イーグルスファンコミュの長谷部　同級生加入が刺激　もう一度「燃えるような戦いを」

長谷部　同級生加入が刺激　もう一度「燃えるような戦いを」

長谷部が１４日、仙台市内のコボスタ宮城の室内練習場で自主トレを実施。

早くも今年２度目となるブルペン入りで約４０球を投じるなど精力的に汗を流した。

チームが球団初優勝と日本一に輝いた１３年は中継ぎで２４試合に登板して１勝１敗３セーブ、

防御率１・８３の好成績を残し、翌１４年も２６試合に登板。だが、昨季は１年を通して不振が続き、

わずか３試合の登板に終わった。

オフはウエートトレーニングと股関節の可動域を広げるメニューを続けており、

この日も伸びのある直球を披露。今季は杜若高で同級生だった山内（昨季に中日を戦力外）が

チームに加入したことも大きなモチベーションになっている左腕は、巻き返しを狙う今季に向け

「１３年の時のような燃えるような戦いがしたい。もう一度、自分を奮い立たせたい」と意気込んだ。



オコエ　張り切ってトイレ掃除　楽天新人らコボスタをピカピカに


オコエら新人選手が１４日、球団職員ら約１５０人とともに本拠地のコボスタ宮城の清掃を行った。

この日は新人合同自主トレで午前中のメニュー終了後、昼食前に清掃活動を実施。

清掃前には選手と職員が球場正面広場に集合し、オコエが「みなさん、掃除を頑張りましょう！」と

気勢を上げた。

球団職員らの本拠地の清掃活動は毎月の恒例行事でもあり、球団関係者は

「職員と選手との交流と、取り組んでいる活動も知ってもらうために一緒に清掃しました」と説明。

３階のコンコースやトイレを担当したオコエは「きれいな球場の方がファンのみなさんも楽しめると

思うし、掃除は大事。この球場でプレーするためにも１軍を目指して頑張っていきたい」と

目を輝かせていた。


オコエ“清掃”興味なし？にぎわす方が好き

オコエも雑巾を片手に客席やトイレを掃除。「ファンの皆さんもきれいな球場なら楽しめると思う」と

約３０分間の成果を振り返った。

掃除を意味する英語、クリーンアップは野球では中軸打者を意味する。

だが、オコエは将来的に打線の中心に座る願望については「全くない」ときっぱり。

やはり塁上は、きれいにするよりにぎわす方がお似合いか。





ドラ２・吉持、急性胃腸炎で離脱…３日間は静養へ

１１日から新人合同自主トレ（コボスタ宮城）に参加していた楽天の吉持が

１４日、急性胃腸炎で離脱した。

１３日の午前中から体調不良を訴え、練習も別メニューで調整。練習後に仙台市内の病院で検査を

受けて判明した。１４日から３日間は寮で静養に努める予定。関場大輔トレーナーは「（１７日からの）

次のクールで、状態を見ながら復帰を探っていくと思います」と見通しを語った。



ドラ４・堀内、新打撃フォームに挑戦！“お手本”は？

堀内が１４日、仙台市内のコボスタ宮城で行われている新人合同自主トレでティー打撃を実施。

金属から木製バットに変わることで、新フォームに挑戦していることを明かした。

打撃フォームを参考にしている選手は、昨季にシーズン２１６安打のプロ野球記録を樹立した

西武の秋山。

昨年１０月にドラフトで指名されたのを機に、プロの球速に対応するためにアッパー気味のスイングを」

矯正しようと一念発起した。

「レベルスイングで、バットが体に巻き付くようにしならせている」という秋山のスイングを映像や連続

写真などで研究。この日のティー打撃でも鋭いスイングを連発した。高校日本代表の正捕手で、

将来の正捕手候補でもある１８歳は「打率を残せるような打者になりたいし、

これからもいい選手のことは取り入れなければいけないと思っている。

いつか首位打者も取ってみたいです」と言葉に力を込めた。


ドラ５右腕・石橋、２日連続ブルペン！キャンプインへ順調

石橋が１４日、仙台市内のコボスタ宮城の室内練習場で行われている新人合同自主トレで２日連続で

ブルペン入り。フォームを確認しながら２３球を投げ込んだ。

育成を含む新人９選手で唯一の投手でもある右腕は２月１日のキャンプイン（沖縄・久米島）に向けて

順調に調整を続けており「キャンプ初日からしっかり投げれるように、調整していきたい」と意気込みを

語った。



＜ガッツ若ワシ＞高い身体能力に自信


（１）吉持亮汰

「身体能力で誰にも負けたことがない。オコエにも当然負けるつもりはない」


豪語に違和感はない。５０メートル５秒６の俊足、遠投１２５メートルの強肩はプロ屈指のレベル。

大商大４年時の遠投練習では、本塁からボールを投げてバックスクリーンに当てて、

周囲を驚かせたこともある。

１軍定着が期待される今季、ひそかに考えていることがある。

本拠地で先発の守備位置に向かう際などに「遠投を披露して観客に喜んでもらいたい」。

強烈な自己顕示欲はプロ向きだ。

大学では各２度のベストナインに輝いた三塁と遊撃のほか、中堅を守った。

４年秋の公式戦には投手として２度登板し、１４０キロ台中盤の球速を記録した。

さらに強肩を買われ、捕手の練習までした器用さがある。「ショートで勝負したいのが一番だが、

それ以外も頭にはある」と、外野用グラブも準備してきた。

目標は「盗塁王」と明確。関西六大学リーグでは、歴代記録にあと３と迫る６２盗塁をマークした。

身体能力ばかりが注目されがちだが、テレビの野球観戦でも無意識に投手のくせを盗もうと

見てしまうほど研究熱心。「大学３年の秋に人生で初めて盗塁死したのが悔しかったので。

プロではもっと研究に力を注がないと」と、あくまでも貪欲だ。



オコエら震災や東北の歴史学ぶ

オコエら新人選手が１３日、仙台市青葉区の河北新報社を訪れ、同社の一力雅彦社長から

「熱く燃えよ東北魂」と題した講話を聴いた。

一力社長は東北の歴史や風土、東日本大震災発生から５年目の被災地の現状についてスライドを

使いながら説明した。東北６県の人口が減少していることにも触れ「東北楽天は東北６県のシンボル。

地域と一体となり、東北に夢や希望の光を与え続けるという思いを持って頑張ってほしい」と激励した。


東京都出身のオコエ外野手は「仙台に来るまでは知らなかった東北のことを詳しく

学べて有意義だった」と話した。