イーグルスファンコミュの一度は逆転も…６連勝ならず　

一度は逆転も…６連勝ならず　星野監督「もったいなかった」連発


パ・リーグ 楽天１０―１２日本ハム （9月21日 コボスタ宮城）


楽天は９安打で１０点を挙げたが、投手陣が精彩を欠き連勝は５でストップ。

一度は試合をひっくり返しながら再逆転を許した星野監督は「ひっくり返しただけにもったいなかった」「今日はもったいなかった」と繰り返した。

　先発の辛島は制球が安定せず、初回いきなり４失点。先頭の西川に中前打を許すと、１死も取れないまま６者連続で出塁を許し、中田、小谷野に連続適時打を浴びた。

島内、松井稼の２発で４―４に追いついたが、辛島は３回にも２失点。１５日の西武戦で６回途中４失点ＫＯされたのに続いて２試合連続で期待を裏切った左腕に、指揮官も「１点やってもいいのにビッグイニングにしてしまう」とタメ息だった。

打線は４―４、６―６と２度追いつき、８回には銀次、枡田の連打を口火に松井稼の犠飛と捕逸で９―９とすると、藤田の右前適時打で１０―９とこの試合初めてのリード。

しかし９回にファルケンボーグが４連打を浴びるなど大誤算。続く７番手の福山が勝ち越し打を許して、球団史上最多の２万６１０８人で埋まった本拠地はため息に包まれた。




楽天、連勝５で止まる…星野監督はため息「ピッチャーが全く駄目」


楽天はリードされても３度追い付いたが敗れ、連勝は５で止まった。特に八回には勝ち越しに成功したが、直後に抑えのファルケンボーグが１点のリードを守り切れなかった。

星野監督は「どうしようもないね。あれだけ先行されたのにひっくり返したから。もったいないね」とつぶやくように話した。

　打線は９安打１０得点と粘りを見せた一方で、投手陣が精彩を欠いた。

先発した辛島は一回に４失点するなど３回６失点で降板。３番手の相原が３連続四球を与えるなど、
７投手で計１０四球。指揮官は「ピッチャーが全く駄目だね」とため息をついた。




島内プロ初先頭打者弾「特に感想ない」


楽天島内宏明外野手（２４）がプロ初の先頭打者本塁打を記録した。

１回、日本ハム大谷のカウント１−０からの２球目、１５０キロのど真ん中に入った直球を振り抜いた。

　打球は鋭いライナー性の当たりとなり、左翼スタンドへあっという間に飛び込んだ。

「少し詰まりましたが、手応えはありました。プロに入って初めての先頭打者ホームランですが、あまり狙って打つものでもないので特に感想はないです」とコメントした。



松井稼７号「ホームランはできすぎ」


　松井稼が１−４から同点に追いつく、７号３ランを放った。

　２回無死一、二塁で日本ハム大谷の真ん中低め１５４キロ直球を、カウント２−２から力強くはじき返した。

打球は球場の大歓声とともに右翼スタンドへ飛び込んだ。「何とか次の打者につなごうと考えていただけです。

ホームランはできすぎ。岡島の言葉を借りるなら『魂で打ちました』だね」とコメントした。



辛島３回６失点ＫＯ「申し訳ない」

辛島が３回６安打６失点（自責５）でノックアウトされた。

　１回に日本ハム西川に中前打を許すと、止まらない。７番赤田を打ち取るまで打者６人全てに出塁を許した。

中田、小谷野、ミランダには３連打を浴びるなど、１回に４失点。

制球が安定せず３回にも２失点するなど、早々にマウンドを降りた。

降板後、「立ち上がりからリズムを崩してしまい、野手の方に申し訳ないです」とコメントした。




コボスタで球団史上最多動員を記録


楽天は２１日の日本ハム戦で、コボスタ宮城では球団最多となる２万６１０８人の観客を集めたと発表した。

従来の最多は８月３１日のソフトバンク戦での２万５３７２人だった。



楽天、今季17度目のチケット完売


　楽天は日本ハムとの２２回戦のチケットが午後４時１８分に完売したと発表した。

　入場者数は２万６１０８人。主催試合での完売は今季１７度目となった。




マー君「戻れた喜びある」　復帰戦は７０〜７５球メド

右肘の故障で戦列を離れていたヤンキースの田中は、２１日（日本時間２２日午前２時５分開始予定）のブルージェイズ戦で復帰する。

２０日はキャッチボールなどで調整し、「今シーズン中に戻れた喜びはある。本当に安心できるのはしっかりと投げ終わってから」と話した。

復帰戦は７０〜７５球がめど。来季もメジャーの舞台で負傷前と同じように投げられるのか、肘の状態をテストする意味合いが強い登板となる。

　田中はメジャー１年目の今季、故障前に１２勝４敗、防御率２・５１の好成績を残している。