イーグルスファンコミュのプロ野球今後は…20日からの公式戦予定カード、無観客の練習試合に

【楽天】“三木チルドレン”躍動８連勝締め、特打、特守、“特走”も…
担当記者が見た

◆オープン戦　巨人３―７楽天（１５日・東京ドーム）より
楽天はオープン戦８連勝締め。
若手の台頭と「三木野球」の浸透ぶりを担当の田中哲記者が「見た」。
楽天が、引き分けを挟み８連勝で締めた。
新たに指揮を執る三木監督は「これからまだまだ」としつつ、
「若い子の力は大きな力になると思う」とうなずく。
若手の奮闘や、柔軟な作戦面で勝利を求める場面が随所に見られるオープン戦だった。
　“三木チルドレン”がこの日も輝いた。
山崎幹は初回先頭で中前打を放ち先制点につなげ、５回は左越え２点二塁打を
記録するなど３安打。７回には犠打もきっちり決めた。
指揮官が２軍監督時代の昨年も指導を受けた大卒３年目は
「振った中で合わせろと言われている。走塁面も状況に応じて何をするか」と
教えを受ける。オープン戦チームトップの打率３割３厘と、ブレイクの予感も漂う。
２番で出場したドラフト１位・小深田も５回の山崎幹のタイムリーに続いて右中間へ
２点適時二塁打。
打撃面では低調な時期もあったが、走攻守で器用さを見せており、
開幕スタメンの可能性も大いにある。
指揮官は勝敗を分ける１点、１つ先の塁への強い意識も示していた。
特に若手へ多くのサインが出されたオープン戦。巨人３連戦だけでも、
初戦はスクイズが決勝点。
１４日は一打サヨナラの場面の守備で、中堅・山崎幹を二遊間方向へ超前進させる
シフトも施した。
「公式戦でもそういう状況があれば、根拠を持ってチャレンジしたい」。
キャンプ中は計４度の非公開練習でさまざまなプレーの確認事項を共有。
特打や特守ならぬ“特走”では、自ら走塁への意識も説いてきた。
実戦を通して三木イズムが徐々に形となりつつある。
指揮官は「継続と積み重ねをしながら、前進できるような時間にしたい」と
新たな開幕日へ、さらに根を伸ばす思いだ。無限の可能性を求める三木野球。
その先に、７年ぶりのＶが見えてくるだろう。

プロ野球今後は…20日からの公式戦予定カード、無観客の練習試合に

延期前の開幕予定だった20日から公式戦として組まれていたカードは原則として
そのまま、無観客の練習試合として行う。
細かな開催要項は当該球団同士の話し合いで変更できるよう柔軟性を持たせている。
開催球場や開始時間、1カードの試合数などは、選手への負担や移動などを
考慮し運用される。