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クワガタ萌え♪コミュのオオクワガタとホペイの違いは?

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知人に、国産オオクワガタとホペイの相違点を聞かれたのですが、
恥ずかしながら明確に答える事ができませんでした。
家で管理しているものは、ケースにラベルがついているから一目で判るのであって、全部出してゴチャマゼにしたら判らないかも?
実際、ウチのオオクワとホペイを見比べると、目立つ特徴がないので判りにくいのです。
雑誌に掲載されている見分け方では、個体の大きさによっては全く当てはまらないように思います。
どなたか、オオクワスペシャリストの方がいましたら教えてください。
ちなみに、♀の見分け方はもっとわかりません・・・

コメント(29)

オオクワガタは、ビノデュロサスオオクワガタと言って、朝鮮半島・対馬・九州・本州・四国・北海道と中国大陸にも分布しています。

オオクワとホペイの関係は、ホペイが祖父母でオオクワが孫に当たるワンクッション置いた類縁関係です。ミトコンドリアDNAで系統を調べると、ホペイから最終氷河期の一つ前の氷河期にグランディスとタイワンが分かれ、グランディスとタイワンを祖先に、ビノデュロサスが出来て、この群が最終氷河期の前の間氷期に北上を始め、最終氷河期に押し戻される様に南下して、日本に来ています。

ただし、ホペイオオクワとして売っている中国産の中にも、実は中国本土産のビノデュロサスが混じって居ます。この場合は、単に亜種分類を間違えていると言うべきなのか、ホペイの中に二群のオオクワが混じっていると言うべきなのか、微妙な線です。

真性ホペイ(仮称)は、眼上突起が二等辺三角形に見える個体が多く、鋭角気味に発達するものが多く、ビノデュロサスは、長い方の直角定規の様に、眼上突起が鈍角です。

ホペイには先の理由で例外が混じっていますが、ビノデュロサスの遺伝子を持っていて、眼上突起が二等辺三角形だったら、それは雑種と考えて良いでしょう。

♀はもっと見分け安いです。日本産オオは、前胸背板の前縁が頭部から離れて見えるくらい鈍角ですが、ホペイの♀は、前胸の先端が頭部に沿うようになっていて、選択は鋭角です。

写真は、左から、日本産オオの♀とホペイ♀、さらに福建省の真性ホペイの♂です。

こうして特徴を見比べれば、わりとはっきりわかりますよね?
お宅のホペイや真性だったでしょうか?
史嶋 桂さん

大変明確なご解答ありがとうございます。
専門誌などで紹介されていますが、眼上突起に関しては、なんとなくは解ってはいるものの、やはり実物を見なければ比較のしようもなく、口頭で説明できなくて困っていました。確かに何頭も見比べると、はっきりと違いが確認できるようですね。
家にはサンプルとなるような個体はあまりいないので、多くを見比べる事が出来ませんが、以前知人からいただいたよく判らない2頭をお見せします。写真は左から、ホペイ♀、日本産オオ♂のつもりです。間違っていませんか?

私個人として、もう一つお聞きしたい事があります。
この2種の幼虫の判別方法はありますか?
2: むーまん さん、

左の♀は、ホペイオオだとしたら、少し北の産地の個体かも知れません。僕が掲載した様に、真性ホペイ(なんか変な言い方ですが)の♀は、こんな風に前胸背の前縁が頭部から離れません。ただし、日本産の♀の前胸背なら、こんな風に先端がとがる事もないので、ホペイは間違いないと思いますが・・・

右の写真は日本産の♂にみえますが、これも前胸の測縁がわかるともっとはっきりすると思います。

ちなみに、幼虫期の見分けは困難です。
ホペイの方が頭部成長率が大きく、♂終令の頭部幅が12mmを簡単に超えると言う特徴はありますが、個体変異幅が大きいので、これだけではどうしようも無いですね。
2: むーまん さん、

