イーグルスファンコミュの“苦労人”楽天福山プロ４年目で初勝利

楽天　接戦制す　福山がプロ４年目で初勝利


パ・リーグ 楽天３―２ソフトバンク （4月6日 コボスタ宮城）


楽天が接戦を制し、ソフトバンク３連戦を勝ち越した。

２回、楽天はジョーンズの今季１号となる左越え本塁打で先制すると、１死後に後藤も左越えソロを放ち２点を奪取。同点に追い付かれた８回には無死一、三塁から銀次の適時打で再度リードを奪い逃げ切った。

８回途中リリーフの福山がプロ４年目で初勝利を挙げた。




“苦労人”楽天福山プロ４年目で初勝利


　福山がプロ４年目で初勝利を挙げた。２−２の８回無死一塁、３番手で登板。打者３人を抑えると、その裏に打線が勝ち越し、白星が転がり込んだ。

　勝ち越し打の銀次とともに、お立ち台に登場。ＤｅＮＡを戦力外となった経験を持つ苦労人は「ここに立つことに慣れていないので緊張していますが、チームが勝ったことが良かったです」と笑顔で話した。





マー君同級生福山　４年目プロ初勝利　戦力外乗り越え「恥ずかしい投球できない」

楽天３番手としてマウンドに上がった４年目右腕・福山がプロ初勝利を挙げた。２―２の同点で迎えた８回、無死一塁で登板。犠打で１死二塁となった後、３番・内川を投ゴロ、４番・李大浩を二ゴロに打ち取り、無失点に。その裏、チームが勝ち越し、うれしい白星をゲットした。

　大商大から１０年ドラフト６位で横浜（現ＤｅＮＡ）に入団した福山。「鼻の穴が大きいので、北島三郎に似ています。ハマのサブと呼んでください」と会見で笑わせたが、思うような成績が残せず１２年戦力外に。昨季から楽天で再起を期した。


お立ち台では「いや〜、ここに立つことに慣れていないので緊張しています」「とりあえずチームが勝ってよかった」と初々しいコメント。「戦力外も経験。つらいこともあったのでは？」と聞かれると、田中将大（ヤンキース）の看板を指し「同級生なんですけど、神様の田中君が見ているので、恥ずかしい投球はできないと思ってマウンドに上がっている」と笑わせた。

　決勝打を放った銀次は「サブ（福山）が凄く頑張っていたので、ここは打ちたいと心の底から思った」と言う。それに対し「よくやった」と応じる右腕。３番を打つ先輩に“上から発言”でジョークを飛ばすあたり、すっかりチームに溶け込んでいるようだ。





福山博之選手「プロ初勝利記念」グッズ発売！



http://www.rakuteneagles.jp/news/detail/4050.html


福山博之選手が2014年4月6日（日）楽天Koboスタジアム宮城での福岡ソフトバンクホークス戦でプロ初勝利を達成しました。
同選手のプロ初勝利を記念して直筆サイン入りフォトパネルと直筆サイン入りボールを発売します。この期間にしか手に入らない限定商品となりますので、是非この機会にお求めください！.



福山博之選手「プロ初勝利記念」フォトパネル（額入り・証明書付き）



福山博之選手「プロ初勝利記念」フォトパネル（額入り・証明書付き）.

価格
10,000円（税込）.

販売数量
50個.

発売期間
4月7日（月）21:00〜 4月20日（日）23:59.

販売場所
楽天イーグルスオンラインショップ.

商品発送
6月上旬予定.





銀次が８回にＶ打


楽天は８回、銀次が勝ち越し打でカード勝ち越し



ジョーンズ今季１号ソロ！後藤は移籍初アーチ


来日２年目、今年も４番に座る楽天・ジョーンズが今季１号となる先制ソロ放った。２回、先頭で打席に立つと、ソフトバンク先発のウルフの投じた真ん中のツーシームを捉え、弾丸ライナーで左翼席に運んだ。「先制点を取りたかったのでスタンドインしてよかった」と主砲は喜びのコメント。

そして１死後、オリックスから移籍の後藤が楽天１号を左翼席へ。１４１キロ、外寄りのツーシームを叩いた打球は高く舞い上がり、右翼から左翼への強風に乗ってオーバーフェンス。「うまく入ってくれた。いい風でしたね」。内野と外野両方のグラブを用意するユーティリーティープレイヤー。今季初の遊撃に入っても、しっかり仕事をこなす男に風も味方したようだ



