イーグルスファンコミュの７回３安打無失点、１１奪三振の好投で８勝目

【１５日の予告先発】首位ヤクルトは館山、阪神・藤浪、巨人は菅野


　◇セ・リーグ

　ヤクルト・館山―ＤｅＮＡ・三浦（神宮）

　阪神・藤浪―中日・大野（甲子園）

　広島・ジョンソン―巨人・菅野（マツダスタジアム）


　◇パ・リーグ

　日本ハム・吉川―楽天・戸村（札幌ドーム）

　オリックス・ディクソン―ソフトバンク・東浜（京セラドーム）



則本７回無失点で８勝目、松井裕は２９Ｓ　西武、自力ＣＳ消滅


パ・リーグ 楽天３―０西武 （9月14日 コボスタ宮城）

則本が７回、１３５球を投げ３安打無失点、初回の３者連続など毎回の１１奪三振の力投を見せ

８勝目（１１敗）をマークした。

奪三振数は１８３まで伸び、日本ハムの大谷に１０差を付けて首位に立った。

９回は松井裕がきっちり抑え２９セーブ目。

西武の岸を打ちあぐんでいた楽天は４回、先頭の松井稼がこの日チーム初安打となる左前打で

出塁し、２死後ウィーラーが左越えへ１０号２ランを放ち先制。

さらに８回にはムリーロが二塁打を放ち、送った１死三塁で聖沢が中犠飛を放ち加点した。


則本、７回無失点１１奪三振の好投で８勝目


則本が西武戦に先発し、７回３安打無失点、１１奪三振の好投で８勝目（１１敗）を挙げた。

チームは連敗を２で止めた。

則本は、力のある真っ直ぐに変化球を交え西武打線を封じた。一回は三者連続の三振。

二回も１０球で終わらせるなど完璧な立ち上がり。その後も六回まで２安打の好投を見せると、

七回は先頭の中村に左前打を許しながらも、後続を抑えマウンドでガッツポーズ。

この回限りでマウンドを救援陣に託すと、青山、松井裕の無失点リレーで逃げ切った。

松井裕は２９セーブ目を挙げた。

　打線は四回、二死二塁からウィーラーが左翼スタンドへ先制の１０号２ランを放ち右腕を援護。

八回には一死三塁から聖沢の中犠飛で１点を追加した。

ヒーローの則本は「我慢して投げて、（味方打線が）打ってくれて、なんとか勝つことができました。

初回から飛ばして、前回は岸さんに負けてたので、なんとかやり返したりという思いもありましたし、

そういった思いが（１１個の）三振につながったと思います」と振り返った。

日本ハム・大谷を抜きリーグトップの１８３三振となったが「次、大谷くんがまた投げるんで、彼も三振を

取るんで…またがんばります」と言葉少なだった。


則本、７回無失点でチームトップの８勝目


則本が先発し、７回３安打無失点でチームトップの８勝目（１１敗）を挙げた。

西武のエース・岸との投げ合いを制し「相手が岸さんなので、とにかく初回から飛ばしました。

フォークを中心にボール自体良かったと思いますし、先に点を取られないよう一生懸命投げました。

でも中にはもったいないボールもありましたし、その分、球数（１３５球）も多くなってしまったので、

次回はそこらへんをしっかり修正したいですね」と納得の表情で振り返った。

１１奪三振で日本ハム・大谷を抜いてパ・リーグトップの１８３三振。新人から３年連続２ケタ勝利と、

２年連続奪三振王が見えてきた。



則本　２年連続奪三振王へ、大谷に10差「必死こいて投げ抜きたい」


則本が７回、１３５球を投げ３安打無失点、毎回の１１奪三振の力投を見せ８勝目（１１敗）をマーク。

今季の三振数も１８３に伸ばして、日本ハム・大谷に１０差をつけ、２年連続の奪三振王に

１歩リードした。

「初回から飛ばした」という通り、初回先頭打者から４連続三振。８月１８日の西武戦では、

同じく岸と投げ合って６回６安打１失点ながら負け投手になった。それだけに「何とか借り返したい。

その思いが三振につながったと思います」と語った。

大谷との奪三振王争いの行方は最後までもつれそうだが「また、頑張ります」とキッパリ。

「自分にできることを一生懸命やって、チームが勝てるように、全力で、必死こいて投げ抜きたい」と

誓った。

大久保監督も「やっと則本らしいピッチングが見られた。力みがなかった」とほめ

「１つでもタイトルを取るのがプロとしての仕事。最後まで投げ切ってタイトルを取ってほしい」と

語っていた。



則本選手　ヒーローインタビュー


記者：岸投手との投手戦、見事に制しました。

則本：そうですね。我慢して、投げて、打ってくれて、なんとか勝つことができました。

記者：7回までに11個の三振を奪う、圧巻の奪三振ショーでした。

則本：初回から飛ばして、前回は岸投手で負けたので、なんとかやり返したいという思いも

ありました。そういった思いが三振に繋がったのかなと思います。