左の♀は、ホペイオオだとしたら、少し北の産地の個体かも知れません。僕が掲載した様に、真性ホペイ(なんか変な言い方ですが)の♀は、こんな風に前胸背の前縁が頭部から離れません。ただし、日本産の♀の前胸背なら、こんな風に先端がとがる事もないので、ホペイは間違いないと思いますが・・・

右の写真は日本産の♂にみえますが、これも前胸の測縁がわかるともっとはっきりすると思います。

ちなみに、幼虫期の見分けは困難です。
ホペイの方が頭部成長率が大きく、♂終令の頭部幅が12mmを簡単に超えると言う特徴はありますが、個体変異幅が大きいので、これだけではどうしようも無いですね。
 オオクワではないのですが、見分け方について私にも質問させて下さい。
 マンディブ・セアカフタマタ・リノケロス・ブケットフタマタ、この4種の♀はどうやって見分けたらいいのでしょうか?前胸背板の側縁の形状である程度見分けられると聞きましたが、明確に見分けるのは難しいとも聞きました。
 ずっと前から気になっています、教えてください。
5: まっつん さん、

残念ながら僕は、オオクワガタの亜種や種の見分けくらいしかわかりません。

似通った種や亜種の見分けは、個体変異によって特徴が消えてしまいにくい、前胸の測縁の形状などで、実際に飼っている人が調べていくより仕方ないのかもしれません。

その為には、信頼できる写真入り図鑑が欠かせません。とりあえずは、むし社の図鑑がお勧めでしょうか?
史嶋 桂さん

そうですか、幼虫はやはり難しいんですね。
まあ自然界で違いを見分ける事はあり得ないので、特に必要な知識でもないんですけど、飼育中の成虫が不明の場合、生まれた幼虫で判断できる所があるかもと思ったのでお聞きしてみました。

それから、先日掲載しました画像の2頭ですが、別角度からも撮ってみました。ここで判別可能でしょうか?

左から、先日の♀、先日の♂、日本産オオ♀
と思っているものです。
6:史嶋 桂さん
ありがとうございます。むし社の図鑑で調べてみます。
7: むーまん さん、

飼育中の成虫が産地不明の場合は、むやみに繁殖しない方がいいですよ。今、環境省は、オオヒラタを輸入禁止にするかどうかでかなりもめています。これはオオヒラタの野外確認個体が再び増え始めて、また遺伝子攪乱が心配されるからです。

産地不明の個体が逃げ出して、それが捕獲され、外国産だとわかると、オオクワガタも規制対象になりかねないと思います。

ちなみに、写真を掲載された3匹は、この写真で見る限り、おっしゃるとおりの個体だと思います。ただし一番左の♀は、ホペイオオの中でも、北の方の産地の個体に見えますね。南の産地の個体はもっと前胸背の先端が頭部を包みこむようになってる事が多いです。
史嶋 桂さん

お世話になります。非常に解りやすいご解答ありがとうございました。
なお、現在飼育中の成虫はすべて、繁殖を目的とせず、観賞用として単独飼育しているものです。巷で「クワガタテラリウム」と呼ばれている、いわゆる箱庭のような情景を、以前から趣味で作っているのですが、そこに放して鑑賞しています。
屋外へ脱走できるような環境ではないのでご安心下さい。

「特定外来生物危険防止法」の対象生物に、外国産クワガタやカブトムシが指定されてしまう事は、非常に残念な事です。
小学校の時に初めて図鑑で見た「ルソンヒラタクワガタ」、
「キバナガクワガタ(ギラファ)」など、あまりの大きさに感動したものの、生体が輸入される事は無いと知ってショックでした。
それから約25年、子供の頃の夢が叶う時代が来るとは考えもしませんでしたが、今ではデパートの玩具売り場でも購入できるようになってます。この安易(安価)に購入できる環境が、放虫などの問題を引き起こしているように思います。

オオクワガタも、30年前は簡単に見ることは出来なかったように記憶していますが、今では(特に飼育下では)一番良く見るクワガタになったようですね。
オオヒラタを輸入禁止にしても、もう手遅れでしょう。

