イーグルスファンコミュの楽天　パ・リーグに衝突ルールの厳密適用要望 茂木　定位置「モギ」取った

【９日の予告先発】黒田は阪神戦、３連勝なるか　ＤｅＮＡは山口


　◇セ・リーグ

　ＤｅＮＡ・山口―ヤクルト・石川（横浜）

　中日・吉見―巨人・田口（ナゴヤドーム）

　阪神・岩貞―広島・黒田（甲子園）

　◇パ・リーグ

　楽天・塩見―日本ハム・加藤（コボスタ宮城）

　ロッテ・大嶺祐―西武・十亀（ＱＶＣマリンフィールド）

　ソフトバンク・バンデンハーク―オリックス・金子（鹿児島）





則本　史上初の開幕３連勝＆３戦連続２桁奪三振狙う「状態は良い」


開幕２連勝中の楽天・則本が、８日の日本ハム戦（コボスタ宮城）に先発する。

開幕３連勝、かつ３試合連続２桁奪三振となればプロ野球史上初で「状態は良いので、

あとは入りさえ気をつけたらスムーズにいける」と偉業を目指す。

昨秋のプレミア１２で侍ジャパンの一員として交流を深めたドジャース・前田がメジャー初登板初勝利。

「前田さんには技術やメンタルなど、いろんなことを聞いた。

気に掛けてくれているみたいなので、こちらからも良い報告ができたら」と発奮材料にした。



藤田、２試合連続のベンチ外　復帰は10日メド


藤田が８日、２試合連続でベンチから外れた。５日のオリックス戦の守備で一塁走者と交錯し、

左胸部を打撲。

梨田監督は「今日、明日くらいまでは無理をしないでもらう。日曜あたりに復帰できれば」と説明した。



楽天　パ・リーグに衝突ルールの厳密適用要望

楽天の安部井寛チーム統括本部長は８日、本塁での衝突を防ぐため今季から新設された

「コリジョン（衝突）ルール」のより厳密な適用をパ・リーグに要望したことを明らかにした。

６日のオリックス２回戦（京セラ）で６回に走者の嶋が本塁を狙い、クロスプレーでアウトになった。

球団は捕手の足や膝が捕球前に走路をふさいでいたと主張。審判員が映像で確認したが、

判定は覆らなかった。

安部井本部長は「（違反は）積極的に取らないと、本来のルールの意味がなくなる」と話した。




本塁クロスプレーで意見書提出も　梨田監督が言及

梨田監督がオリックス戦（ほっと神戸）の雨天中止後、６日の同戦（京セラドーム）で起こった

本塁クロスプレーに言及した。

６回１死三塁で聖沢が遊ゴロ、走者・嶋が本塁憤死した場面。捕手・伊藤は今季から導入された

「コリジョンルール」が禁じる走路妨害をしているようにも見え、審判団はリプレー検証したが、

判定は覆らなかった。

「伊藤の足が（三塁と本塁を結ぶ）ラインに出ていた。ラインに入るということは衝突になる。（ＮＰＢへ）

意見書の提出も考えないと」と話した。






茂木　定位置「モギ」取った

茂木栄が新人野手として球団史上初の開幕戦先発出場を果たして以来、

１０試合フル出場を続けている。７日現在で打率２割５分６厘、４打点、２盗塁。

持ち味の打撃力に加え、プロ入り後に取り組み始めた遊撃守備も安定し、定位置をつかんだ。

５日のオリックス戦（京セラドーム）では５打数３安打１打点の活躍でプロ初の猛打賞を記録。

二回に右前打で出塁し味方の適時打で先制のホームを踏むと、三回には右前適時打で

貴重な追加点を奪った。初めて上ったお立ち台では「必死にやった結果。

うれしく思います」と初々しく喜んだ。６日にも二塁打１本を放った。

天性の打撃センスに加え、新人離れした意識の高さが首脳陣の信頼を得ている。

打席では常に「自分のスイングをしっかりできているか」を意識し、結果だけでなく内容を突き詰める。

５日の活躍にも「自分の形で強いスイングできていないし、しっくりきていない」とクールに振り返る。

２月のキャンプから取り組む遊撃守備もめきめきと上達している。茂木自身は「まだまだ慣れない。

周りを見ながら、一球一球考えてやっている」と謙遜するが、真喜志康永内野守備走塁コーチは

「思った以上の出来。一番（の長所）は打球を怖がっていないこと」と評価する。

出場１０試合で４６度の守備機会があり、失策は１度（３月２９日、ＱＶＣマリンフィールドのロッテ戦）

のみ。難易度が高いとされる天然芝のコボスタ宮城では無失策だ。

真喜志コーチは「捕球は心配していない。

後は経験を重ねて状況に応じた送球を身に付けていけばと、じっくりと腰を据えた守備指導をしている。

茂木の奮闘もあり、チームは６勝３敗１分けと好発進している。

梨田昌孝監督は「疲れが出てくる時期だけど、（５日に打った）３本をきっかけに上向いてくれれば」と

期待を寄せる。