イーグルスファンコミュのＣＳ消滅

４位以下確定！日本一連覇が完全消滅　

楽天４―７オリックス（２９日・コボスタ宮城）

楽天の連続日本一の可能性が完全に消滅した。４位以下が確定し、クライマックスシリーズ進出が消えた。

星野監督は「そんなものとっくに頭になかった。毎日毎日どう勝っていくしか考えてなかった」と淡々と振り返った。

　４―２の７回、先発の松井裕が先頭の竹原から連続四球を与えてピンチをつくり、１死後に降板。

２番手の福山が代打坂口に同点打を許すと相手に流れが一気に傾いた。松井裕だけでなく、四球から崩れて失点する姿は今季のチームを象徴していた。指揮官は「１年間、四球、四球と言いすぎた。

もう見たくない」と肩を落とした。

松井裕７回途中４失点で降板

松井裕が７回途中４失点で降板し、５勝目はならなかった。

序盤は最速１５０キロの直球でグイグイと押し、３回まで走者を１人も許さない完璧な投球を見せた。

しかし、５回にオリックス竹原にこの日の初安打となる二塁打を浴びると、この回に３安打され２失点。

２点リードの７回にも先頭の竹原、Ｔ－岡田と連続で四球を与えた。何とか１死を取るも、二、三塁としてマウンドを降りた。

その後２番手の福山が打たれ、走者が２人とも生還し、４失点で同点となり勝ち投手の権利が消えた。

　降板後「調子は良くなかったです。勝っている状況、ランナーなしで後ろの投手につなぎたかったのですが」とコメントした。

島内が先制打「結果出て良かった」

楽天島内宏明外野手（２４）が先制の適時打を放った。

　２回２死満塁でオリックス西の１３２キロチェンジアップを右前へ痛烈にはじき返す。単打かと思われたが、右翼手糸井がまさかの後逸。島内は一気に三塁まで進み、走者一掃の適時打で３点を先制した（打点は２）。

　「打ったのはチェンジアップ。最近チャンスで打てていなかったので、正直焦っていました。本当に結果が出て良かったです」とコメントした。

ジョーンズ、西打ち！松井裕を援護弾

アンドリュー・ジョーンズが２４号のソロ本塁打を放った。

３回２死走者なしからオリックス西の１３５キロ、ほぼ真ん中に入ったスライダーを振りぬいた。

打球は風に乗り、左翼スタンドへ飛び込んだ。「泳いだけど、いいポイントでボールを捕まえられた。

松井が良いリズムで投げているので、追加点を取ってあげたいと思っていた」と先発の松井裕を助ける本塁打となった。