イーグルスファンコミュの新人大役

２９日開幕戦の予告先発発表！楽天・則本は２９年ぶり新人大役

２９日に開幕するプロ野球セ、パ両リーグの予告先発投手が２８日に発表され、楽天はドラフト２位ルーキーの則本（三重中京大）が開幕投手を務めることになった。新人が開幕戦で先発を務めるのは、１９８４年のヤクルトの高野以来、パ・リーグでは５８年の南海（現ソフトバンク）の杉浦以来の快挙となる。

２０歳１１カ月で大役を務める巨人・宮国は、球団では２リーグ制となった５０年以降、２０歳になってすぐに大役を任された８８年の桑田真澄に次ぐ年少記録となった。

各試合の予告先発は以下の通り。

◇セ・リーグ

巨人・宮国―広島・バリントン（東京ドーム）

ヤクルト・館山―阪神・メッセンジャー（神宮）

中日・吉見―ＤｅＮＡ・藤井（ナゴヤドーム）

◇パ・リーグ

西武・岸―日本ハム・武田勝（西武ドーム）

ロッテ・成瀬―オリックス・金子（ＱＶＣマリン）

ソフトバンク・摂津―楽天・則本（ヤフオクドーム）

助っ人コンビが本塁打ごとに寄付

楽天は２８日、新外国人のアンドリュー・ジョーンズ外野手（３５）とケーシー・マギー内野手（３０＝ともにヤンキース）が、東日本大震災の震災孤児への支援金として、本塁打１本ごとに５万円寄付することを発表した。

キャンプ前、両外国人ともに被災地の宮城・名取市を訪れており、ジョーンズは「地震や津波のことはアメリカでも知っていたけど、自分の目で見て胸を突き動かされた。シーズンが終わったあと、大きな小切手を渡せるようにしたい」と話し、マギーも「こういう形で少しでも貢献できればと思います」と真剣なまなざしで話した。

聖沢で摂津崩す！昨年４敗で相性最悪も「あとは気持ち」

プロ野球が２９日、開幕する。今季の開幕戦（ヤフオクＤ）でソフトバンクと対戦する楽天は、決戦を２日後に控えた２７日、Ｋスタでの練習後、空路福岡入り。昨年の盗塁王・聖沢諒外野手（２７）がこの日、無心で開幕戦に挑むことを明かした。

相手先発の摂津とは、昨年５度対戦し４敗。８月１日（秋田）には完封負けを喫するなど、チームにとって相性の悪い相手だが「いかに冷静になれるか」とキッパリ。敵地で迎える大舞台に、平常心で臨むことの重要性を訴えた。

今年のオープン戦では打率２割４分１厘と、本来の打撃ができずに苦しんだ。ただ、沢村賞右腕との相性は決して悪くない。昨年、チーム打率は１割９分６厘だったが、聖沢は１７打数５安打で打率２割９分４厘。「あとは気持ち。シーズンは、ゼロに戻ってやる」と力を込めた。

昨年のソフトバンク戦では３盗塁を２度も決めるなど“切り込み隊長”としての役割を十分に果たした。「いい方向へ気持ちを高めていきたい」。リードオフマンとしての使命は、２９日のゲームできっちり果たす

◎４年目で初の１軍スタート／西田「勝ちに貢献する」

４年目西田が初の開幕１軍入り。２７日の全体練習後、取材に応じ「本当に楽しみ。試合に出たら何も考えず、今までやってきたことを出すだけ」と喜んだ。
　オープン戦は１６試合に出場。ＷＢＣ出場でチームを離れていた松井の代役として遊撃の守備をきっちりこなした。打率は２割１分７厘とやや物足りなさを残したものの、２１日の日本ハム戦（東京ドーム）では先制の３ランを放つなど、終盤に調子を上げた。
　「いまはいい状態になっている。どんな場面で使われても、勝ちに貢献できるプレーをしていきたい」と抱負を述べた。