イーグルスファンコミュのフェルナンド　攻守磨き猛アピール　　　【トライアウト】前楽天・後藤、守備でアピール「どこかでできればいいなと思います」

＜岸ＦＡ＞「熱意感じた」「原点は仙台」

東北楽天との初交渉を終えた岸が記者会見に臨み、心境を語った。一問一答は次の通り。


　−初交渉の感想は。

　「すごく緊張した。星野さんは相手チームの監督だった時しか知らなかったので、

怖いイメージがあった。初めて会って、印象が全く違った。すごく優しかったし、

熱くオーラのある方だと改めて感じた」


　−どんな話があったか。

　「どうしても必要だと言ってもらった。いい評価を頂いた。

一緒に仙台を盛り上げてほしい、東日本大震災からの復興に向けて東北を元気に、という話もあった。

熱意をすごく感じた。非常にうれしく思う」


　−地元球団からの誘いになった。

　「生まれも育ちも仙台だし、野球を始めた原点は仙台にある。

そこのチームでプレーできるかもしれず、必要だと言ってもらえたのはうれしく思う」



　−背番号の提示は。

　「（現在と同じ）１１番をという話があった。うれしいが、塩見君が付けているので奪うわけではないが、

ちょっと考える部分はある」


　−チームの印象は。

　「大学時代に東北楽天ができた。今は（松井）稼頭央さんというベテランをはじめ、

若手、中堅のバランスが良い。外から見ていて、みんな楽しそうにプレーしているイメージがある」


　−今後については。

　「しっかりと何日間か考えたい。決めるのは自分だが、家族やいろんな方と相談を重ねた上で、

納得する形でなるべく早く決めたい」




【トライアウト】前楽天・後藤、守備でアピール「どこかでできればいいなと思います」



◆プロ野球１２球団合同トライアウト（１２日・甲子園）

　前楽天の後藤は４打数１安打１三振だったが、守備では２度の好捕でアピールした。

「まだ守れるというところは見せられた」と笑顔。「まだやり足りてない。

１本でも多くヒットを打ちたいという思いで（練習を）やってきた。

まだできるし、体が動いている自覚があるので、どこかでできればいいなと思います」と

現役続行に強い意欲を示した。

後藤はオリックスから１３年にトレードで楽天に移籍。勝負強い打撃と高い守備力で内野の

ユーティリティーとして活躍したが、今季は若手の台頭や外国人選手の加入などもあり

５０試合の出場で打率２割５分、２本塁打、１０打点だった。



浜矢、打者７人無安打　自ら及第点のシート登板

秋季キャンプでの取り組みの成果を、マウンドで体現した。１１日、シート打撃に登板した浜矢が、

打者７人に対し、失策で出塁を許した以外は、６人を完璧に抑えた。

「ストレートはそんなによくなかったが、変化球でうまく打ち取ることができた」。

初日から８日連続でブルペンに入り、疲労が残るなか「考えながら投げることができた」と、

自身の投球に及第点を与えた。

課題を克服し、成長してみせる。今季は春季キャンプから期待されるも、１３試合の登板で

防御率１０・２４。「今年はバッターとの駆け引きができなかった」。

悔いを残したからこそ、秋は弱点と向き合う。打者の思考を理解し、意味のあるボールを投げるため、

精力的にブルペンに入る。「来年は必ず巻き返したい」。浜矢のリベンジは、もう始まっている。




フェルナンド　攻守磨き猛アピール

フェルナンド外野手が攻守でアピールしている。打撃は持ち味の長打力に確実性を加えようと

新たなフォームに挑戦し、守備でも安定感を増した。

「このキャンプが勝負。春のキャンプで１軍入りしたい」と躍起だ。

１１日は全体練習終了後に特打とティー打撃をこなし、さらに室内練習場で打撃マシン相手に

打ち込んだ。居残りでの打ち込みはキャンプ期間中、一日も欠かさず続けている。

梨田監督の助言を受け、キャンプ途中から打撃フォームを変えた。大振りだった動作をコンパクトにし、

力みのない状態で打つことを心がけている。「今は思い切っていろんなことに挑戦できる時期。

自分のスタイルを追い求めつつ、助言も取り入れて引き出しを増やしたい」と貪欲だ。

栗原２軍打撃コーチも「長打力は申し分ないので、あとは確実性」と話す。

課題だった守備も、今季は上達した。２月の春季キャンプで森山１軍外野守備走塁コーチから

「守備が良くなればポジション争いに入れる」と言われ、守備練習に取り組む姿勢が変わった。

「もともと安定していた送球に加え、捕球技術が向上した」（森山コーチ）。


　来季に期す思いがある。今秋、同期入団の２選手が戦力外通告を受けた。

自身も今季２軍で７４試合に出て打率２割８分７厘、チームトップの１４本塁打を放ちながら１軍では

出場４試合止まり。「プロの世界は甘くない。来季は定位置を取りたい」と、３年目の勝負の年に臨む。



＜楽天＞小学生に授業「野球は難しくないよ」

東北楽天が秋季キャンプを行う岡山県倉敷市の中庄小で１１日、楽天野球団のジュニアコーチによる

野球の模擬授業があった。

小中学校で必修化した「ベースボール型」球技の授業を支援し、キャンプ地と交流を深めようと

初めて実施。川岸強、伊東昂大の両ジュニアコーチが「野球は難しくないよ」と分かりやすく指導し、

５年生約６０人がティー打撃から始まる試合に取り組んだ。

地元のスポーツ少年団で野球に取り組む落合陽大君（１１）は「バッティングの動きを覚えるための

体操が楽しかった」と笑顔。市内の小中学校の教員約４０人を対象にした指導法の講習会もあった。