イーグルスファンコミュの外野の定位置争い佳境　遊撃も激戦

則本、初実戦で１回０封…塩見はインフルから回復


中日６―３楽天（オープン戦＝８日）


則本が８日、中日とのオープン戦（倉敷）で今季初実戦のマウンドに上がった。

五回から２番手で登板し１イニングを投げ、無安打無失点（１四球）だった。

開幕投手に内定している右腕は、スロー調整でじっくりとコンディショニングを上げてきた。

「何も（アクシデントが）なく終われたことが一番の収穫」と初の実戦を終え、一安心しているようだった。

先発した塩見は４回５安打１失点。キャンプイン前日にインフルエンザに感染し、この日が１軍での

初実戦だった。「ストライク先行で四球もなかったのは良かった。ことしは２桁勝利を絶対するという

気持ちでやる」と力強かった。



則本、３年連続開幕投手へ上々の初登板


則本が今季初の実戦登板に臨み、１回を無安打無失点に抑えた。

先頭に四球を与えたものの、その後は力のある直球で押し、３人続けて外野フライで仕留めた。

昨季終了後から、球のキレを重視した投球フォーム改良に取り組んできた右腕は、「間違っていないと

いうことが確認できた」と満足顔。有力視される３年連続の開幕投手に向け、まずは上々のスタートを

切った。



外野の定位置争い佳境　遊撃も激戦


東北楽天のポジション争いが終盤に入った。「守り勝つ野球」や「超機動力野球」を掲げる大久保監督

の下、守備や走塁の能力を重視した選手の絞り込み作業が、来週から本格化する見通し。

２７日の開幕戦まで３週間を切り、選手たちは最後のアピールに懸命だ。


最大の激戦区は外野。２０１２年リーグ盗塁王の聖沢が中堅のレギュラー筆頭候補とみられ、

オープン戦４試合では打率４割２分９厘、３盗塁と好調をキープ。年間２００盗塁を目指す

「超機動力野球」のキーマンとして期待がかかる。


　両翼では打撃に定評のある島内、岡島、牧田の３人がしのぎを削る。

しかし、島内は打率１割６分７厘、牧田は９分１厘と振るわず、昨季レギュラーに定着した岡島は８打数

無安打と元気がない。春季キャンプ２軍スタートだった榎本はオープン戦５打数２安打と、必死に食らい

付いている。


７日には、遊撃手から外野手に本格転向した松井稼が１軍に合流し、定位置争いは一層激しさを増し

そう。豊富な経験と長打力が持ち味の松井稼は８日のオープン戦（対中日）で「１番・指名打者」として

先発出場する見込み。ドラフト３位新人の福田（中大）もチャンスをうかがう。


春季キャンプで負傷した西田が抜けた遊撃も、レギュラーが定まっていない。

現段階では実績のある後藤が一歩リードし、阿部や岩崎、新外国人ウィーラーらが追い掛ける構図。

激しい競り合いが続き、開幕直前までもつれそうだ。


大久保監督は来週の兵庫、静岡両県でのオープン戦に向け、「最後の（選手の）絞り込みに入る。

野手も固めていく」と説明。ペナントレースをにらんだ選手選考が、いよいよ佳境を迎える。




斎藤、調整は「順調」今季初打撃投手

２軍調整中の斎藤が７日、仙台市のコボスタで、今年初めて打者を相手に投球した。

実戦を想定したフリー打撃で打撃投手を務め、大坂谷の胸元をえぐるなど力強いボールを披露。

のべ４人の打者に対し２２球を投げた。「年のせいか、いろいろありますけど、ここまで順調に来ていると

思います」。対外試合初登板は未定だが「まだどこに行っても寒いですからね。こういう形でも限りなく

実戦に近い形で投げられる」と、練習の中で実戦感覚を確かめていく。

日米通算２４年目のシーズンも開幕１軍の期待がかかるが「それが理想ですけど、そこに向かって逆算

して（調整して）いくことはしない」と斎藤。今季は「４５歳で（球速）１５０キロ」という目標もある。

チーム最年長の大ベテランは、焦ることなく状態を上げていく。



安楽剛球連発！バットへし折った

２軍で調整している安楽が７日、コボスタで行われた練習に参加し、打撃投手を務めた。

プロ入り後、初めて打者に対して投げた右腕は「（打者が立つと）全然違う。ボール自体、良くないことは

ない」と手応えを語った。

右腕をしならせて投げ込んだ重い直球が、大坂谷のバットをへし折った。実戦を想定し、カウント０―０

から行われたフリー打撃。初めてコボスタのマウンドに上がった背番号２０は、のべ１０人の打者に対し

約４０球の熱投。直球を軸にカーブ、スライダーも交え、ヒット性の当たりは３本に抑えた。

「ネットがあると投げにくいですね。高校でもやったことがないので」と悪戦苦闘しながらも、剛球を

連発。大坂谷から３球三振も奪った。１日の卒業式後は仙台に戻り、３日連続でブルペン入りするなど、

投げ込みながら状態を上げている。

今後は１０〜１２日のイースタン教育リーグで実戦デビュー予定。「違うユニホームのチームを相手に

投げるのは、去年の夏以来ですからね」と、昨年７月２４日、愛媛大会３回戦（対東温）以来、約２３０日

ぶりとなる対外試合を心待ちにしていた。




松井氏　マー君の練習手伝う、双方気付かず


ヤンキースで臨時コーチを務めている松井秀喜氏が、田中の調整登板中に球拾いを手伝った。

カウントも取る実戦的な打撃練習だが守る選手はいないため、外野に飛んだ球を拾い集めた。

ただし、右腕の後ろにはロスチャイルド投手コーチやトレーナーがおり、中堅付近に陣取っていた

松井氏は「何も見えなかった」と笑いながら明かす。田中の方も「全然知らなかった。気付かなかった」

と投球に集中していたようだ。




鎌スタに「ＤＪチャス。弁当」初登場！11、12日ＯＰ戦で限定販売


鎌スタに「ＤＪチャス。弁当」初登場！日本ハムの２軍本拠地・鎌ケ谷スタジアムで活躍中の中年の星？

社員兼キャラクターの二刀流「ＤＪチャス。」が今度は弁当として登場することが８日、ＰＲされた。

１１日（ＤｅＮＡ戦）１２日（ロッテ戦）の同スタジアムで行われるオープン戦２試合に限り

「明日もチャス！元気満開弁当」（６００円、税込み）のタイトルで、「チャス」と「チャンス」を引っ掛けた

前向きなメッセージ付きの弁当が「カビーの満腹弁当（仮）」とともに発売される。

１試合あたり限定１００食程度発売される予定で、試合当日は「ＤＪ　チャス。」自らスタンドへ上がって

売り子も務めるという熱の入れよう。ＤＪチャス。は「中身は当日までのお楽しみ。幕の内弁当だけど、

日頃ファーム選手のケータリングを担当している“有限会社かつらぎ”が腕によりをかけて作ってくれる

そうだ。当日の天候も何とかもちそうだし、ＧＡＯＲＡの中継やメディアの取材で担当記者の方も５０人

以上は来そうだし…。団体予約も受け付けてます！」と弁当を売る気満々のポーズで周囲を笑わせて

いた。