＜楽天＞日本一奪還 今季こそ 開幕へ必勝祈願 プロ野球東北楽天は２７日、１軍の選手、コーチ陣ら約５０人が仙台市青葉区の大崎八幡宮を参拝し、
３０日に開幕する今季の必勝を祈願した。
駆け付けたファンが「頑張って」と声援を送る中、ユニホーム姿の梨田監督、岡島選手会長、
嶋主将や、立花球団社長らが参道を進み、本殿で玉串をささげた。
就任３年目の梨田監督は「今日のような暖かい日（の必勝祈願）は初めて。
すがすがしい気持ちで参拝できた」と笑顔を見せた。
昨季の東北楽天はパ・リーグ３位で、日本シリーズを制した２０１３年以来のクライマックスシリーズ
進出を果たしたが、ファイナルステージで敗退。
梨田監督は「本当に悔しい思いをした。
今年はリーグ優勝、日本一を目指し、夏バテせずに平均した力を常に出せるようにしたい」と
決意を語った。
東北楽天はビジターでのロッテ３連戦から今季が始まる。
ホーム開幕は４月３日の日本ハム戦（仙台市宮城野区・楽天生命パーク宮城）となる。
＜楽天＞本拠地で練習再開 東北楽天は２７日、仙台市の楽天生命パーク宮城で、３０日のロッテとの
開幕戦（ＺＯＺＯマリンスタジアム）で始まる今季に向けて練習を再開した。
２５日にオープン戦を終えるまで２月１日のキャンプインから遠征が続き、ようやく本拠地に戻っての
練習となった。
投手陣はランニングで体をほぐした後、マウンドで投球して感触を確かめた。
野手陣はフリー打撃やナイター照明の下で飛球を捕る練習に取り組んだ。
開幕戦でベンチ入り可能な出場選手登録名簿は２８日に発表されるが、
梨田監督は「今日いるメンバーが開幕１軍メンバーになる？ そうだね」と示唆。
この日の練習でも元気な姿を見せた故障明けの茂木やオープン戦で好調の内田らが入ることが
確実になった。
＜楽天 開幕直前戦力点検＞（下）野手編 重量打線、破壊力アップ ＜内田が飛躍の気配＞
昨季は１番茂木からペゲーロ、ウィーラー、アマダーの外国人トリオにつなぐ重量打線が前半戦の
快進撃を支えた。
今季はその主力がそろって開幕を迎えられるのに加え、待望の和製大砲として内田が一気に
飛躍しそうな気配で、破壊力が増せば球団史上最強の打線となり得る。
内田はオープン戦で１２球団トップの打率３割８分６厘、ともにチーム最高の４本塁打と１２打点を記録。
野村監督時代に配球を読んで打つ勝負強さから「必殺仕事人」と呼ばれた高須打撃コーチと共に
打席での対応力を磨いてきた。
低めの変化球につられて凡退する悪癖を直し、好球を仕留める確実性を高めた。
２４日の巨人戦で放った２戦連続となる一発は変化球を流して右翼席へ運ぶ巧打だった。
一塁手で重なる内田、今江、アマダーの使い分けが悩ましいほど重量級打線になってきた一方で、
オープン戦では課題の機動力強化でも成果を上げた。
チーム盗塁数は１６試合で１９。オコエが１２球団で最も多い５で、島井４、島内３、今江と岡島が
それぞれ２と積極的に走った。
中でもチームとしての走塁意識向上を印象づけたのが、１３日のＤｅＮＡ戦。
二回に一走アマダーが打者藤田とのエンドランで好スタートを切り、三塁に達した。
昨季前半戦で不動の１番だった茂木も右肘のけがから復帰し、開幕に間に合った。
２５日の巨人戦では一回、先頭で三塁打を放ち、続くペゲーロの２ランを呼び込んだ。
「脅威の１、２番」として昨季の打線の起爆剤になったコンビの起用法について、
梨田監督は「必ずしもこだわらないが、今季も２人を並べたい」と考える。
＜戦える布陣が整う＞
昨季後半戦に失速した要因は主力にけが人が相次いだことにある。
ペゲーロの離脱が最も痛かったが、今季はドジャース傘下の３Ａで昨季２４本塁打を放った
右打ちの外野手、ディクソンが加入。
左肩負傷からの復帰を目指しており、本格的なプレー開始は開幕約１カ月後とみられるが、
