イーグルスファンコミュの楽天２桁得点で貯金20　　Ｋスタ宮城の観客席を２０００席増席へ

楽天、１５安打１０得点！先発ダック誤算も打ち勝った


パ・リーグ 楽天１０―６ソフトバンク （8月11日 Ｋスタ宮城）


楽天が１５安打１０得点でソフトバンクに打ち勝ち、２位・ロッテとのゲーム差６・５をしっかりキープした。

打線は初回、いきなりビッグイニングをつくった。先頭・岡島の遊撃内野安打と藤田の左前打で無死１、二塁のチャンスをつかむと、銀次が左前適時打で先制。ジョーンズも左前適時打で続き４連打。さらに１死後、枡田の中越え２点適時二塁打と松井の中犠飛で、いきなり５点を奪った。

しかし先発・ダックワースが乱調。２回２／３で２発被弾を含む７安打５失点でＫＯされた。３回終了時には両チームの先発投手がマウンドを降りる乱戦で、６−５とリードはわずか１点となった。

それでもダックワースの後を受けた金刃、斎藤、小山伸が無失点で踏ん張ると、７回に枡田の中越え２点適時二塁打、松井の中越え適時三塁打で待望の追加点。８回にも加点し、最後は４点差でソフトバンクを退けた。



乱打戦も逃げ切り勝ち！３番手・斎藤が３勝目


楽天が１回、先頭打者からの４連打などで５点を先行し、２回にも１点。３回までに５点を失ったが、終盤に加点し、逃げ切った。３番手の斎藤が３勝目。






松井犠飛「何とかかえそうと」

楽天松井稼頭央内野手（３７）が、１回の大量得点を締めくくる犠飛を放った。４点リードし、なお１死三塁から中飛を打ち上げ、三塁走者の枡田の生還につなげた。

５点目となる一打を振り返り「三塁にいる慎太郎（枡田）を何とかかえそうと思っていました」と話した。




銀次が先制打「波に乗れる」


楽天銀次内野手（２５）が１回、先制の適時打を放った。無死一、二塁から岩崎のスライダーをとらえ、左前に運んだ。

先発のダックワースを援護する一打に「初回のチャンスだったので、ここで打てば波に乗れると思っていました」とコメントした。





枡田が適時打「魂で打ちました」


楽天枡田慎太郎内野手（２６）が１回、貴重な追加点となる適時打を放った。２点先制してなお１死一、三塁から、岩崎の外角直球をはじき返し、左中間への二塁打。

２点追加し、「勢いに乗って、魂で打ちました」と話した。



星野監督、乱打戦制しても不満「酔っ払っちゃダメ」



４時間を超える乱打戦。試合後、楽天・星野監督は少し疲れた表情を浮かべながらも、１５安打１０得点で打ち勝つ原動力となった銀次と枡田には賛辞を送った。

「いい仕事をしてくれた。本当に勝負強くなった。安心？安心はしていないが、何とかしてくれるという気持ちにはなってるよ」。
　
銀次はこの日、３安打３打点。初回に先制の左前打をはじめ、３安打すべてが適時打と勝負強さを見せつけた。また、枡田は２安打４打点。７回には試合の行方を大きく左右する貴重な追加点を奪う適時二塁打を放った。

とはいえ、初回に５点を奪いながら、乱戦となった試合内容には渋い表情。２回２／３で７安打５失点ＫＯとなった先発・ダックワースには「まっすぐに酔ってたかな。嶋もね。初回は良かったから。（２回に）一発食らっておかしくなっちゃった。酔っ払っちゃダメだね」と指揮官。この日の勝利で、球宴後１１勝３敗１分けと快走していても「そんな気はしないけどね」と笑顔はなかった。



菊池、伊志嶺ら登録、宮川ら抹消



楽天は１１日、菊池保則投手、伊志嶺忠捕手、阿部俊人内野手を出場選手登録、宮川将投手、小山桂司捕手、三好匠内野手を同抹消した。再登録は２１日以降。







Ｋスタ宮城の観客席を２０００席増席へ


楽天が本拠地のＫスタ宮城の観客席を今季中に約２０００席増席することが１１日、分かった。近日中に増設工事を行い、最大収容人数は現在の２万３４５１人から約２万５０００人になる見込み。

　楽天は２００４年にプロ野球への新規参入を希望した際に、２万８０００席に増設することを約束していた。日本シリーズ開催時に収入の減少を懸念する日本野球機構（ＮＰＢ）からもこれまでに増席の要望は出ていた。