イーグルスファンコミュのハウザー合否は…楽天の入団テスト終了

松井裕２回無失点　楽天キャンプ紅白戦

岡山県倉敷市で行われている東北楽天の秋季キャンプは１６日、マスカットスタジアムで期間中最後となる５度目の紅白戦を実施した。


　試合は紅組４番手で登板した松井裕樹投手が２回を無得点に抑えた。終盤、森山周外野手の２点打で先行した紅組が２−０で勝利を収めた。


　キャンプに参加していた外国人テスト生４人はこの日が最終日。紅白戦で２回無失点と好投した

ジム・ハウザー投手は「今の自分の力を十分出せた。

今後もトレーニングを続け、できることならこのチームに戻りたい」と話した。



＜「狙った三振が取れて良かった」＞


紅組４番手として六回に登板した松井裕は２回無失点３奪三振の好投を見せた。

リーグ戦以来のマウンドを「ゼロで試合を終えられて良かった」と振り返った。


登板直後に２連打を許し無死一、三塁とされたが、続く岡島を直球、テスト生のムリーヨを

チェンジアップで三振に打ち取るなどした。七回も先頭の枡田に中前打を打たれたが、得点を与えなかった。


直球主体の予定だったが、走者を背負ったことで変化球の比率を高めたという。

「狙った三振が取れて良かった。クイックでも落ち着いて投げられたのは春につながると思う」と

収穫を口にした。




相原、倉敷キャンプで手応え１回０封


相原が１６日、紅白戦で好投した。白組の３番手で登板。１回を無安打無失点に抑えた。

２死から味方の失策で出塁を許したが、続く阿部には低めのスライダーを打たせ一ゴロ。

「左打者のゴロアウトがあったので良かった。持ち味なので。

今日は特にスライダーを使えました」。この秋、重点的に取り組んでいる球種で抑え、

手応えを口にした。

１年目の今季は１７試合に登板した。勝利、ホールド、セーブなどの記録はつかなかったが、

防御率は２・７９と、まずまずだった。来季の目標を聞かれると「今年より、全ての面で上回ること。

そして、初勝利を挙げたい」と明確に答えた。

そのためには、プロで初めて迎えるオフの過ごし方が重要となる。１月の自主トレは、東北福祉大の

大先輩でもある斎藤に弟子入りを決めた。

「先発も、リリーフも、された方。それぞれで気持ちの持ち方など違うと思う。どうすればいいのか、

聞いてみたいです」と、貪欲に吸収するつもりだ。





田口コーチ、末広がりの背番号「88」


新任の楽天田口昌徳バッテリーコーチに１７日、ユニホームが届いた。背番号は「８８」。

大久保監督から「届いたな。末広がりか」と、背番号を突っ込まれた。田口コーチは「末広がり２つです。

よろしくお願いします」と笑顔で話し、居残り特打の打撃投手を務めた。

楽天で背番号８８と言えば、１２年までヘッドコーチを務めた田淵コーチが有名だ。

偶然にも、“田口”、“田淵”の１文字違いとなった。




“マー君世代”入野「泥臭さ忘れず」年俸７００万円で合意

楽天にドラフト５位で指名された四国アイランドリーグ（ＩＬ）・徳島の入野貴大投手（２５）が１７日、

徳島市内のホテルで入団交渉を行い、契約金３０００万円、年俸７００万円（金額は推定）で契約合意した。

今季１６勝で同リーグ最多勝に輝いた最速１５３キロ右腕は、７年間の独立リーグ生活を振り返り、

「厳しい環境で、野球のことだけ考えてやってきた。泥臭さを忘れずやっていく」と意気込みを語った。

月給約１０万円で、親に仕送りしてもらった時期もあったという。「家賃で（月給の）半分くらい持って行かれて…。

でも、体のためには食費を節約したくなかった。遊ぶお金なんてなかったですね」。

オフにはユニクロで棚卸しのアルバイトをしたり、高知の実家のミカン畑で作業を手伝いながら、

ＮＰＢ入りを夢見て野球を続けた。

日本ハムや横浜（現ＤｅＮＡ）、ヤクルトで活躍した徳島の島田直也監督は、

入野について「ＮＰＢに入るだけでなく、活躍することを目標にやってきた。技術的に足りない部分もあったが、先発して投球の駆け引きを覚えてきたし、調子が悪いときでもアウトローに投げられるようになった。

まだまだ伸びる」と太鼓判を押した。

１９８８年生まれで、ヤンキース・田中や広島・前田と同級生の“マー君世代”。「彼らの活躍を見て、自分もやらなきゃいけないと思った。ＮＰＢ入りは遅れたけど、追い越せるように頑張る。

ＮＰＢでも最多勝をとって、侍ジャパンに選ばれるような選手になりたい」と入野。ハングリー精神で、

１年目から活躍してみせる。



ハウザー合否は…楽天の入団テスト終了


楽天の秋季キャンプに参加し、入団テストを受けていたジム・ハウザーが１６日、テストの日程を終え、チームを離れた。

最終日のこの日は、紅白戦に登板。２回を投げ、打者６人をパーフェクトに抑えた。

１３年まで楽天に在籍したが、今年は故障が重なり、所属球団がないまま母国アメリカでリハビリと

トレーニングを続けてきた。


試合で投げるのは、昨年の日本シリーズ以来。「久しぶりだったけど、非常に良い調整ができたと思う」と結果と内容に満足していた。

テストの合否は、今後判断される。楽天への思いを聞かれると、日本語で「大好き東北。大好きチームメート」と笑顔で答えた。




楽天、ハムＦＡ大引に４年４億円提示か


胸襟を開いて、ハートをつかんだ！？　楽天立花陽三社長が１６日、日本ハムからＦＡ宣言した大引と都内のホテルで交渉を行った。

「複数年を提示させてもらった」と先に交渉したヤクルト、オリックスを超える４年４億円程度のオファーをしたとみられる。

午後６時過ぎから行われた話し合いは懐石料理を食べながらお酒も入り、約２時間２０分に及んだ。

同社長もほろ酔い気味になるほど場が盛り上がり、「ざっくばらんに話をした。

自分の言葉で熱意を伝えさせてもらった」と誠意を伝えた。大引は「社長は思った以上に明るいし、

野球観は勉強になった。考えて２、３日中にこちらから結論を出したい」と、近日中に３球団への返答を行う意向を明かした。