秘密兵器になりそうだ。
外野はペゲーロ、島内、岡島が盤石で島井、田中、オコエは総合力で及ばず、正捕手争いでも足立、
山下が嶋から定位置を奪えなかった。
それでも岡島が捕手をこなすなど複数ポジションを守れる選手が増え、全体的に起用の幅が広がった。
けが人が多少出たとしても、年間を通して安定的に戦える布陣は整ったと言えるだろう。
梨田監督、打倒ソフトバンクへ「チームパシュート方式」 梨田監督が打倒・ソフトバンクへ「チームパシュート方式」を訴えた。
昨年の王者で今季も前評判の高いソフトバンクを標的にする指揮官は「あっちが上に行っても
チームパシュートのようにくっついていかないとね」と昨季は最終的に１５・５ゲーム差離されただけに
僅差の勝負に持ち込むことの重要性を訴えた。
当面は則本、岸の両エースを別カードで起用する方針だが、同カード登板の可能性も示唆。
さらには「西武の菊池君にも勝ってもらわないと」と注文もつけた。
ＯＰ戦首位打者・内田が開幕１軍 青山、宋家豪、オコエが２軍へ オープン戦で首位打者に輝いた内田のプロ入り５年目で初となる開幕１軍がほぼ確実となった。
オープン戦に帯同していた青山、宋家豪、オコエがこの日から２軍に合流。
１軍メンバーが３０人となり、野手は現時点で残った選手の１軍スタートが確実となり
梨田監督もこの日のメンバーが開幕１軍かを問われると「そだね〜」と認めた。
内田はオープン戦で１２球団トップとなる３割８分６厘をマークし、４本塁打１２打点で
チーム内３冠王にも輝いた。
この日は仙台市青葉区の大崎八幡宮で必勝祈願を終えた後に、楽天生命パークで行われた
野手のナイター練習に参加。高卒５年目の和製大砲候補は「やることは変わらないので、
オープン戦同様頑張って行きたいです」と意気込んだ。
ＯＰ戦首位打者、楽天・内田 初の開幕１軍決定 梨田監督「そだねー」 ５年目の内田が初めて開幕を１軍で迎えることが決定した。
本拠地での全体練習と大崎八幡宮での必勝祈願に参加。
梨田監督は「このメンバーが開幕１軍？そだねー」と平昌五輪で銅メダルのカーリング女子チームの
モノマネをしながら認めた。
内田は打率・３８６でオープン戦首位打者となるなど売り出し中。「今年こそはと思ってやってきた。
一打席一打席結果を出せるように」と意気込んだ。またオープン戦最終戦まで１軍だった
オコエは２軍に合流した。
内田が目標２桁本塁打、マシソンから１発で自信 プロ５年目で初めて開幕を１軍で迎える楽天内田が２７日、仙台・大崎八幡宮の神前でチームの
必勝祈願に参加し「キャンプ前は２桁ホームランと開幕１軍を目標にやっていました。
今も目標は２桁ホームランです」と力強く話した。
オープン戦を首位打者となる打率３割８分６厘、４本塁打、１２打点で終えた。
梨田監督もこの日「内田は本当に成長した。というか結果を出している。
良くなっても結果が出ない場合もある。低めのボールを見極められるようになったし、
オープン戦後半はそれなりの投手が出ている中で打てている」と評価した。
ターニングポイントは、２３日の巨人戦でマシソンから放った１発だった。
「今まで速いピッチャーの真っすぐをファウルすることが多かった。
それを仕留められたのが、ちょっと成長した部分なのかなと思います」。
高須打撃コーチとの練習で「足を上げて、右足に体重を乗せている時間を長く、
ボールを長く見られるように」とフォームを改善。前に突っ込まなくなったことが好調の要因という。
亡き星野仙一氏のため、５年ぶりの日本一へチーム一丸となる。
「僕もドラフトで星野さんに取ってもらった。そういう意味でも結果を出したい」。
内田も優勝に貢献する意気込みだ。
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