イーグルスファンコミュの【楽天】新人がパークを清掃　ドラ１近藤、観覧車で１周も「高所恐怖症なので楽しめなかった」

【楽天】新人がパークを清掃　ドラ１近藤、観覧車で１周も「高所恐怖症なので楽しめなかった」

　楽天の新人が１９日、本拠地・楽天生命パークの清掃活動を行った。

ドラフト１位・近藤は観覧車やメリーゴーラウンドがあるスマイルグリコパークを担当。

ボールとグラブを、洗剤とぞうきんに持ち替えて汚れを拭き取った右腕は

「ファンの方々に安心して楽しんでもらえるように。汚いとダメだと思うので。

そういう気持ちでやりました」と満足そうだった。

最後には自身の背番号と同じ「１２番」の観覧車に乗り込み窓や椅子などを磨いた近藤。

仙台の景色を一望しながら心のリフレッシュもしたかと思いきや

「高所恐怖症なので何も楽しめなかったです…」と苦笑い。

それでも約６分をかけて１周し「自分の背番号の（観覧車の）１２番の所はしっかりやったと思うので、

安心して乗って頂きたいなと思います」としっかりアピールも忘れなかった。

＜ファイト若ワシ＞地方の雄　則本が手本　近藤弘樹投手

◎楽天新人紹介　近藤弘樹投手（22）

地方の雄がプロでの活躍を誓う。「まずは開幕１軍を目指す。チームの勝利に少しでも貢献したい」。

堂々と発する言葉からは、次期エースに成長しようとする強い覚悟が感じられる。

小学４年で始めたソフトボールが、プロへの第一歩となった。

広島・安佐北高時代は２年秋の県大会８強が最高成績で、注目される存在ではなかった。

第１志望の大体大や関東の大学も不合格となり、岡山商大へ進学。腐らずに着実に成長を重ね、

岡山県内のチーム所属の選手として２４年ぶりのドラフト１位指名を勝ち取った。

「苦手な」ランニングで下半身を強化した結果、直球の最速は高校時代から１１キロ上がり

１５３キロになった。「もしも強豪大学に進んでいたら、監督にフォームを変えられたかもしれない。

自分のペースで野球に取り組めたのも良かった」。岡山商大への進学が、プロの扉を開いた。

目標とする投手は、三重中京大から東北楽天のエースに成長した則本昂大投手だ。

「同じ『地方』から大エースになった。お手本にしたい」と目を輝かせる。

「無理はし過ぎるなよ」。昨年１１月、星野仙一元監督の故郷である岡山で、同氏から声を掛けられた。

「『自然体でやれ。けがをするな』という意味と受け取った」。

前のめりになりそうな時、亡き元監督のこの言葉を思い出すという。

　夢は「侍ジャパン（日本代表）のユニホームを着ること」。

プロの世界でも堅実に、一歩ずつ階段を上がっていく決意だ。