イーグルスファンコミュの最優秀バッテリー賞

２４連勝のマー君、満場一致で決定！嶋と最優秀バッテリー賞

２０１３年度プロ野球最優秀バッテリー賞（スポーツニッポン新聞社制定）の選考委員会が２３日、都内で開かれ、セ・リーグは広島の前田健太投手（２５）―石原慶幸捕手（３４）、パ・リーグは楽天の田中将大投手（２４）―嶋基宏捕手（２８）の受賞が決まった。

選考委員会には評論家の有藤通世、大野豊、張本勲、槙原寛巳、吉村禎章の各氏が出席。開幕２４連勝を飾り、球団創設９年目で初のリーグ優勝、初の日本シリーズ進出に大きく貢献した田中―嶋のバッテリーは満場一致で決定。セは２年連続日本一を狙う巨人の西村健太朗投手（２８）―阿部慎之助捕手（３４）との争いとなったが、最終的に前田健―石原に決まった。

表彰式は１２月６日に行われる。

▼張本勲氏の話　文句なし。素晴らしいとしか言いようがない。私は川上さんの記録を抜いたが、打者として川上さんを上回ったとは思っていない。田中も慢心することなく、さらに高みを目指してほしい。パの５球団は大喝だ。

楽天、日本シリーズへ練習再開　嶋「胸借りて挑戦」

球団創設９年目で日本シリーズに初出場する楽天は２３日、クライマックスシリーズ（ＣＳ）突破を決めてから１日の休養を挟み、Ｋスタ宮城で練習を再開した。この日は雨天のため、室内練習場で約２時間、キャッチボールや打撃練習などで調整した。

ＣＳでも好リードで投手陣を引っ張った捕手の嶋は、連覇を狙う巨人に対し「相手は日本シリーズの経験が豊富。自分たちは胸を借りて挑戦する気持ちでいきたい」と意気込みを話した。

　初めて挑む大舞台では、普段はあり得ないミスなども起こると想定しており、嶋は「心と体調を整えて臨む」と準備に余念がなかった。

マー君　先発、抑えフル回転辞さず「心の準備はします」

楽天のエース・田中が、日本シリーズで先発、抑えにフル回転する覚悟を明言した。休日返上でＫスタ宮城で自主練習を行い、「そういう状況になると考えて、心の準備はします」と前向きに語った。

レギュラーシーズンは２４勝０敗１セーブ。球団創設９年目で初優勝を飾った９月２６日の西武戦（西武ドーム）では１点リードの９回を締めた。アドバンテージの１勝を含めて４勝１敗で突破した前日のＣＳファイナルＳ第４戦でも、１７日の初戦の完封勝利から中３日で９回に登板。１勝１セーブでＭＶＰも獲得した。

この日は美馬とともにキャッチボールや遠投を実施。巨人は小学校の同級生である坂本、沢村ら「８８年会」のメンバーもいるが「普通にやるだけ」と静かに闘志を燃やした。