記者：特に7回の栗山選手との勝負。見応えがありました。

則本：そうですね。栗山選手には結構打たれているので、なんとか抑えたいなという思いがありました。

初回から三振は取れましたが、なかなかコントロールが定まっておらず、球数が多かったのですが、

なんとか最後の力を振り絞って頑張って投げました。

記者：これで今シーズンは183個の三振を奪いました。日ハムの大谷投手を抜いてリーグトップです。

則本：そうですね。次、大谷投手がまた投げるので。彼、いっぱい三振を取るので、また頑張ります。

記者：今シーズンも残り少なくなってきました。次に向けて意気込みをお願いします。

則本：自分のできることを一生懸命やって、チームが勝てるように、一生懸命、必死こいて、

全力で投げ抜きたいと思います。.




ウィーラー、先制ソロで来日初２ケタ本塁打

ウィーラーが、来日初の２ケタ本塁打となる先制の１０号２ランを放った。

４回２死二塁で、西武先発・岸のチェンジアップをとらえ、左翼席中段へ運んだ。

４試合ぶりのヒットが６日のソフトバンク戦（ヤフオクＤ）以来の一発となった４番は「（楽天先発の）

則本が初回からいいピッチングをしているからね。なんとか先制の１本が打ててうれしいよ。

これでチームに勢いがつくといいね」と笑顔だった。




ウィーラーが先制２ラン　９月に入って４発目

ウィーラーが四回に値千金の２ランを放った。初めて得点圏に走者を進めた２死二塁の好機で

岸の甘い変化球を左翼席へ運んだ。

日本の投手への適応や安定して出場機会を得られるようになったことが好調の要因だそうで、

９月に入ってこれで４発目。

本塁打数を２桁に乗せ「今シーズンはなかなか則本を援護できていなかったので良かった」と話した。




ウィーラー選手　ヒーローインタビュー

記者：4回の試合を決める、2ランホームラン。手応えを教えてください。

ウィーラー：非常に感触は良かったです。

記者：まさにエースを助ける一発でしたね。

ウィーラー：そうですね。則本選手は初回からいいピッチングだったので、必死に追いつこうと思った

結果がホームランに繋がってよかったと思います。

記者：9月は打率が3割8分2厘。4番ということで打ちまくってます。

ウィーラー：打率は気にしていませんが、非常に調子がいいので、これからも引き続き、

この調子をキープしたいと思います。

記者：さあ、明日も試合があります。ファンの皆さんにメッセージをお願いします。

ウィーラー：マダマダイクワヨ！.



大久保監督　試合後コメント

記者：投手戦を制しての完封リレーでした。

監督：三振が多い投手なので球数が増えましたが、その中でしっかり7回まで投げてくれました。

しかも強力打線を相手に長打を警戒する中で攻めてくれましたし、今日は力みがなく則本らしい

投球でした。

記者：則本投手は奪三振のタイトルが見えてきました。


監督：1つでもタイトルを取ることはプロとして大事なことですから、最後まで投げきって奪三振の

タイトルを取って欲しいです。

記者：打線はウィーラーの一発が大きかったですね。


監督：チェンジアップが来る予測の中で自分のスイングでタイミングを合わせてくれました。

見事なバッティングでした。

記者：8回には犠牲フライで貴重な3点目を加えました。

監督：チェンジアップの空振りがあったので、次ボールだったらスクイズも考えたところでしたが、

しっかり真っ直ぐにタイミングを取ってくれました。まだまだこれからやれる選手だと感じる打席でした。

記者：最後は松井投手が締めて29セーブ目を挙げました。


監督：礼儀も正しい選手ですから、浮かれることなくこのまま成長して欲しいです。.

松井裕、２９Ｓで大台に王手「則本さんのおかげ」

　楽天の守護神・松井裕が、３０セーブの大台に王手をかけた。

　３点リードの９回に登板し、浅村を三ゴロ、中村を空振り三振、メヒアを空振り三振で、

クリーンアップ３人を料理。

２９セーブ目を挙げたが「則本さんのおかげ。自分は何もしていないですよ。

今日はブルペンに行かなくてもいいんじゃないかと思ったくらい」と、７回３安打無失点の先輩エースを

たてた。

３０セーブに向けては「念願の目標。次回のセーブ機会で３人で抑えたい」と意気込んだ




嶋が海外ＦＡ権を取得「シーズン終わってから考える」


嶋は１４日、出場選手登録日数が９年に達し、海外移籍も可能なフリーエージェント（ＦＡ）権の

資格取得条件を満たした。

昨季、国内ＦＡ権を行使せずに残留した主将は「シーズンが終わってから考えたい」と話した。