イーグルスファンコミュの「おそまつ」「私のミステイク」

星野監督　敗戦にため息「おそまつ」「私のミステイク」


パ・リーグ 楽天２―７西武 （8月3日 コボスタ宮城）


星野監督はふがいない敗戦に深いため息をついた。

初回に三塁手の松井稼の失策で２点を簡単に献上。「おそまつすぎる。（好投手で打線が点を取りにくい）岸が投げているんだから、しっかり守ってあげないと」とこぼした。

　先発の川井は６月１８日以来の先発登板だったが、メヒアに２本塁打を浴びるなど７回１０安打７失点。

指揮官は「コメントのしようがない」と首をかしげた。

打線も岸から６回まで毎回安打を放つも三塁を陥れることさえできなかった。投打に精彩を欠いた内容に星野監督は「私のミステイク」と厳しい表情で引き揚げた。


楽天は打線が６回まで毎回安打を放ちながらつながりを欠いて得点に至らず。

８回に２本の長打などで２点を返したがそこまでだった。

先発の川井は７回１０安打７失点（自責５）で自身６連敗。

チームは後半戦に入り４カード連続の負け越しとなった。




川井10奪三振も７回７失点で降板


　川井が７回１０安打７失点で降板した。初回に失策から２点を失うと、西武メヒアに２本塁打を浴びるなど、失点を重ねた。直球の球威はあり、１０三振を奪ったが長打に泣いた。

　「悔しいです。強い球は投げられていましたし、テンポよく抑えられたイニングもあったんですが、勝負どころで抑えることが出来ませんでした。

長打ばかり打たれて、失点を重ねてしまったので、しっかり反省したいと思います」とコメントした。




マー君　今月下旬復帰も　右ひじ回復順調、５日診察受け投球再開へ


右肘のじん帯部分断裂で先月９日に故障者リスト入りしたヤンキースの田中が４日（日本時間５日）にもキャッチボールを再開する可能性が高まった。

ジョー・ジラルディ監督が１日（同２日）、順調な回復ぶりを強調した上で、４日にニューヨークで医師の診察を受けることを明言。そこで問題がなければ、次の段階となる投球プログラムへと進む。

最短プランとしていた今月下旬のメジャー復帰が見えてきた。

ジラルディ監督はレッドソックス戦の試合前、慎重に言葉を選びながらも、表情には安ど感さえ漂っていた。

田中は７月１４日に、患部の組織再生に効果があるというＰＲＰ（多血小板血しょう）療法による注射を右肘に受けた。ノースロー期間のメドとなる３週間を前に、指揮官は「凄く良くなっていると聞いている。

４日に医師と会い、問題がなければ次の段階に進むと思う」と話した。


田中は７月８日のインディアンス戦登板後に右肘痛を訴え、精密検査でじん帯の部分断裂が発覚。

チームドクターら３人の医師は、じん帯再建手術（トミー・ジョン手術）の必要はないと診断したが、ブライアン・キャッシュマンＧＭは「リハビリが思わしくなければ、手術も選択肢に入ってくる」とし、この３週間で痛みが引くかどうかが最大の焦点だった。

それだけにジラルディ監督の発言は、ＰＲＰ療法で順調に回復している証拠で、医師による４日の診察は投球プログラムを開始する上での最終チェックを意味する。田中自身も７月２２日には「良くなっていますよ」と明かしていた。

　田中は今回のボストン遠征には同行せず、本拠地ニューヨークに残り、治療と患部以外のトレーニングを行っている。４日の診察で問題がなければ、キャッチボールを再開する運び。

その後は、１週間から１０日後にブルペンでの投球を始め、打者相手のフリー打撃やシート打撃での登板を経て、マイナーで２、３試合のリハビリ登板を行う予定。

注目のメジャー復帰は、全てが順調にいけば、２９日（日本時間３０日）からの敵地でのブルージェイズ３連戦、もしくは９月２日（同３日）からの本拠地６連戦というプランが見えてくる。

ただし、今後も細心の調整が求められる。ドジャース在籍時の０８年に同じくＰＲＰ療法から復帰した楽天・斎藤は、距離わずか１０メートルのキャッチボールから再開させた。

ヤンキースも、右肘の痛みを再発させないように段階を踏んで投球プログラムを進めていく方針だ。

　チームはこの日、レッドソックスに敗れて２連敗。首位オリオールズとのゲーム差は６に開いた。

ウエーバーを経ないトレード期限を迎え、ライバル球団が大型補強を敢行した前日も、先発投手の補強はなし。

逆転プレーオフ進出には、前半戦のチームを一人で支えた田中の復活しか頼みがない。

ニューヨーク中の期待を一身に背負いながら、慎重に復帰へ歩みを進める。