
約200件の祝福メッセージを1週間ほどかけて返信したという。
「たくさんの方からお祝いのメールとかをいただいたので、
この勝利に勢いを感じながら明日もしっかり勝てればと思います」と意気込んだ。


「純国産打線」の楽天がスタートダッシュできた要因は…
外国人合流でさらに得点力アップも

シーズンが開幕し、みなさんの「推しチーム」のスタートはいかがだっただろうか。
パ・リーグは1位・西武、2位・楽天が開幕から2カード連続で勝ち越しに成功した。
両チームに共通しているのが、「純国産打線」でスタートダッシュを決めたことだ。

注目したいのは楽天だ。2日終了時点で、33得点8本塁打はともにリーグトップ。
本塁打による得点の比重が高いものの、2日のオリックス戦では小郷が相手の虚を
突いたスクイズで得点を奪うなど、大技だけでなく小技も駆使しながら
戦いを進めている。盗塁数こそリーグ最少（1個）だが、エンドランや次の塁を狙う
積極的な走塁で得点を生み出している。

4位に終わった昨季は、チーム打率と総得点はリーグトップだった。
石井監督は「オフェンス力はある程度、整備できている」と話すように、
自慢の打線は今季もチームの看板でもある。
24本塁打を放ったロメロがオリックスに移籍したが、
新外国人のディクソン（前タイガース）とカスティーヨ（前レッドソックス）が
ポイントゲッターの役割を期待されている。
新型コロナウイルスによる入国規制で3月29日に来日したばかりで、
現在は隔離措置期間中だ。

しばらくは「国産打線」で戦うことになるが、主将の茂木が打線をけん引している。
開幕から5番に座り、打率・478、2本塁打、8打点のチーム3冠。
1番・辰己（打率・300）と2番・小深田（打率・321）の「ドラ1コンビ」も好調で、
チャンスメーカーとして大きな役割を果たしている。

開幕前に石井一久監督は「打線の中で浅村を孤立させていけない。
その前と後ろを打つ打者が重要」と力説していた。
浅村はここまで打率・318、1本塁打、2打点、6四球（出塁率・464）で、
1〜4番までに広げたチャンスを茂木が生かすという得点パターンが
うまく機能している。
ここにカスティーヨやディクソンが加入すれば打線に厚みが増すだけに、
今季も「犬鷲打線」はライバルチームにとって驚異になりそうだ。

セ・リーグに目を向けてみると、DeNAは外国人不在の影響もあって開幕から
未勝利と苦しんでいる。各球団の助っ人が合流すれば、
戦い方やチームの成績にも大きく変化するだろう。シーズンは始まったばかり。
今季も外国人選手の存在が長いペナントレースの行方を左右しそうだ。　


田中将大、最短１０日に実戦復帰も…
石井監督「田中が大丈夫ですとなったら１０日かもしれない」

楽天・石井一久監督が右ヒラメ筋損傷で出場選手登録抹消中の田中将大投手について、
最短１０日・ソフトバンク戦（楽天生命）で実戦復帰する可能性を口にした。

３月２５日に違和感を訴え、同２７日の登板を回避。実戦復帰まで３週間を要する
見込みとなっていた。
それでも順調に調整を進めていることから指揮官は「（負傷から３週間がたつ）
１７日（日本ハム戦）というところまではかからないかもしれない。
最短１０日、その次が１７、その次が２０いくつかの土曜日という辺りでいけるかも
しれない。現状では土曜日というところ」と明かした。

この日はグラウンドで約４５メートルのキャッチボールや
アジリティートレーニングなどを行った右腕。
２軍戦を経ずに登板予定だが、石井監督は「急いでいるわけではないです。
田中が大丈夫ですとなったら１０日なのかもしれないですし、
もう１週待ちましょうとなったら１７かもしれないし。
そこは本人の感覚に任せています」と話した。