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児童文学YAポータル設営準備室コミュの古典・文学・一般小説の中のYA的要素

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これは、結構、難題です。

基点に『更級日記』を持ってきたいところですが、
『落窪物語』か『竹取物語』か、『とりかえばや物語』を選ばない
ところに、意味があるかな(笑)。ここにも、YA感覚とは何かという
命題が問われてしまうわけです。

ということで、古典をさかのぼりすぎると大変なので、
近現代日本文学あたりの、卑近なところから話をしてみたいのです。

太宰治ならば『女生徒』(「俗天使」という亜続編もありますが)、
『パンドラの箱』、『ろまん燈篭』(前段の「愛と美について」も)あたり。
川端康成なら『伊豆の踊り子』ではなく、かといって『乙女の港』とか
『万葉姉妹』などの少女小説でもなく、『女であること』のような心境
小説か、『掌の小説』の中の短編にYA感覚があるかなあ。
三島由紀夫なら、やっぱり『金閣寺』だし、『美しい星』という作品も
YA感覚があるかなと思っています。
大衆小説代表格だと獅子文六や源氏鶏太作品にも、そうした匂いのある
ものはありますし、大正昭和ガールズモノの少女小説は無論のこと。
このあたりも、ちょこちょことあげていきたいかと思います。

海外小説も、無論、たくさん、あるかと思いますので、是非、色々な
作品をお教えください。

コメント(15)

おー、サローヤンはそれできましたか。
『パパ・ユーアクレイジー』もいれてくださーい。

あと、シリトー『長距離走者の孤独』とか。

ピュアフル文庫で、森絵都さんが推した金原さん編に入っている「小さき者へ」(有島武郎)も、どうでしょう。(みじかい眠りにつく前に 1 真夜中に読みたい10の話 ピュアフル文庫金原瑞人YAセレクション )
うわあ、これはたくさんあがりそうですね。

今思い付くものとしては・・。

中島敦「悟浄出世」
川端なら、私は「十六歳の日記」。
北杜夫「幽霊」
吉行淳之介の「童謡」「鳥獣蟲魚」
ウイリアム・カポーティの「クリスマスの思い出」などの
イノセント・ストーリー達。

ちょっと飛びますが田辺聖子さんの「隼分王子の叛乱」とか。
どうでしょう。
すっかりご無沙汰していますが。
カポーティの『草の竪琴』はいかがでしょうか。

長女が中学のときに学校でもらった、おすすめ本リストに
古典というジャンルがありました。
『黒い雨』が入っていたような記憶が……。
もうだいぶ前に読んだので、細かいところは忘れましたが、大江健三郎だったら『芽むしり仔撃ち』?

むかしむかし読んだ本を思い出していますが、吉田とし、山中恒って、入るでしょうか。
灰谷健次郎、山本周五郎なども?

川上弘美の『光ってみえるもの、あれは』とか、干刈あがたの『野菊とバイエル』、よしながふみの『こどもの体温』(これはマンガ)なども、どうでしょうか。

「ヤングアダルト的」というのがつかめるようでつかめない、こんな感じかな〜と思いながらスレッドを読んでいます。
芥川賞受賞作ではなくて、受賞者の作品だと、津村記久子「ミュージック・ブレス・ユー!!」が高校生の話です。主人公・オケタニアザミが、いけない男子をトイレに閉じ込めてやったところが個人的にはめっちゃいいです。
灰谷健次郎は、過剰というかシツコイと思うところがありますが、YA的?というと、たとえば『ガリバーの船出』とか?

山中恒といえば、私が小学校二年のときにめっちゃ好きだったのは『クラマはかせのなぜ』でした。『青い目のバンチョウ』と同じ、水玉の、あれは偕成社文庫? 図書館の棚にあったのを片っ端から読んだので、いろんなのを読みました。『なんだかへんてこ』もめっちゃ好きでした。ボインのお姉ちゃんが出てくるシリーズなんかもおぼえてます。そういう「児童読みもの」をたくさん読んだあとで『ぼくがぼくであること』や『サムライの子』を読んでびっくりしたのをかすかに思い出します。

干刈あがたは、母の目、大人の女性の目で書いてる人だと思いますが(『黄色い髪』も母が書いてるなと思いますし)、『野菊とバイエル』や、他に数編ある自伝的といわれる話が、YA的?

あと、作品がたくさんありすぎてどれがなんだったか状態ですが、赤川次郎の小説のなかにもYA的要素があるかもと思います。
『イマジネーション』や『大人なんか怖くない』は、小説ではないけれど、よかったです。
やまかわです。

松井今朝子の小説を読んでますが、『家、家にあらず』と『奴の小万と呼ばれた女』は、ちょっとYAの香り? 時代小説と分類されてるので、論外かもしれませんが、主人公がミナシゴ設定なあたりや、イキのいい女の子が出てくるあたりが、そういう感じがしました。

あと、ひさしぶりに読みたくなって栗田有起の『お縫い子テルミー』を借りてきて、表題作ともう一つ「ABARE・DAICO」(小5男子が主人公)というのが入ってるを思い出し、これも児童文学かYAの香り〜?と思っていました。テルミーのほうも、恋愛小説とよく言われるようなのですが、私としては、「ハタラク子どもの小説」とよびたいなと。

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