イーグルスファンコミュの藤田が国内ＦＡ資格「何も考えず優勝へ頑張る」

藤田が国内ＦＡ資格「何も考えず優勝へ頑張る」

楽天の藤田が２９日、出場選手登録日数が８年に達し、国内ＦＡの資格取得条件を満たした。権利行使について「今一番充実しているし、チームもいい状態なので、何も考えず優勝に向けて頑張るだけ」と話した。

２００５年にドラフト４巡目で横浜（現ＤｅＮＡ）に入団。昨年６月にトレードで楽天に移籍してきた。３１歳の内野手は「横浜時代も含めて長く１軍にいられて得た権利なので取得できたことはうれしい」と喜んだ。

中川、中島の１軍登録を抹消

楽天は２９日、中川大志内野手、中島俊哉外野手の出場選手登録を抹消した。再登録は８月８日以降。

元楽天の山崎選手、今季限り　２７年目、野手で現役最年長

現役最年長野手であるプロ野球中日の山崎武司内野手（４４）が、プロ２７年目の今季限りで現役引退することが２８日、分かった。球団関係者が明らかにした。山崎内野手はこの日、ナゴヤ球場で「俺がこの時期に１軍（の出場登録）を抹消されるということがどういうことか、長く野球をやっていれば分かっている」と話すにとどめた。２９日に記者会見する予定。

山崎内野手は愛知・愛工大名電高から１９８７年にドラフト２位で中日に入団。９６年に初の本塁打王を獲得した。２００３年にオリックスに移籍、０４年オフに戦力外となった後、０５年に新規参入の東北楽天に入団。０７年には本塁打王と打点王の２冠に輝くなど、主砲として活躍した。昨季から中日に復帰。今季はこれまで３９試合に出場し、打率２割５分５厘、６打点、本塁打なし。今月２７日に出場選手登録を外れていた。

通算成績は２２３７試合で１８３３安打、１２０４打点、４０３本塁打で打率は２割５分７厘。

山崎　穏やかな笑顔「もう少し大人なら２千本に到達したな」

中日・山崎武司内野手（４４）が２９日、名古屋市内で会見し、プロ２７年目を迎えた今季限りでの現役引退を正式表明。穏やかな笑顔を浮かべて、プロ生活を振り返った。

―引退決断の理由は。

　「交流戦以降、２軍に落ちれば決心しないといけないと思っていた。けじめとして、自分の進退を懸けながらやってきた。そういう中で２軍に落ち、今季ユニホームを脱ぐと、高木監督、中日球団に申し入れた」

―現在の心境は。

　「体も元気だし、痛いところはない。まだまだできると、何年も野球をやりたい気持ちはある。気持ちは晴れ晴れとは言えないけれど、ドラゴンズの若い選手に夢を託したい。大好きな山本（昌）先輩より先にやめるのは悔しいけれど」

　―選手生活を振り返って。

　「一つ、二つ足りない男だなとは思う。ヒットも２千本打てなかった。長嶋さんの４４４本塁打を抜くことに２千本よりこだわっていたけれど、できなかった。わがままで監督とも衝突して、もう少し大人になっていれば２千本に到達したなと思い返している。２７年も現役生活ができたのは誇り」

　―指導者への憧れは。

「自分で決められるものではないが、いずれ後輩を指導したい気持ちはある。野球界のためにも恩返しできればいい」

　―東北のファンには。

「オリックス時代に野球が大嫌いになって、ボールを二度と握るか、バットも二度と持つか、と思っていたところに、新しい球団ができてプレーすることができた。震災の慰問でも励まされた。感謝、感謝の気持ちしかない」