イーグルスファンコミュの楽天２戦連続サヨナラ負け「予想外」６回の７失点

楽天２戦連続サヨナラ負け「予想外」６回の７失点

パ・リーグ 楽天８―９ロッテ （5月15日 ＱＶＣマリン）

楽天が２試合連続のサヨナラ負けを喫し、借金６となった。

延長１１回に登板の松井裕が先頭の細谷に二塁打を許し、最後は１死一、三塁からデスパイネに

サヨナラの左前打を浴びた。梨田監督は「彼に責任はない」と結果論は避け、４点差をひっくり返された

６回の７失点を悔やんだ。

６回、先発の釜田が２死から崩れた。中前打と３連続四球で１点を献上。

緊急登板した横山も押し出し四球で２点差とされ、３番手の浜矢が代打の細谷に

逆転満塁ホームランをたたき込まれた。

監督は「６回の７点が…。３つ連続でフォアボールを出すなんて何かアクシデントでもあったのかと

思ったほどで、予想外だった。あの場面で準備していた投手も横山と浜矢しかいなかった」と

苦い表情だった。

この試合では藤田が猛打賞、また茂木が2試合連続となる4安打を放っての猛打賞を記録した！



２日連続サヨナラ負け　梨田監督　松井裕かばう「彼に責任はない」


楽天は２日続けてロッテ相手にサヨナラ負けを喫した。

８―８の延長１１回、６番手の松井裕が先頭の細谷に左越え二塁打を許すと、１死一、

三塁からデスパイネに三遊間を破る決勝打を浴びた。

前日は両軍合わせて３４安打で２５点が入る大乱戦で４時間５７分の死闘の末、サヨナラ負け。

この日も両チームで合計２５安打、１７点と打ち合いとなったが、２試合連続で守護神が敗戦投手と

なった。

それでも梨田監督は「彼に責任はない」と左腕をかばい「面白いゲームができている。

野手も一生懸命やっている」と奮闘したナインを労った。




松井裕が２戦連続の救援失敗…梨田監督「配置転換するつもりない」

楽天は２試合連続の延長戦で連日のサヨナラ負けを喫した。同点の１１回に守護神・松井裕が登板。

１死二、三塁からデスパイネに左前打を浴び、２試合連続の敗戦投手となった。これで抑え転向後、

自己ワーストの３敗目。

今季の黒星は全てロッテ相手のものとなった。梨田監督は「彼には責任はない。

配置転換はするつもりはない」と語った。

打線は１５安打で８点を奪ったが投手陣が崩壊した。先発・釜田が６回途中４安打４四球５失点ＫＯを

食らった。魔の６回だった。あと１死でマウンドを降りる予定が、２死から突如乱れた。

デスパイネに中前打を打たれ、前の打席で右越えに一発を打たれている角中に敬遠気味の四球。

さらにナバーロにも四球を与えると、続く鈴木に押し出し四球。３連続四球に

「情けないです。体が言うことを聞かなくなり、ストライクが入りませんでした。

イニング完了までいかなくてはいけなかったのに」と右腕はうなだれた。

後を継いだ２番手の横山も代打・井口に押し出し四球。続く加藤にも適時打を浴びた。

さらに３番手・浜矢が１死満塁のピンチで細谷にバックスクリーンに代打逆転満塁弾を被弾した。

８回に５安打を集中させ、３点差を追いついたが、９回以降、無得点。あと１点が遠かった。

チームは連敗で借金が今季ワーストタイの６となった。



釜田　突然乱れた「情けない　体が言うことを聞かなくなり…」

先発・釜田は５回２／３を５失点でまたもや白星を逃した。

５回までは角中のソロによる１失点のみと快投を続けていたが、６回２死走者なしからデスパイネに

中前打を許すと、突如として乱れた。角中、ナバーロ、鈴木に３連続四球で降板。

「情けないです…。体が言うことを聞かなくなり、ストライクが入りませんでした」とうつむいた。

後を継いだ横山、浜矢も踏ん張れず、清田に逆転満塁本塁打を浴びるなどこの回、７失点。

梨田監督は「６回の７点は２死からだからね。想定外」と困り顔。

２試合連続で大量失点した救援陣に「てこ入れの良い方法があれば教えて欲しい」と嘆いた。



藤田　２打席連続適時打

藤田が、２打席連続の適時打で３打点を稼いだ。

２回には２死一、二塁から右前へ、４回にも１死満塁から再び右前へ鋭いライナーを飛ばした。

２回の場面について「岡島がいい状態を保ってくれているので、自分で勝負してくるのではないかと

思い準備していました。それがいい方向に向いてくれたと思います。

あと１点ほしい場面で打つことが出来て良かったです」と振り返った。


茂木が先制打「自分で勝負してくると感じた」


茂木が２回、先制の２点適時打を放った。

１死二、三塁。ロッテ唐川を相手にファウルなどで粘ったカウント２−２からの９球目、１４５キロ直球を

右前へはじき返した。

「先輩方がつくってくれたチャンス。（相手投手が）自分で勝負してくると感じましたし、決めてやろうと

いう気持ちはありました。ファウルで粘って、食らいついて、甘い球を待ってしとめることができました。

先制点につながってよかったです」と喜んだ。



今江「スマイルシート」を実施「会えるだけで勇気、元気をもらえる」


今江が１５日、ＱＶＣマリンで行われたロッテ戦で小児がん経験者の子供らを招待する

「スマイルシート」を実施した。

この日は千葉市在住の飯嶋春樹くん（１１）が両親と来場。試合前には三塁側ベンチで練習を見学し、

今江と記念写真を撮るなど交流を深めた。

今江は無安打に倒れたが、３回に根元の鋭い打球を逆シングルで好捕してアウトにするなど守備で

魅了した。

スマイルシートはロッテ時代から社会貢献活動の一環として行っており、楽天に移籍後も変わらず

続けていくことを明かした今江は「野球を見に来て、家族で楽しんで欲しい。

僕も子供たちに会えるだけで勇気、元気をもらえる」と話した。