イーグルスファンコミュの戸村・菊池・永井・美馬、先発枠残り１争う

戸村・菊池・永井・美馬、先発枠残り１争う

東北楽天の６人の先発枠が固まってきた。エース田中を筆頭に、２年目釜田、ダックワース、左腕辛島、快投を見せる新人則本（三重中京大）と５人はほぼ確定。残り１枠を巡り、残りのオープン戦５試合で、戸村、菊池、永井、２軍で調整する美馬が争う。

サバイバルレースの先陣を切るのが、１９日のヤクルト戦で先発する戸村。「課題は制球。星野監督に『打たれてもいいから、初球からストライクで攻めろ』と言われた。自分は先発陣の７番手か８番手にいると思う。しっかり投げたい」と語る。

菊池は１６日の広島戦で６回２失点（自責点１）と好投した。さらなるレベルアップを図るため、星野監督からは右打者の内角を攻めるシュートを覚えるよう助言された。次回登板は未定だが「次の投球が大事。結果を出し、何とかローテーションに入りたい」と意気込む。

永井は１９日に初戦を迎える２軍公式戦で先発し、美馬は今後、１軍でのオープン戦に登板する予定。内容はもちろん、結果も求められる。
星野監督は「頭数はいる。試合を見て、状態のいい投手を入れる」と話した。

戸村、四球からの本塁打を猛反省

◆オープン戦　ヤクルト２―１楽天（１９日・神宮）

楽天の戸村は７回に四球から本塁打を浴びる悪いパターンで２失点し、「勝ちきれないのはそういうところ。勝負どころの１球です」と唇をかんだ。６回までは「ストライク先行を意識した」とテンポの良い投球で無得点に抑えていただけに、後味を悪くした。

開幕１軍入りに向けて最後のアピールをしたかったが、「自分のやりたいことはできても勝ちにつながってないのが現実」と肩を落とした。星野監督も「ランナーがいると変わっちゃうんだよな」と寂しげだった。

マー君　２３日巨人戦で開幕テスト登板

楽天の田中が２３日の巨人とのオープン戦（東京ドーム）で登板する見通しとなった。

星野監督が「一度投げさせる。たぶん（東京）ドーム」と明かした。田中はＷＢＣの決勝戦に先発予定だったが消滅した。首脳陣は体調が万全なら２９日のソフトバンクとの開幕戦（ヤフオクドーム）の先発に起用する方針。星野監督は「（開幕戦で）１回勝ってもその後がダメでは仕方ない。コンディションを見ないと分からない」と巨人戦の内容を見て、開幕投手に指名するかを判断する。

藤田が１軍復帰「もう大丈夫」

２月のキャンプ中に左腹斜筋を痛め、２軍調整が続いていた楽天藤田一也内野手（３０）が１９日、１軍に復帰した。

ヤクルト戦（神宮）の試合前練習に参加した。２月５日に痛め、全治６～８週間と診断された。開幕に間に合うか微妙なところだったが、「もう大丈夫です」と元気な姿を見せた。