イーグルスファンコミュのトライアウトなど・・・

前楽天中村、合同トライアウトで２安打

今季まで楽天でプレーした中村真人外野手（３０）が９日、Ｋスタ宮城で行われた第１回１２球団合同トライアウトに参加した。７打席で６打数２安打１四球だった。偶然にも、慣れ親しんだ球場での開催。打席に入るたび、スタンドから一番大きな声援を受けた。「うれしかったです。全打席、いつも通りにやれました」と地元ファンに感謝した。

今月４日に戦力外通告を受けた。すぐには気持ちの整理がつかなかったが「いろんな人に『まだできる』と言われて。やる気が回復しました」。第２打席では、前ソフトバンク近田の変化球をとらえ右前打。元ロッテ小林亮からは、しぶとく二塁内野安打と、持ち味は見せた。

今の気持ちを問われ「ここでプレーするのも最後なのかと。寂しさ。むかつき。いろんな気持ちがあります。トライアウトを受けたくないというプライドもあって。でも、終わってみて、参加して良かったと思います」と打ち明けた。今後は未定。「決めてない。というより、決められません」。そう言い残し球場を離れた。ユニホームは変わろうと、再びプレーする姿を待ち望む楽天ファンは多い。

中村、意地の２安打！合同トライアウトに楽天から４選手

プロ野球１２球団合同トライアウトが９日、Ｋスタで行われた。楽天から戦力外通告を受けた選手では中村真人外野手（３０）、有銘兼久投手（３４）、佐竹健太投手（３４）、川島亮投手（３１）の４選手が参加。中村は７打席でヒット２本を放ちアピール。現役続行に意欲を見せた。

　ヤクルト・一場から放った会心の打球が一塁手のミットに吸い込まれた瞬間、スタジアムがため息で包まれた。強烈な一塁ライナーが、中村の最終打席となった。本拠地・Ｋスタで誰よりも大きな声援を受けた中村の挑　　戦が終わった。

　「うれしいですね。大きな拍手をいただいて…。持ち味を出せたというか、ごく普通にできた。ボールがバットに当たりましたわ」と独特な表現で中村は感想を語った。

球団から戦力外通告を受けたのは４日だった。「落ち込む時間もなかった。コーチの方や先輩たちが『トライアウトを絶対受けろ』と言ってくれたので…」。ソフトバンクの近田から右前安打を放つなど６打数２安打。巧みなバットコントロールの片りんは見せた。

スタンドには夫人とまな息子、まな娘が見守る中奮闘した。「野球をやりたい気持ちがあるけど、家族がいるので…。今後？　分からない。“欲しい”と言われたら、そこで頑張ろうという気持ちはある…」と複雑な思いを吐露した。

愛称・マメ。とぼけた言動や悪球打ち、いじられキャラでファンに親しまれた中村。「最後は運良く仙台でできた。最後にＫスタでできたから…。悔いはありません」。人事を尽くして天命を待つ。中村は他球団の獲得オファーを信じて待つ。

ドラ１・森ら４人が秋季キャンプ見学…

楽天のドラフト１位、東福岡高・森雄大投手（１８）ら新人４人が１０日から２日間、倉敷・秋季キャンプを見学することが９日、分かった。星野仙一監督（６５）の「緊急招集」に応える形で、ルーキーたちの異例の電撃訪問が実現する。

入団前から闘魂を注入される。星野監督が「プロの練習を見るだけでも、オフの間のモチベーションにつながる」と呼びかけたのが、１０月２５日のドラフト直後の同２８日。学業などの合間を縫って、ドラフト３位の九州学院・大塚尚仁投手（１８）、同４位の酒田南高・下妻貴寛捕手（１８）、同５位の熊本ゴールデンラークス・島井寛仁外野手（２２）も含めた計４人が１軍キャンプに訪れることになった。他球団の新人よりも一足早くプロの厳しさを肌で感じ、１日も早いブレークにつなげる。

楽天が前西武星野の獲得を検討

プロ野球の１２球団合同トライアウトが９日、Ｋスタ宮城で行われた。日本ハムを戦力外となった木田優夫投手（４４）ら５７選手が参加。各球団の編成担当者がロッテの左腕、松本幸大投手（３１）らに熱視線を送った。第２回は２１日に日本ハム２軍施設のある千葉・鎌ケ谷で行われる。

楽天は前西武星野智樹投手（３５）の獲得を前向きに検討する。トライアウトでは低めに集め、左打者４人全員を内野ゴロ。安部井編成部長は「（星野は）経験がある。左投手は補強ポイント」と話した。また、トライアウトには参加しなかったが、前オリックス森山と前ＤｅＮＡ福山を獲得の方向。秋季キャンプに参加させる。

楽天　秋季キャンプで外国人２選手をテスト

　楽天は、１０日から秋季キャンプでドミニカ人のエドガー・ララ外野手（２３）、ラファエル・ポロ内野手（１９）の入団テストを行う。

　ララはマイナー通算６年間で４１４試合出場し、打率・２３９、５４本塁打。ポロは遊撃手で選球眼が良く、出塁率の高いリードオフマン。今季は外国人野手の不振が響いただけに、来季の助っ人の発掘に全力を注ぐ。