イーグルスファンコミュの秋には喜び、感動をなど・・・

秋には喜び、感動を　東北楽天、キャンプインへ仙台で壮行式

プロ野球東北楽天の選手らが３１日午前、春季キャンプ地の沖縄県久米島町に向けて出発した。

仙台市青葉区のＪＲ仙台駅で壮行式があり、約１５００人のファンを前に、星野仙一監督は「キャンプを成功させて、秋にまたここで喜び、感動とともにお会いしたい」と呼び掛けた。

壮行式は、チームの支援組織「楽天イーグルス・マイチーム協議会」と楽天野球団の共催。協議会の鎌田宏会長は「チームスローガンはＨＥＡＴ（熱く）。仙台、宮城、東北を熱くしてほしい」と激励した。選手を乗せたバスを見送った青葉区の会社員加藤陽介さん（３２）は「けがのないように、１年間を通して楽しませてほしい」と期待を寄せた。

　チームは仙台空港からチャーター機で久米島入り。キャンプは２月１日に始まり、１軍は１４日まで、２軍は３月２日まで


星野監督が久米島に優勝を約束


楽天の監督、コーチ、選手、球団関係者が31日、春季キャンプのために沖縄県の久米島に到着し、現地の島民から熱烈な歓迎を受けた。

チームを代表してあいさつした星野監督は「ペナントレースを面白くして、勝つだけ。この久米島で準備して、優勝を報告したい。この心ある出迎えに、応えられていないこの８年間。来年は『よくやってくれた、ありがとう』と迎えられると信じてください」と優勝を誓った。

　チームは１軍は15日まで、２軍は３月２日まで、久米島でキャンプを行う。


久米島入り　平良町長が激励

楽天がキャンプ地の沖縄・久米島に到着した。３１日、仙台空港からチャーター便で午後２時半頃に無事到着。久米島空港では歓迎セレモニーが行われ、平良町長からは「明日から天候が良くなる予定と聞いています。久米島でしっかり準備をして頂いて、ペナントレースを盛り上げてもらいたい」と激励を受けた。

花束を贈呈された星野仙一監督（６６）は「町長が言われたように、ペナントレースをおもしろくするためにも、しっかりと準備をして優勝の報告をしたいと思います」とチームを代表して意気込みを話した。


小山伸、マー君助言で半袖シャツと決別


　“半袖魔神”こと楽天・小山伸一郎投手（３４）がトレードマークの半袖と決別することが３０日、分かった。

　この日、室内練習場に姿を現した小山は、クリムゾンレッドの長袖のアンダーシャツを着てピッチングを行った。かつては生涯半袖宣言までしていた右腕の心変わりは、マー君の一言がきっかけだった。自主トレを一緒に行った際に後輩の田中将大から「（体調を維持するためには）半袖はないでしょう」と諭され、「そうだな」と決意した。もともと長袖は手首にまとわりつくことが嫌いだった。袖部分を自分で切って七分丈にして着ている。

「もう年ですし、自分のことを考えて決めました。パフォーマンスをするよりも、自分のこれからを考えました」と小山。一昨年の春季キャンプでは星野仙一監督にちなみ１００１球の投げ込み、昨年は初日に長男の誕生日（２月１日）にちなんで２０１球を投げるなどパフォーマンスを行ってきたが「もうしません」と言い切った。

今年は、順調にいけば海外移籍も可能なＦＡ権も取得する。中日在籍時代にクローザーとして活躍したギャラードに触発されて、半袖スタイルを貫いてきたが、体調を維持するための決断だが、「夏は半袖を着ますよ」と苦笑いした。

　春先の風物詩とまで言われた極寒のＫスタでの半袖姿は見られなくなるが、その分、観客を安心するピッチングを見せてくれそうだ。



西田「がむしゃらにやる」

西田哲朗内野手（２１）が３０日、開幕１軍生き残りへ意気込んだ。今日３１日に出発する久米島キャンプは、４年目で初の１軍スタートが決まった。「気負うことなく。でも、がむしゃらにやります。開幕まで残れるように」と気合十分。昨季はプロ初安打を放ち、自己最多の２０試合に出場した。１軍定着の足掛かりはつくっただけに、真価の問われるキャンプとなる。

阿部、銀次、枡田ら内野手には若手がひしめく。競争に勝てるかのポイントは、本人も「アピールしたい」と自覚する打撃だ。

プロ初安打を放ったとはいえ、昨季の打率は１割３分６厘。「崩されてばかりだった。オープン戦まで自分の形でスイングできるように。とにかく、結果。この世界は結果ですから」と強調した。身体能力の高さから“ポスト松井”の期待も受けている。つかんだチャンスを逃すつもりはない。