イーグルスファンコミュの牧田、逆転サヨナラ打で自身の誕生日飾る「必死に行きました」

楽天　逆転サヨナラ勝ち！９回２死無走者から呉昇桓を攻略　


交流戦 楽天４―３阪神 （6月3日 コボスタ宮城）


楽天が土壇場９回に驚異的な粘りを見せ、阪神の守護神・呉昇桓（オ・スンファン）からサヨナラ勝ちを飾った。

０―３の９回、ここまで１安打のメッセンジャーを連打で攻めて１点を返し、なおも無死三塁で代わった呉から代打・ボウカーの犠飛で１点差。

なおも２死走者なしから岡島の内野安打、ジョーンズが四球を選んで２死一、二塁から牧田が右翼線へサヨナラの２点三塁打。この回、４点を奪い驚異的な逆転勝ちを飾った。




牧田サヨナラ打、宮川今季初勝利


則本、阪神メッセンジャー、両先発ともに立ち上がり順調。３回までの安打は、楽天松井稼、阪神鳥谷の単打２本だけ。

両軍とも６回まで無得点が続いた。楽天は４回から６回まで無安打。阪神は４回からの３イニングで大和の三塁打だけ。

楽天は３点を追う９回、後藤の適時三塁打とボウカーの犠飛。さらに２死一、二塁から牧田の２点適時三塁打でサヨナラ勝ち。宮川が今季初勝利。







佐藤監督代行ヒヤヒヤ？「ＡＪがホームまで走ってくれた」




佐藤監督代行が試合後、サヨナラ勝ちした劇的な一戦を振り返った。

「（牧田の打球が）越えたとは思ったけど、（外野手が）弾いてくれて、ＡＪ（ジョーンズ）がホームまで走ってくれて良かったです」。

　２―３の９回２死一、二塁で逆転の走者となる一塁走者のジョーンズに代走を送らなかったのは理由があった。

「同点になったら次の打席が回ってくる可能性あるし。向こうは抑えを出した。うちは投手がいるから」と延長戦を見据えていた。

土壇場９回に３点差をはね返しての勝利。楽天は４月１９日以来、連勝がなく、指揮官は「今度こそ」と意気込んでいた。





則本　連続無失点２７回１／３で止まった　メッセに押し出し

則本の連続無失点が止まった。３日、コボスタ宮城で行われた阪神戦で７回１死満塁からメッセンジャーに押し出し四球を与えた。

則本は５月９日のロッテ戦（ＱＶＣマリン）から２試合連続完封挟んで２７回１／３イニング目での失点。結局、７回を４安打１失点で降板した。この試合にパ・リーグ最多タイとなる３試合連続完封勝利が懸かっていた。




辛島投手が柵越え４発「魂の打撃」

辛島が、試合前に打撃練習を行った。

右方向への進塁打から始まり、徐々に打球の勢いを増していった。最後はフルスイング。

投球同様柔らかい体の使い方で、さく越えも４発あった。「今日は魂の打撃をしました。高校時代はホームラン０発ですよ。打撃練習はあまりしなかったので」と話した。




新人横山、相沢が初１軍打撃投手


試合前練習で楽天の新人２投手が打撃投手を務めた。

２軍で経験を積んでいるドラフト６位の横山との相沢がそれぞれ打者２人ずつに投球した。

　初めての１軍練習参加に横山は「緊張しました。雰囲気とか違いました」と話せば、相沢は「緊張しました。打撃投手は難しいです」と振り返った。




川井　18歳差の後輩藤浪へ静かな闘志「勝ちたい」


４日の阪神戦に先発予定の川井が大阪桐蔭の後輩、藤浪との対戦に静かな闘志を燃やした。

　ことし９月で３８歳になる川井。１８歳年下の高校の後輩との投げ合いとなる一戦に「意識はしないようにする」とした。それでも「勝ちたい」と、先輩としてのプライドを見せた。

　前回のヤクルト戦では７回途中まで４失点でも２戦連続の敗戦投手に。

今季の交流戦では勝ち星がない。「相手打者のことを考え過ぎてリズムが悪くなった。野手の人も守りにくいと思う。初回からテンポ良くいきたい」と、５月５日以来、１カ月ぶりの白星を目指す。




クルーズ獲得へ「候補の中の一人」


楽天が獲得に動いている、アストロズ傘下３Ａオクラホマシティーのライナー・クルーズ投手（２７）について３日、立花陽三球団社長が「数人の候補の中の一人」と獲得に前向きとの考えを示した。

　立花社長は「正式には決まっていない。決まったら報告します」とし、「(獲得期限の)７月３１日までできることはやる」と低迷するチームの浮上のきっかけを模索している。

　昨年のワールド・ベースボール・クラシック（ＷＢＣ）にスペイン代表として出場したクルーズは、最速１５９キロを誇る右腕。スライダーも武器にしている。アストロズでメジャーに初昇格した１２年には中継ぎで５２試合に登板し、初勝利もマークした。

メジャー通算１勝で、今季は３Ａで１４試合に登板し、１勝１敗、防御率２・２５。全て中継ぎでの登板だが、２７歳と若く、長いイニングを投げるスタミナも持ち合わせているため、球団は先発として期待している。