イーグルスファンコミュの連敗３でストップ

則本　４度目で“初勝利”　

パ・リーグ 楽天６―３ソフトバンク （4月4日 コボスタ宮城）

楽天が連敗を３でストップし、今季本拠地で初勝利を挙げた。

４回、無死満塁で後藤の中前適時打で先制すると、続く松井の２点適時打、聖沢の犠飛でソフトバンク先発の摂津を攻略。８回にも２点を追加し、試合を決めた。

先発則本は７回を投げ、６安打３失点で今季２勝目。６回に４安打を集められて失点した以外は落ち着いた投球で、摂津との投げ合いで昨季から４度目で初勝利。





松井稼、摂津から２点打「積極的に」

　松井稼が２点打を放った。４回、後藤の中前打で先制し、なお無死満塁で、ソフトバンク先発の摂津から中前打。２点を追加した。

　初球ファウルの後、２球目の直球を捉え、「摂津投手は、そう甘いボールを投げてくるピッチャーじゃないので、早いカウントから積極的に振っていこうと思っていた」とコメントした





後藤「試合より緊張」　摂津討ちで楽天初のお立ち台

楽天に新加入した後藤が４回に先制打を放ち、移籍後初めて上がった本拠地のお立ち台で「試合より緊張しています」とはにかんだ。

　４回無死満塁で「僕のスタイルなので」と初球から積極的に振っていき、３球目を中前打にした。チームが苦手にしている摂津から貴重な一打。「僕は苦手意識ないけど、好投手なので食らいついて１点を取りたかった」と頼もしかった。





後藤が先制打「魂で打ちました」

後藤が先制打を放った。４回無死満塁で、ソフトバンク先発の摂津から中前打を放ち、三塁走者をかえした。

　「打ったのはシンカー。２日前のオリックス戦、チャンスで併殺を打っていたので、なんとかランナーをかえしたいと強い気持ちで打席に入りました。『魂』で打ちました。いいところに落ちてくれてラッキーでした」とコメントした。





星野監督　２連勝の則本に厳しく「誰がエース？」


７回３失点で２連勝した楽天・則本だが、星野監督は決して満足していなかった。

　試合後、報道陣からソフトバンク・摂津との“エース対決”を制したことを問われると「誰がエース？エースはあのまま投げ切らないと」と指揮官。

摂津との直接対決で昨季から４度目にして初めて投げ勝ったにもかかわらず、完投勝利を挙げられなかった２年目の右腕に厳しいひと言。８回に２点を追加し、試合を決定的にした場面は「あれは効いた」と勝因の一つに数えたが、続けて「１点じゃファルケン(ボーグ)も危ない」と、リリーフ陣にも不安があることを吐露した。

それでも負傷の嶋に代わって、プロ５年目で初スタメン出場の捕手・小関には「バントはヘタだったけど、守備はできる。十分いける」と戦力として見通しが立ったことを収獲としていた





塩見　雪辱シーズンへ「いいスタート」　開幕２連勝へ意気込み


５日のソフトバンク戦（コボスタ宮城）で先発予定の楽天・塩見は「ソフトバンク打線は強力なのできっちり投げたい」と意気込みを語った。

　３月２９日の西武戦で８回３安打２失点と好投し、１２年７月６日の西武戦以来、６３１日ぶりの勝利を挙げた。昨季は左肩痛の影響で１軍登板なしに終わっていただけに、雪辱のシーズンへ「いいスタートが切れた」と手応え。「球数を減らして野手のリズムをつくることを継続してやっていきたい」と目標を掲げた。




嶋が先発外れる　代役はプロ初スタメンの５年目・小関


楽天の不動の正妻、嶋が４日のソフトバンク戦（コボスタ宮城）の先発メンバーから外れた。前日３日のオリックス戦の８回の守備でファウルチップが右足甲に当たった影響によるもので、この日は大事を取ってグラウンドで練習せず、別メニューで調整した。

　代役はプロ初スタメンとなる５年目の小関。星野監督は「こういう時に若い選手がチャンスをものして頑張ればいい」と２２歳に期待を寄せた。




初登板から一夜…手応えの楽天・森「継続していきたい」


３日のオリックス戦（コボスタ宮城）でプロ初登板初先発を果たした１２年のドラフト１位・森は一夜明けた４日、軽めに調整した。

前日は６回途中２失点と踏ん張ったが、打線の援護なく黒星デビュー。それでも友人から初登板を祝福するメールが届いたといい、「メールはいっぱいきてました。早い時間に寝てしまったので、まだ見れていないものもあります」と話した。

　初勝利は逃したが手応えを感じている様子で、「いいピッチングができたと思うので、これを継続していきたい」と次回登板を見据えていた。
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佐藤コーチ「マー君なぜ24連勝」出版

佐藤義則投手コーチが４日、仙台市内の書店で新著「絶対エース育成論　なぜ田中将大は２４連勝できたのか？」（竹書房、税込み１４０４円）の発売記念サイン会を行った。

　昨季の田中（現ヤンキース）の連勝記録は、いかにして生まれたのか、球団初の日本一となった日本シリーズの裏話、自身の投球理論などを語っている。「野球を知らない人にも読んで欲しい。育てる、という意味で、会社の上司の人にも通じるものがあると思う」と話した。

　また、日本時間５日には田中がメジャー公式戦デビューの予定。「最低でも１５勝はしてほしい。日本トップの投手が行ったわけだから」と、活躍を期待していた。






マー君、シーズン初戦は３勝１敗　


ヤンキースの田中は４日（日本時間５日午前８時７分開始）のブルージェイズ戦で大リーグ初登板。田中が７年間在籍した楽天でのシーズン初登板は通算で３勝１敗の成績だ。

　新人だった２００７年はソフトバンク戦でデビュー。１回２／３を６安打６失点と崩れ、プロの洗礼を浴びた。初の白星発進は０９年、ソフトバンク打線を４安打完封に仕留めた。

　１１年はオリックス戦で完投勝利。初めて開幕投手を務めた１２年はロッテ相手に６回５失点で敗戦投手になった。昨季はオリックス戦に７回１失点で勝ち、開幕２４連勝のスタートとなった。