イーグルスファンコミュの多目的ドームで魅力アップ・コボスタ宮城

【球界★ＢＯＹＳ　ＣＯＬＬＥＣＴＩＯＮ】大谷世代の楽天ドラ１左腕・森雄大

プロ２年目の今季、森は４月２４日の西武戦（東京ドーム）でプロ初勝利を挙げるなど、

大器の片鱗（へんりん）を見せた。

ファッションにこだわる球界屈指のイケメン左腕は仙台市の郊外、長町にあるセレクトショップで

洋服などを選んでいるという。

「ジーンズが好きで２０本くらい持っています。靴は白地のスニーカーが好きで、１０足ほどありますね。

白はジーンズに合うし、清潔感があるじゃないですか」とジーンズとの組み合わせを重視した結果、

白地の靴も増えていった。

　取材日は、愛用しているブランド『ＤＳＱＵＡＲＥＤ２』（ディースクエアード２）でコーディネート。

「セーター、ジーンズは見た瞬間に欲しくなりました。靴は『ＧＯＬＤＥＮ　ＧＯＯＳＥ』（ゴールデングース）

で５万円でした」と上限金額は設定せずに欲しい物を買う主義。

プロ入り後の最も高価な買い物も「２０万円だった『ＭＯＮＣＬＥＲ』（モンクレール）の

黒色のダウンジャケットです」と、やはり衣服だった。

８月１９日で２０歳になり「ビールと芋焼酎の水割りを少し飲むようになった。

去年のオフに車の免許も取ったから『Ｌａｎｄ　Ｒｏｖｅｒ（ランドローバー）』の車が買えるように頑張ります」

と意気込む。

　「好きな芸能人は広末涼子さん。理想の女性は自分を引っ張ってくれて面倒をみてくれる人」と

はにかむ森。今、狙っているものは何か、を聞いたところ…。

　「物でも、結婚相手でもなく、野球の結果です！！」と即答。

大久保新監督の下で迎えるプロ３年目の来季は飛躍の年にして、“森ブランド”を浸透させる。



★卵焼き作ってほしい

大好物は母・貴恵子さんの手作り料理、ビーフシチューだ。ジャガイモ、ニンジン、タマネギ、牛肉など

の具だくさんで「オーソドックスな感じですが、具材を大きく切ってあるのが好きなんです」とおふくろの味

を懐かしむ。

将来のお嫁さんに作ってもらいたい料理は「卵焼きです。甘い味付けよりも、塩系の味が好きです」と

照れながら告白。われこそは将来の…という女性ファンの方はまず、卵焼きの腕を磨くのが近道か

も！？

★ミスチルでリラックス

　お気に入りのアーティストは「Ｍｒ．Ｃｈｉｌｄｒｅｎ」だ。「部屋でゆっくりするときにはマストですね」と

リラックスタイムには欠かせない。特に好きな曲は「３６５日」、「終わりなき旅」、「シーソーゲーム」。

ミスチルは“殿堂入り”の存在として、最近のマイブームはダンス・ポップ系の「ＤＵＦＦ」で「試合前など

気分を高めるときに聞くんです」。目的に応じて、音楽も聞き分けている。

★森の近況

　シーズン終了後、２１Ｕ（２１歳以下）野球日本代表に選出。１０月末からの強化合宿（明大グラウンド）

と強化試合（ジャイアンツ球場）、１１月７日からは台湾で行われた２１ＵＷ杯に参加した。

同９日の１次ラウンド・オランダ戦では先発し、５回２失点で勝利投手となったが、

同１６日の決勝・台湾戦は二回途中３失点で降板した。

帰国後は主に仙台市内で自主トレを継続。同２９日には契約更改交渉に臨み、１１０万円アップの

年俸９５０万円でサインした。


多目的ドームで魅力アップ・コボスタ宮城

◎来春完工　ビジター試合ＰＶ・選手とファン交流

　プロ野球東北楽天を運営する楽天野球団は来季に向け、楽天Ｋｏｂｏスタジアム宮城（コボスタ宮城、

仙台市宮城野区）の改修計画を進めている。

ファン向けのイベント会場となる「多目的ドーム」を球場敷地内に新設することが大きな目玉。

ボールパーク構想の一環で、球場の魅力を一層高める。


多目的ドームは遮光性のある直径２１メートルのテントで、三塁側内野の新設スタンド入り口前に建て

る計画。

立ち見で４００人の収容を見込む。ビジターの試合のパブリックビューイング（ＰＶ）や、選手とファンの

交流イベントなど、さまざまな利用策を検討している。


球場の正面入り口付近には、建物面積約１０００平方メートルの大型グッズショップを新設する。


店内には、ことし創設１０周年を迎えたチームの歴史を紹介する「ミュージアム」コーナーを設け、

記念品や写真パネルなどの展示を計画している。


一、三塁側のチケット売り場は大型グッズショップ近くの１カ所に集約する予定。

来場者を温かく迎えようと、球場近くの仙台東署総合グランド前交番とロータリー出入り口の間付近に、

常設の入場ゲートを建てる。


