イーグルスファンコミュの１カ月ぶり３勝目

　松井裕　１カ月ぶり３勝目　

パ・リーグ 楽天６―４ロッテ （9月16日 コボスタ）

松井裕が６回を３失点でしのぎ、約１カ月ぶりの３勝目。打線は１―３の４回に嶋の適時打や勝ち越し
スクイズなどで３点を挙げて逆転。５回はジョーンズの２ランで加点した。



松井裕粘って３勝目「必死に投げた」



楽天先発の松井裕樹投手（１８）は、６回５安打３失点で３勝目を挙げた。

　序盤は不安定だった。２回には、押し出しを含む３四球に２安打を打たれ３失点。だが、１−３の４回に味方打線が３点を奪い逆転した。直後の５回から立ち直り、６回まで２イニング連続で３者凡退に抑えた。

　降板後は「今日は調子自体はあまり良くなかったです。３点を取られた後に、チームの先輩方に『何とか粘れ』と言っていただいて必死に投げました。

何とか６回まで投げることができた、という感じです。ただ、変化球が入らなくなり、四球から崩れてしまう部分が今回も出てしまいました。

いろいろ試行錯誤しながらトライしているのですが。毎回同じミスを繰り返して、試合の流れを悪くしてしまい、野手の方々には申し訳ないです」と、反省のコメントを出した。




ＡＪしっかり振って先制打


アンドリュー・ジョーンズが先制打を放った。

１回１死一、三塁で、ロッテ石川のスライダーをとらえた。カウント２−２と追い込まれていたが、外の球を中前に運び、三塁走者をかえした。

　「しっかり振ることができました。先にスコアボードに点数を刻むことができてよかったです」と話した。



ジョーンズは先制打＆２３号２ラン　４番の役目果たす

ジョーンズが４番の役目を果たした。一回１死一、三塁で先制の中前打。

４−３の五回には２３号２ランで流れを引き寄せ「次の１点が重要になると思った。

甘い球が来て自分のスイングができたこと、二つがそろってホームランにできた」と満足げだった。

９月に入って４本塁打と存在感を再び出してきた。「厳しい状況には変わりないけど（クライマックスシリーズ）進出の可能性はある。そういう思いが結果につながっている」と調子が上向いている要因を話した。（




ＡＪ24号「次の１点が重要に」

　アンドリュー・ジョーンズが２４号２ランを放った。

　４−３の５回無死一塁で、ロッテ石川の初球を左翼席中段まで運んだ。

貴重な追加点となり「４対３だったので、次の１点が重要になると思っていました。

甘いボールが来たこと、自分のスイングができたこと、２つがそろってホームランにできました」と話した。




星野監督、連敗脱出も松井裕「腹が立つ」


先発の松井裕は６回５安打３失点で３勝目。２回、３四球２安打で３点を失ったが、味方が逆転した５回から立ち直った。

　打線はジョーンズが３安打３打点。１回の先制打に、４−３の５回は２３号２ランと効果的に打点を挙げた。

　星野監督は、四球から失点した松井裕に厳しかった。「病気が治っていない。

あれだけチャンスを与えているのに。新人だけど、良いものをもっているだけに腹が立つ」と指摘。

ジョーンズについては「（本塁打は）大きかった。あれが本当の４番。今までは４番目の打者だった」と、９月に入り成績急上昇の４番を褒めた。




塩見、17日ロッテ戦で貯金ゲットだ！


塩見が自身の勝ち越しへ意気込んだ。１７日のロッテ戦に先発予定で、コボスタ宮城で前日調整を行った。キャッチボールや短距離走でしっかりと汗を流した。

　ここまで６勝６敗で、勝てば自身の貯金ができる。ロッテ打線について「１本打たせたらノってくると思うので、連打されないようにしたい。とにかく次の打者で抑えるという気持ちでやる」と気を引き締めていた。




右手指骨折の楽天ラッツが帰国、来季未定

　楽天は１６日、ザック・ラッツが成田空港から帰国したと発表した。７月２１日の西武戦で右手親指に死球を受けて、骨折。

　２軍で治療と調整を行っていたが、復帰戦となった４日のイースタン・リーグＤｅＮＡ戦（横須賀）の第１打席で親指付近の靱帯（じんたい）も痛めた。

状態が改善せず、本人の強い希望もあり、米国で診察を受けることとなった。診断結果によって、手術を含め今後の治療法を決めていく。

　安部井チーム統括本部長は「シーズンも終盤で今季の復帰は無理でしょう。今後の方向性などは未定です」と来季の契約は未定と話した。