イーグルスファンコミュの若手投手陣に“００７化”指令など・・・

星野監督、若手投手陣に“００７化”指令


楽天・星野仙一監督（６６）が２５日、若手投手陣に“００７化”を指令した。スコアラーから与えられるデータに頼りすぎる若手の現状を指摘。自身の現役時代は情報も少なかったが「俺が現役のときは過去５年分ぐらいのデータは全部、頭の中に入っていた」と持論。実際に対戦した経験を自分の頭にたたき込む「アナログ野球」への切り替えを求めた。

現時点でローテ当確はＷＢＣ出場中の田中のみ。左の軸として期待される辛島も、２３日のヤクルト戦（浦添）で４回４安打１失点と精彩を欠いた。成長の殻を破り切れない若手投手陣が多く、闘将は「もっと自分の勉強をせんといかん。いくらスコアラーから情報をもらっても耳に入らない」とゲキを飛ばした。

チームはこの日、「球春みやざきベースボールゲームズ」で実戦をこなすため、那覇から宮崎入り。開幕まで残り１か月。若手にとって正念場となる。




星野監督、選手に「自習」のススメ


楽天星野仙一監督（６６）がデータをフル活用するために、選手の“自習”を求めた。「スコアラーのミーティングだけで勉強した気になっている。もっと個々で勉強しないと」と強調した。自身は現役時に「今みたいにデータはなかった」が、自分で打球方向を調べ試合に生かしたという。２５日、チームは沖縄を離れ宮崎入り。オープン戦が本格化する前に、選手の意識改革を訴えた。





釜田、開幕投手あきらめん！投球フォーム“再改造”



楽天の釜田佳直投手（１９）が２５日、投球フォームの“再改造”に乗り出すことを明かした。今季の開幕投手に名乗りを上げた右腕が、さらなる進化を目指して挑戦を続ける。

大粒の汗が、決意の証明だった。ヤクルトとのオープン戦（浦添）が行われていた２３日。ブルペンには、フォームを確認しながら腕を振り続ける釜田の姿があった。約１時間も投げ、球数は今キャンプ自身最多となる１３５球。テークバックから体重移動に至るまで、あらゆる部分にマイナーチェンジが加えられていた。

生命線を取り戻すための“リフォーム”だ。今オフには、制球を重視した新フォームへと改良。効果はあったものの、課題も浮き彫りになった。２０日の韓国・ＫＩＡとの練習試合に先発すると、３回を投げて４安打１失点。抜群のコントロールで５三振を奪ったが、直球の最速は１４０キロ止まり。森山ブルペンコーチ（４９）は「いい時のボールではなかった」とピシャリ。最速１５３キロの剛腕にとっては、満足できる球威ではなかった。

武器である直球でも勝負するため、開幕までの約１か月は入念な調整を続けていく。「コントロールをつけようとしたら、腕の振りが小さくなっていた。上に行くためにはスピードも必要。これからは腕を振るようにしたい」と２年目右腕は意気込んだ。スピードと制球を両立させた新フォームを完成させれば、怖いものはない。





マー君開幕回避なら…星野監督「辛島なんか面白い」


楽天・星野監督が開幕投手について「代役候補」を立てる考えを示した。

本来なら間違いなくエースの田中だが、ＷＢＣに出場することを考慮。「日の丸を背負って戦っているわけだから（疲労は）相当なもんだ。場合によってはな」と、３月２９日の開幕・ソフトバンク戦（ヤフオクドーム）を回避する可能性を示唆した。

代役として「辛島なんか面白い。地元（福岡）が飯塚だしな」と５年目の左腕に白羽の矢を立てた。




ドラ５島井、盗塁失敗恐れない


楽天のドラフト５位島井寛仁外野手（２２＝熊本ゴールデンラークス）が、故郷から旅立った。チームとともに２５日、練習試合３試合が行われる宮崎へ移動。沖縄・浦添出身のルーキーは「ここ（沖縄）で学んできたことをしっかり出せるように、やっていきたい」と意気込みを話し、走塁面での経験を生かしていくつもりだ。

代走要員を育成するため、久米島キャンプの紅白戦から代走で起用され続けている。失敗を繰り返したが、２１日のＫＩＡとの練習試合で二盗に成功。５０メートル５秒６という超俊足の片りんを見せた。２４日の巨人とのオープン戦では、７回２死一塁の場面で起用。二盗を試みたが失敗。球場には両親、祖父母、親戚一同約１０人が駆けつけたが、「やっぱり難しかったですね」と晴れ姿を見せることはできなかった。

それでも、首脳陣は島井を代走で使い続ける方針だ。「公式戦では失敗できないので、恐れる気持ちは今はないです」と島井にも迷いはなくなった。チームには盗塁王の聖沢がいるが、代走要員の層は薄い。３月２９日の開幕まで約１カ月。チャンスはまだまだある




マギー居残りでノーステップ打法


楽天ケーシー・マギー内野手（３０）が２６日、ノーステップ打法に取り組んだ。

宮崎・清武で予定されていたロッテとの練習試合が雨天中止。志願して室内練習場に向かい、居残りでフリー打撃を行った。通常は、左足を少し上げてから踏み込む打撃フォームだが、この日は両足をいつもより大きく広げ、地面につけたまま打つノーステップを試した。

紅白戦では田中からホームランを放った大砲も、現在は９打数連続無安打と当たりが止まっている。「試合をしたかったが、恵みの雨と思って試してみた」と話した。田代打撃コーチは「スタンスを広げてみたら、と言った。広げると、上体だけでは振れないからね」と狙いを説明した。