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ユーキリス23日巨人戦で実戦デビュー


楽天の新外国人ケビン・ユーキリス内野手（３４＝ヤンキース）が２３日の巨人戦（沖縄セルラー那覇）で実戦デビューすることが２２日、決まった。

所用のため、来日が今月７日にずれ込んだ。１日のキャンプインに間に合わなかった影響もあり、ここまで、紅白戦や練習試合には出場してこなかった。


この日に行われたヤクルト戦（浦添）にも出場しなかったが、ようやくデビュー戦が決まり「ワクワクしている。落ち着いてやりたい」と話した。


聖沢「流れに乗って」逆転タイムリー



＜オープン戦：ヤクルト４−７楽天＞◇２２日◇浦添

聖沢諒外野手（２８）が逆転の２点二塁適時打を放った。１点を追う７回２死満塁で代打で登場。１ボールからの２球目、１３９キロの直球を振り抜いた。打球は左翼フェンスに直撃する二塁打となった。

「打ったボールは外のストレート。押せ押せの雰囲気で打席が回ってきたので、流れに乗って打てました。打線のいい流れが打たせてくれた」と話した。





西田がオープン戦１号


西田哲朗内野手（２２）がオープン戦１号となるソロ本塁打を放った。

　１−０で迎えた２回１死走者無しで、ヤクルト石川の初球カーブを捉えた。

左翼席へ放り込み、「狙っていなかったが体が反応した。

１球で仕留めるように試合前に言われていたが、それが実践できた」とコメントした。





森、初の１軍登板は２回１失点


先発、森雄大投手（１９）が２回４安打１失点の投球を見せた。

　最速は１４６キロを記録するなど球威はあったが、制球が安定せず３四球。「甘く入ったらすぐ打たれる。（２軍では）スライダーを振ってくれたのが、振りそうになっても途中で止まる」と初めての１軍登板を振り返った。




武藤１回３者凡退「まとまってきた」


武藤好貴投手（２６）が１回を３者凡退と好投した。
３点リードの９回、６番手として登板。最速１４６キロの直球に変化球を交えながら、藤井（空振り三振）、ユウイチ（二ゴロ）、田中浩（三ゴロ）の３人で締めた。

ストライク先行の投球に「やっと、まとまってきました。変化球でしっかりストライクを取って、打ち取ろうと思いました」と、手応えを口にしていた。







松井裕　明日23日巨人戦先発へ50球

松井裕が２２日、沖縄・浦添でブルペン入りした。

スライダー、カーブを交え５０球投げ込み、明日２３日の巨人とのオープン戦（午後１時、那覇セルラー沖縄）に備えた。「良い球も悪い球もあった。今できる全力を明日出せたらいい」とプロ初実戦に向けて意気込んだ。




ドラ１松井裕先発の巨人ＯＰ戦チケットがバカ売れ！

松井裕が先発する巨人とのオープン戦（２３日・那覇）の前売りチケットが、異例の売れ行きをみせている。関係者によると、２１日現在で既に「沖縄セルラースタジアム那覇」（約３万人収容）の６割の動員が見込め、さらに当日券で入場するファンが加わることになる。

同球場では１１年から毎年、巨人がオープン戦を行っているが、各年の最多観衆は１１年が１万６５６７人（対楽天）、１２年が１万６２６４人（対阪神）、昨年が１万８６９人（対楽天）。２３日は松井裕人気に加え、巨人も地元出身の宮国が先発予定ということもあり、動員記録の更新は確実だ。

黄金ルーキーも大観衆に見守られる初の実戦登板を２日後に控え、気持ちは高まっている。強力巨人打線の象徴である阿部と村田が、ガチンコ対決を熱望していることについて、「胸を借りて頑張りたいです」と力を込めた。配球は「まだプロの打者に（実戦で）投げたことがないので、捕手の方にお任せします」とサインには首を振らずに投げるつもりだ。

この日は沖縄・金武町で行われた練習で２日ぶりにブルペンに入り、８５球を投げた。右打席に立った佐藤投手コーチを宝刀のスライダーで「おおっ」と、うならせる場面も。セットポジションも試し「球威は落ちるけど、そこは変化球でストライクを取れれば」と実戦へイメージを膨らませた。「ボール自体は悪くない。気持ちと技術をいい状態に持っていければ」と、背番号１は手応えをつかんでいた。




楽天に日本最身長216ｃｍ投手誕生へ


日本球界史上、最ものっぽな選手が誕生する。楽天の春季キャンプにテスト生として参加していた身長２１６センチのルーク・ファンミル投手（２９＝レッズ傘下３Ａ）が合格の見込みとなった。安部井チーム統括本部長が２１日、「メディカルで何も出なければ（入団に）問題ないでしょう」と明言した。既に仙台でメディカルチェックを受けており、近く判明する診察結果を待って正式決定となる。

ファンミルの２１６センチは、ヒルマン（ロッテ、巨人）、ターマン（横浜）の２０８センチを上回り、日本球界史上最長身となる。１８日の韓国ＫＩＡ戦では最速１５１キロを記録。安部井本部長は「角度があり、直球には威力がある」とほれ込んだ。今日２２日、沖縄に滞在中のチームに再合流させる。同じくテスト参加していたセルジオ・ミトレ投手（３３）については、合否を保留。今後は、２軍キャンプに参加させ、テストを続ける可能性もある。





マー君　初打撃投手で貫禄２５球　打者４人相手に安打性ゼロ


ヤンキースの田中将大投手（２５）が２１日（日本時間同日深夜）、今キャンプ初の打撃投手を務めた。午前８時半からという日本では異例のスケジュールながら、打者４人を相手に２５球を投げて安打性ゼロに抑えた。

田中が初のフリー打撃登板で貫禄を示した。ブルペンで３５球の投球練習後に、メジャー２年目の昨季に６０試合に出場した捕手のロマイン、昨季２Ａで今季はメジャー４０人枠に入っているフローレス、ともに昨季３Ａで今キャンプ招待選手のリチャードソン、ガルシアの４選手を相手に計２５球。打者のスイングは計４回だったが、空振りにファウル２球、唯一インフィールドに飛ばされた打球も二ゴロで、安打性の当たりはゼロ。格の違いを見せつけた。




登板前は「あくまでピッチャーの練習なのでバッターはほとんどスイングしない。日本でもよくありますけど、ブルペンの中でバッターが立ってくれるっていう感覚と似ているのかなと思います」と話していたが、より実戦に近い調整に「打者が立つとマウンドからの景色が変わる。そういうところの調整にはなる」との思いを口にした。

田中にとってもうひとつ収穫だったのは、正捕手候補のマキャンと初めてバッテリーを組んだことだ。マキャンは昨オフに５年総額８５００万ドル（約８７億６０００万円）の大型契約で加入した強打の捕手。０９〜１０年にはブレーブスで川上（現中日）の女房役を務めていたことも田中にとっては心強い材料で、今後はより意思の疎通を深めていくことが課題となる。

フリー打撃登板を前に、ソチ五輪フィギュアスケート女子フリーで自己最高の１４２・７１点をマークした浅田真央に刺激を受けた。ショートプログラムからの意地の巻き返しに「点数だけ見て鳥肌が立った。１日であれだけ立て直すなんて物凄いことだと思います」とその精神力を称えた。



今回はマイナー選手との対戦だったが、今後はジーターやイチローら主力級との対決も待ち受ける。それでも「無理に（ペースを）上げても、無理していることになる。“自然に”というのがいいと思う」と冷静だった。