星野監督　辛島に「０・５勝　西武戦と合わせて１勝だな」


接戦を制した楽天・星野監督は投手陣の踏ん張りを称えた。

　先発の辛島は白星こそ付かなかったものの、７回を投げ、５安打１失点。前回の西武戦でも勝ち星が付かず「０・５勝」と評した指揮官だが、この日も「０・５勝。合わせて１勝だな」と試合をつくった左腕を評価した。

プロ４年目で初勝利の福山には「去年から何回も勝つチャンスはあった。きょうぐらいは」と８回に金刀が同点本塁打を打たれた後、ソフトバンクに流れが行きかけた中での火消しぶりに目を細めた。

ジョーンズに待望の一発が出たが本調子とは見ておらず「暖かくなるのを待つわ」といえば、当たっていなかった決勝打の銀次には「振り切らないとダメだ」とアドバイスした星野監督。「勝つときは接戦。負ける時はガタガタ」と言い残して球場を後にした。




マー君　実は49年ぶりの快記録だった


ヤンキースの田中将は、メジャー初登板を勝利で飾った４日のブルージェイズ戦で四球はなく８三振を奪った。球団の広報資料によると、デビュー戦で「８奪三振以上、無四球」を記録したヤンキースの投手は１９６５年のベック以来、４９年ぶりだった。

２０００年以降の大リーグでは０８年のクエト（レッズ）、１０年のストラスバーグ（ナショナルズ）に続いて３人目。






マー君　次戦は１０日オ軍戦　ヤンキースタジアム初登板

米大リーグ初登板で勝利投手となったヤンキースの田中将大投手（２５）の次回登板が、ニューヨークのヤンキースタジアムで行われる９日（日本時間１０日午前８時５分開始予定）のオリオールズ戦に決まった。５日に球団から発表された。中４日での本拠地初登板となる。

　ブルージェイズを相手に７回３失点（自責点２）と試合をつくった上々のデビューから一夜明けたこの日は、軽めのキャッチボールなどで汗を流した。公式戦ならではの緊張感で９７球を投げ「オープン戦と体の張りが同じわけはない」と筋肉の張りは感じているが、問題はない様子だ。

　ジラルディ監督は田中将や黒田博樹投手ら５人の先発ローテーションが一巡したこの日「（先発投手の投球内容に）すごく勇気づけられる」と手応えを口にした。

　９日のオリオールズの先発は、昨季１１勝８敗の右腕ゴンザレス投手。



マー君　ダル超え最速１００勝も「日本でやっとけやと」

ヤンキース・田中らしく節目の勝利を振り返った。楽天時代から通じて１７６試合目での日米通算１００勝。ダルビッシュの１７７試合を１試合上回り、６５年のドラフト制以降では最速となったが「速いとは思わない。日本でやっとけやと思いますよ。５０勝も４年でできなかった。その時も前年にしておかないと、と思ったんですよね」と笑った。

０７年、高卒ルーキーとして１１勝をマーク。１１年は１９勝、昨季は２４勝で最多勝を獲得した。だが、田中に「思い出に残る白星」を聞くと、返ってきたのは、「１００勝」には含まれていない試合ばかりだった。


「一番は去年のリーグ優勝ですよ。あの高ぶりは今までになかった」。昨年９月２６日の西武戦（西武ドーム）で１点リードの９回に登板し、１死二、三塁のピンチを招きながら、栗山、浅村を８球オール直球勝負で連続三振に仕留めた。楽天を初優勝に導き、胴上げ投手となった「田中の８球」だ。「注目を浴びていたから一つ一つの行動を意識した」。ブルペンからマウンドへ「わざとゆっくり歩いた。ああ、いい空気だなあって」。数少ない屋外ブルペンで、ファンが田中の存在に気づき、沸く雰囲気をあえて演出したという。

　次に挙げたのは０９年１０月２３日のＣＳ第２Ｓ（現ファイナルＳ）。０勝２敗で日本ハムに王手をかけられた第３戦（札幌ドーム）で９回２失点で完投勝利を挙げた。「負けたら野村監督が終わりという崖っ縁。自分の番が回ってきて、絶対何とかしてやる、次の日につなげてやるって。それで勝てたのはうれしかった」。プロ初勝利や他の試合には「あんまり…」と繰り返すばかりだ。

　通算７２勝目を挙げた１２年８月２６日の日本ハム戦（Ｋスタ宮城）から、レギュラーシーズンでは負けておらず、日米合わせて２９連勝となった。しかし、田中は言う。「やっぱり、優勝を争っていないと印象に残らないなあ」。個人の記録より、チームの勝利。その哲学はメジャーに行っても変わらない。