改修に伴い移設される一塁側のグッズショップやチケット売り場などの跡地には、ビュッフェ形式の

高級レストラン「ＶＩＰラウンジ（仮称）」を開設する。

試合前のファンにゆっくりと食事を楽しんでもらうのが目的で、収容人数は最大１００人となる見込み

だ。


観客席では、バックネット裏に個室タイプの「ロイヤルボックス」を４室増設する。うち２室は和室を

初めて導入する。

　一連の改修工事は来季のプロ野球が開幕する来年３月までの完了を目指している。




楽天、助っ人大砲より金子獲り優先



楽天安部井寛チーム統括本部長が予定していた渡米を取りやめ、オリックスからＦＡ宣言した金子の

交渉を優先させることが７日、分かった。

米サンディエゴで開催されるＭＬＢのウインターミーティング出席のため、当初は今日８日に出発する

予定だった。

「こちら（日本）で何か動きがあるかもしれないので、行っている場合じゃない」と説明した。


球団は、右肘の手術にかかわらず金子を補強候補トップに位置づけている。

具体的な交渉日程は未定だが、同本部長は「代理人とはコンタクトを取っています」と、

いつでも交渉に乗り出す用意は出来ている。今季ヤンキースでプレーしたゼラス・ウィーラー内野手と

前広島キャム・ミコライオを獲得した。


さらに、自由契約にしたジョーンズに代わる大砲を探しているが、金子の獲得を最優先に動く。





大久保監督が兄貴分の柳葉敏郎からエール

大久監督が８日、茨城・笠間市内で行われたゴルフコンペに参加した。

俳優の柳葉らとラウンドし、「（柳葉は）俺の良い兄貴で、いい先輩。男同士のお付き合いをさせていた

だいてる。

でもゴルフは真剣勝負だからね」と笑顔でつかの間のオフを楽しんだ。

　２０年来の付き合いがあるという柳葉から「野球に関してはすごく真面目で、真摯（しんし）。

人間味のあるチームを作ってくれると思う。プロ野球が楽しみになるのは間違いない」とエールを送られ

ていた。




星野ＳＡ　“闘将講座”で人間教育徹底へ　高卒若手が対象


若い選手に人間力を――。楽天の星野仙一シニアアドバイザー（ＳＡ）が若手への社会教育徹底を

提唱していることが７日、分かった。


高卒の若手選手を対象にカリキュラムを組み、社会常識や道徳など座学で人間教育を徹底。

プロ野球人としての成長を技術向上へつなげる考えだ。

「うちは特に高卒の選手が多い。野球以外のことをしっかり学ばないといかん。カリキュラムを組んで

やらんと」。

星野ＳＡはユニホームを脱ぐ前から提唱してきた人間教育の重要性をあらためて強調した。

「大学生（や社会人）は遊んだり（いろんな経験）してくるからええんや」。

高校野球は教育の一環ではあるが、社会勉強の部分はプロ入り後。そのプロで野球漬けになると

どうしても社会勉強が不足する。

　星野ＳＡの考えの根底には、自身の体験に基づく「人間力」がある。

明大時代、あの島岡御大（元監督）に野球以上に人間力を鍛えられた。


礼儀や上下関係、人としての成長がプロで大きな支えとなった。

もう３５年以上前の体験だが、人間力の向上＝野球技術の向上という図式は今も少しも変わらない。

特に高校を卒業してから３、４年目までが人間力を向上させる大事な時期。

野球がうまくなるのは、グラウンドだけではないのだ。

星野ＳＡは「俺も時間があるから」とも付け加えた。もし星野ＳＡ自身による「闘将講座」となれば、

これ以上の社会勉強の場はない。

チームは３年連続でドラフト１位に高卒投手を指名。その森、松井裕、安楽の３投手を中心に今後は

若返りが急速に進む。人間力の向上が若いチームを大きく成長させていく。





カブス　マー君獲得失敗で補強した右腕と再契約へ


米メディアは７日、今オフにアスレチックスからフリーエージェント（ＦＡ）となっているジェーソン・ハメル

投手（３２）がカブスと契約間近だと伝えた。

　昨年のオフ、楽天からメジャー移籍を希望する田中将大獲得のためにヤンキースをはじめ少なくとも

７球団が競合したが、カブスはその競合に敗れた球団の一つ。

結局、当時オリオールズからフリーエージェントとなっていたハメルと１年６００万ドル（約７億２千万円）

で契約し、投手陣を補強したが、７月にサマージャとともにアスレチックスへトレードに出していた。

今季カブスとアスレチックス２球団合計で３０試合に登板したハメルは１７６回１／３を投げて１０勝を

挙げ、防御率３・４７をマーク。

メジャー９年で通算５９勝の右腕は来季、再びカブスのユニフォームに袖を通すことになりそうだ。