イーグルスファンコミュの連敗３でストップ

楽天　連敗３でストップ！塩見、６回途中１失点の好投で４勝目


パ・リーグ 楽天５―１ソフトバンク （7月31日 コボスタ宮城）


楽天がソフトバンクに快勝し連敗を３で止めた。初回、１死から藤田の中前打で出塁。続く岡島の二塁への当たりをソフトバンク・本多がトンネルし、打球が右中間を抜ける間に、一走・藤田が生還し１点を先制。

なおも１死一、三塁から銀次の中前打でこの回２点を奪った。

２回には１死一、三塁から暴投で加点後、藤田が４月１９日以来となる右越え２号２ランを放って突き放した。

先発・塩見は５回２／３を６安打１失点で降板。その後は福山、クルーズ、ファルケンボーグの無失点リレーで逃げ切った。塩見は今季４勝目。



星野監督、連敗ストップもぼやき止まらず「情けない」


星野監督は連敗が３で止まったが、内容に不満顔だった。４回の好機での走塁ミスや５回１死満塁から無得点だったことを指摘し、「情けない。こんな野球をやっているから、この成績は当たり前だ」と厳しい表情だった。

先発の塩見は５回までは球の切れ、制球も良く散発の３安打に抑えていたが、前回登板と同じように６回に崩れて途中降板した。

先発陣が中盤につかまるケースが何度も起きる状況に、指揮官は「うちの投手は、野球は９イニングと知らないんじゃないか。

これをクリアしていくために厳しくしていく。勝ったからええわ、ええわで済ましてきたからこうなる」とぼやきは止まらなかった。



藤田、４月１９日以来の本塁打「うまいこと打てたね」


藤田が４月１９日以来となる２号２ランを放った。二回１死二塁で内角低めの直球を右越えに鮮やかに運び「追い込まれていたので、何とか走者を進めようと思っていた。うまいこと打てたね」と自分でも驚きの一打だったようだ。

　一回には外角低めの球をうまく拾って中前に運んで出塁し、先制点のきっかけをつくっていた。攻守でチームを引っ張る選手会長が、２打席連続で技ありの打撃を見せた。





藤田２号２ラン、自分でもビックリ


藤田が２号２ランを放った。

　３−０で迎えた２回１死二塁で、ソフトバンク先発の東浜から放った。フルカウントで内角１４２キロを引っ張り、右中間席まで運んだ。東浜の暴投で１点を加えた直後だった。

　藤田は「（暴投で）気持ち的に楽になりました。追い込まれていましたが、何とかランナーを進めようと思っていました。うまいこと打てましたね」と、自分でも驚いた様子で話した。




塩見が粘投　６回途中１失点

先発の塩見は、５回２／３、６安打１失点で、勝利投手の権利を持って降板した。

序盤からボールを低めに集め、５回まで０を並べた。５−０で迎えた６回に、２死走者無しから３連打を許し１点を失ったところで２番手にバトンをつないだ。

　「外野フライも少なく、全体的には良かったかなと思います。ただ、今日の展開ならば最低でも７回は投げきらないと。

先発の役割を果たせていないし、後ろの投手に申し訳ないです。いつも、５回や６回に連打を打たれてしまっているので、全く納得できないです」と最少失点に抑えたとはいえ、反省の言葉を並べた。




銀次が適時打、東浜149キロ撃ち


銀次が１回に中前適時打を放った。

敵失で１点を先制し、なお１死一、三塁で、ソフトバンク先発東浜の１４９キロ直球を捉えた。

「コンパクトなスイングを心掛けて、それができました。相手のミスで点が入りましたし、ランナーも残っていたので１本打ちたいと思っていました」と話した。






星野監督、緑ユニに「去年はよう勝った」


楽天は夏季限定の緑色ユニホームで試合に臨む。

この日から「ＴＯＨＯＫＵ　ＧＲＥＥＮ」（東北グリーン）と称する緑色のユニホームを着用。

昨季も夏場に使用した。星野仙一監督（６７）は「俺らは言われたユニホームを着るだけだからなあ。

でも去年は、これでよう勝ったな」と、リーグ優勝へと駆け抜けた夏場の戦いを思い出していた。




仙さん、甲子園球場誕生９０周年に「世界最高の場所」


星野監督が３１日、ソフトバンク戦（コボスタ宮城）の前に、三塁側ベンチで、甲子園球場の誕生９０周年についてコメントした。

　「世界最高の場所。小さい頃は夢であり憧れの場所だった。プロに入ってプレーしたり、監督として采配もしたけど、メジャーの球場にも勝る」と熱っぽく話した。