自然界に散ったものももちろん、これだけ手元で育てているマニアがいるのですから。国内にいる外国産ヒラタの数は、個人所有を入れると相当数でしょう。

僕も台湾の天然記念物のシャンクリングが大好きで、以前から欲しかったのですが、今は安価でネットで買えてしまうんだから…。
11: アンリ さん、

たしかにおっしゃるとおりですが、外来生物法の特定外来生物の対象になると、輸入・(あらたな)飼養・移動・遺棄が4点セットで禁止されてしまいます。もちろん個人所有の個体も対象です。今飼育している人は、殺処分するか、環境省に申請して繁殖しない事を前提に寿命がつきるまで飼い殺しになります。しかし基本的に国内に存在する全ての個体が規制対象になるのです。詳細は環境省のWEBをご覧ください。

http://www.env.go.jp/nature/intro/6tetuzuki.html#keizoku

僕はこの件にからんで、環境省の参考人をここ数年続けていますが、問題はクワガタの輸入数が膨大で、しかも繁殖目的に飼う人が多いことです。しかも、昆虫標本を作る目的で採集から入った「古い虫屋」と違い、飼育から入った愛好家は、自分が飼っている虫が非合法になったからと言って、簡単には殺せないでしょう。

カミツキガメの輸入数はたったの1万匹程度でしたが、規制が決まったとたん、遺棄が横行し、現在は複数の水系で繁殖が確認されてしまっています。クワガタ・カブトの輸入数は、正規のみでも100万匹を越えます。NHKの試算では、飼育個体は5億匹に達するだろうと言うことです。日本人は、浦島太郎や分福茶釜と言った、仏教説話に基づく「放生は善である」と言う事を成長の過程で教え込まれます。その結果、自分が飼いきれなくなった「外来生物」を放す行為さえ、なんとなく良い事の様に誤解していると思います。

このような背景がある中で、僕はむやみに法規制の網をかぶせると、大半の愛好家が飼育個体を放虫してしまい、日本の生態系がむちゃくちゃになるから、と言う理由で一律の法規制にはずっと反対の立場をとり続けています。ですが、無責任が放虫や、不注意による逃亡が増える状況を見ると、その主張が通るのはいつまでなのかと、不安を覚える状況になってきています。

ある意味、外国産クワガタの飼育の趣味を続けられるかどうかも、法規制が始まって飼育そのものが非合法になってしまうかも、どちらも愛好家のモラル次第と言う事になると思うのです。

国やお役所は、僕の様な考え方はしません。もし、これ以上、外国産のクワガタが野外で発見される例が増え続けると、国内種が危機に瀕する事になろうが、生態系が壊れようが、規制すべきものは規制すると言う可能性が高いのです。
こんばんはm(_ _)m
かなり危ない状況まで来てしまった感じなんですね…。
私はオオヒラタが大好きで数多く飼育しています。法が制定されたらうちのオオヒラタ達は絞めるしかなさそうです…。
私は地元の虫友と地元のフリーマーケットなどのイベントなどで放虫禁止と書いたビラを配り地道な活動をしていました。がっかりしたのは、親にこの虫買ったら今いる虫はどうするの?と聞かれて子供が自然に放せばいいじゃん!と言った事でした。あまりの責任感なさにがっかりでした。もちろん外産の生き物を自然に放してはいけない事を説明しましたが…。某ゲームの影響で新しい昆虫ブリーダーが増えたのも影響があるのかな?と最近は少し思います。

私達の活動は規模が小さいですが、せめて地元の人に生態系を守る大切さ、ペットを粗末に扱わない事をわかってもらえるよう活動していきたいと思います。
14: なめこ さん、

写真が不鮮明なので、はっきり判断出来ません。もう少し大きくて、ピントのしっかりした写真でないと確定的な事は言えないと思います。

ホペイの特徴は、眼上突起が二等辺三角形・眼上突起を繋ぐ頭部中央の窪みが大きい・大アゴの第一内歯が大アゴ本体に重なる個体がいる・頭部の首の部分が24mmを越える、と言うものがあります。

