イーグルスファンコミュの今季最多２０安打で１１得点！乱打戦制し２連勝

楽天、今季最多２０安打で１１得点！乱打戦制し２連勝


パ・リーグ 楽天１１―７日本ハム （4月8日 札幌Ｄ）


楽天が先発全員安打、今季最多の２０安打で１１得点を奪い連勝を飾った。

初回、先頭の岡島が四球で出塁すると、藤田の中前打で一、三塁とし、続く銀次の左前打で先制。さらにジョーンズの左前打で無死満塁から、ユーキリスの右前打で２点を加え、この回、４連打で３点を奪った。

３回にも後藤の右前打から３連打で２点を追加。１点差に迫られた５回には２死三塁から岡島の中前打でリードを広げると、７回にも４連打を含む６安打を集中し一挙５点を奪って勝負を決めた。

先発の美馬は今季２度目の登板。１日のオリックス戦では４回１／３を５安打４失点で黒星スタートとなっただけに“リベンジ登板”に懸けていた。この日も５回７安打５失点と不本意な内容だったが、打線の援護を受け今季初勝利を手に入れた。



美馬　初勝利にも「悔しいです」　苦手ハム打線に２発浴びた


美馬は今季初勝利にも「悔しいです」と５回７安打５失点の内容に浮かない顔だった。

３回に死球が絡み、陽岱鋼と中田にともに２ランを浴びて４失点。昨季、許した１１本塁打のうち最多の４本を打たれた日本ハム戦で課題が露呈した格好だ。

　直球に精彩を欠いた。「スライダー頼みになったところを狙われた」と言うように、２本塁打は甘くなったスライダーだった。「投球の基本のストレートをしっかり投げられるように修正していかないといけない」と次戦に向けて反省した。



初回４連打で３点先制！銀次「いいところに落ちた」


楽天は初回いきなり日本ハムの先発メンドーサに４連打を浴びせ、３点を先制した。

　先頭の岡島が四球で出ると藤田の中前打で無死一、三塁とし、銀次が左前適時打を放って先制。ジョーンズの左前打でなお無死満塁とすると、ユーキリスの右前２点適時打で追加点を挙げた。

　銀次は「打ったのはスライダー。追い込まれていたので何とかランナーを返そうとしました。ヘッドが遅れて出て、いいところに落ちてくれました」、ユーキリスは「打ったのはツーシーム。センター方向に打つことを心掛けていた」と振り返った。




“つなぐ３番”銀次、４安打２打点！「必死にやってます」

先発全員安打の２０安打を放った楽天打線を、３番・銀次がけん引した。初回に四球と安打で無死一、三塁の好機をつかむと、きっちりレフト前に適時打。日本ハムの先発メンドーサに落ち着く時間を与えない“電光石火”の攻撃で先制点を奪い取った。

　さらに２回以降もそのバットは止まらず、５打数４安打２打点。「藤田さんが塁に出るので、自分も必死に後ろにつなごうとやっていました」と胸を張った。

　銀次の前を打つ藤田も５打数４安打と大当たり。この日２安打の１番・岡島を含め、上位打線が出塁し、４番・ジョーンズ、５番・ユーキリスが控える打線は脅威だ。「きょうの勢いであしたも打って勝ちたい」と銀次。チームの連勝に笑顔を弾ませた。





松井稼「ガツン」と適時二塁打


松井稼が３回に「ガツン」と適時打を放った。１死一塁から日本ハム・メンドーサの１４２キロ外角真ん中のツーシームを強振し、打球は左翼フェンスを直撃。適時二塁打となった。

　「ストレート系のボールを待っていました。バットのヘッドが立ったままでガツンとたたけました」とコメントした。




ユーキリス、リード広げる２点適時打

楽天ケビン・ユーキリス内野手（３５）が１回にリードを広げる２点適時打を放った。１−０で迎えた無死満塁で、日本ハム・メンドーサの１４２キロ内角真ん中の変化球を右翼へ流した。

走者が２人が生還し、３−０とリードを広げた。「打ったのはツーシーム。センター方向に打つことだけを心がけていました。センター返しの気持ちがあったので、良い所に飛んでくれたと思います」とコメントした。


松井裕、プロ初勝利で記念グッズ通常の３倍６種類発売


松井裕が、次回登板予定の９日の日本ハム戦（札幌Ｄ）でプロ初勝利を挙げた場合、通常は２種類の記念グッズが、３倍の６種類発売されることが７日、分かった。

球団関係者によると、黄金ルーキーの人気や注目度を考慮し、幅広いグッズの需要があると判断。

サイン入りのフォトパネルとボールに加え、プリントサインボール、Ｔシャツ、パーカ、フォトサイン色紙の４点を売り出すというもの。

　この日は札幌に移動前に、コボスタでブルペン入りし、約６０球を投げて調整した。

２日のデビュー戦では６回３失点もプロ初黒星。初回に３盗塁を許した反省から、クイックの練習などに取り組んできた。「それ（成果）を試合で出せるかどうかです」と、プロ２戦目を見据えた。