イーグルスファンコミュの「自分の意思は仙台にある」

星野監督、退任スピーチはアドリブ

星野監督が８日、前日７日の退任セレモニーの裏話を語った。

　数分間にわたりスピーチを行ったが、原稿は用意しなかったという。

「ファンに謝ろうということだけ、決めていた。後はアドリブだよ。“アドリブ星野”だ。

だから、自分で何をしゃべったか、覚えてないんだよなあ」と明かした。

　スピーチの後、選手による胴上げが計画されていた。だが、断った。

「安っぽい胴上げなんて、するなって言ったんだ」。胴上げは優勝してされるもの。

退任するまで、美学を貫いた。

嶋「悔いの残る一年」　国内ＦＡ権取得も球団は全力慰留へ

嶋は同点の９回２死から出場。チームの最下位に悔しさをにじませた。

「悔いの残る一年だった。監督の下で選手として人間として成長させてもらった。（この成績は）ファンと監督に申し訳ない」。

来季に向けて「この悔しさを一人一人が感じ、より厳しくやらないといけない」と語った。

今季は国内ＦＡ権を取得しており、球団は全力で慰留に努める方針だ。

ジョーンズが帰国の途へ「自分の意思は仙台にある」

ジョーンズが８日、帰国のために仙台を離れた。仙台駅で取材に応じ「非常にタフな１年で結果は残念だったけど、いいこともあった。それを来年に生かせるかどうか」と振り返った。

来季の契約については「球団とはまだどうこうはないけど、自分の意思は仙台にある」とチームへの残留を希望した。

ジョーンズは今季１３８試合に出場して打率２割２分１厘、２４本塁打、７１打点。

パ・リーグのシーズン記録となる１１８四球を選んだ。

ジョーンズ帰国へ「来季につなげる」

アンドリュー・ジョーンズが８日、帰国するため仙台を離れた。

仙台駅で取材に応じた。来日２年目の今季を振り返り、「とてもタフなシーズンだった。

残念な結果になったが、前向きに考えるべきだ。良いこともあった。それを来シーズンにつなげていくことが大事」と話した。

また、前日の今季最終戦を最後に退任した星野監督については「監督の決断を後押ししたい。応援したい」とエールを送った。

来季契約については未定だが、本人は引き続き楽天でプレーすることを望んでいる。

楽天首脳陣　大幅配置転換へ　ヘッド候補に田代打撃コーチ浮上

成績不振の責任を取り、星野監督が今季限りで退任する楽天は今後、急ピッチで来季の新体制づくりに着手する。

既に星野監督の後任は大久保２軍監督で一本化しているが、立花陽三球団社長は「スピードは重要だけど、他球団とはバックグラウンドが違う。

歴史が浅いのでＯＢからとはいかない。そういう事情が、（発表まで）時間がかかっている原因なのかな」と説明。新監督の条件としては「会社のコンセプトを理解した上で勝たせる人」とした。

　コーチ陣は１軍の数人が退団する見込み。

現時点でヘッドコーチや２軍監督の候補に田代打撃コーチの名前が浮上しており、三輪バッテリーコーチはフロントへの配置転換が検討されている。