写真の個体は見た感じでは日本産よりは中国産ホペイの特徴が強い個体にも見えますね。メスの前胸背板側縁の拡大写真があれば、はっきりすると思いますよ。
はじめまして ぺこ <(_ _)>樽酒と申します
初のカキコですが、みなさんと仲良くしたいです
国産クワガタの飼育・繁殖・採集・標本と
外国産(ホーペイ・ギラファ・パプキン・ニジイロ・メンガタ
アンタエウス・パラワンなど)飼育・繁殖・標本と
ヘラクレスなども繁殖・飼育・標本やってます

14:なめこ さん

写真では細かい所が判断しにくいのですが
中国産 ホーペイの特徴が良く出てるように感じますよ
ホペイの画像UPしておきます
なめこさん、どーも!

私は横芝産の画像UPしておきます。
比べて見て下さい。
どーでしょーか?
参考になるでしょーか?
>なめこさん はじめまして。
私は一へっぽこブリーダーなので、はっきりしたことは言えません。
ただ、個人的に写真から判断させてもらえば「国産」に見えます。

確かにホーペイか交雑の可能性はないと言えませんが、今の状態でどの個体がそうなのかはっきり判別するのは難しいと思います。

交雑は否定派ですが、横芝産として手に入れられたのですが ご自身で大事に飼育されれば良いかと思います。

超ベテランの方や研究者によるDNA鑑定なども出来るようですが、そこまで必要でしょうか?

昆虫飼育の世界って、きちんとした団体が個体管理しているわけでもなく資格もなければ決まりもないのが現状ですね・・・
おそらく、既に遅く今後もそのように管理されることはないでしょう!
私が飼育している個体にも怪しいものがいるかもしれません。
それでも産地や累代を信じて、大事に管理する。これが個人でできる精一杯ことじゃないかと感じてます。

この趣味は子供の観察の延長として考えられてることが多いです。

問題になっている放虫や故意な交雑をしない、誰かがやってたら止める。
そうして少しでもそういうことが少なくなり、趣味として少しでも認められたら良いですね。


私もデジカメ下手ですが、無理に近づけないでピントと明るさを重視して、加工ソフトで大きくすると良いみたいです。

横芝産は今後貴重ですね!
大事に累代してくださいね〜
僕は国立環境研究所とアジア全域のオオクワガタとヒラタクワガタのミトコンドリアDNAを調べていますが、オオクワガタの4亜種、ホペイ・グランディス・フォルモサヌス・ビノデュロサスは、分岐してせいぜい10万年〜数十万年の若い亜種の様です。

日本産ビノデュロサスは朝鮮半島産と中国北部産と区別できず、さらにタイワンオオととても近い亜種群です。つまり中国産ホペイオオクワとして売られている個体にも、中国産のビノデュロサスが混ざっています。そういう曖昧な亜種群ですが、やはり交雑や最終場所から離れた場所での放虫は避けるべきだと思います。

理由は地域によって有効温量と最低生育温度が違う事が分かっているからです。日本本土のオオクワは九州から北海道までほぼ均質なDNAを持つ群が分布していますが、その地域の温度環境にちゃんと適応しているのです。

そういえば、昔このコミュに日本産と外国産の見分け用の写真を掲載しましたよね?もう一度掲載しておきます。
オスの写真は左から真性ホペイ・C型タイワン・日本産、メスの写真は左が日本産、右がホペイです。ちなみに一番右の写真は、ブランドオオクワとしてよく売られているタイワンオオと日本産の雑種の見本です。
これも以前掲載した、ミトコンドリアDNAのチオクロムオキターゼ領域の塩基置換率によるオオクワガタの分子系統樹です。こうしてみると日本産オオクワって、ほとんど均質な群で、地域ブランドに意味があるのかどうか疑問に思えてきますが、もしかすると核DNAには変異があるのかも知れません。
>ヒロキさん
素人判断ですけど、国産オオクワだと思います(^-^;
こんにちは。
最近交雑や放虫について調べていた所
今年採集した個体が交雑なように見えてきたのですがどうでしょうか?

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