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ゴルフ場*コース管理コミュの先人の教え『夏のグリーンの刈高』

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管理人のしんぺーです。

これは『先人の教え』というタイトルそのままに、師匠達から受け継いだ知識を書き残していくトピです。

1タイトルにつき、1トピを立てたいと考えています。

補足や修正や反論なども、どんどん書き込んでください。

今回のタイトルはベントグリーンの『グリーンの刈高』です。


もうすぐ梅雨です。

今でも思い出すのが業者会で自分のコースでゴルフをしていたら、

降り続いた雨で緩んだ面に、グリーンモアが沈んで下刃の両端がガリガリ事件。

「削ってるのにそのまま刈るなよ」とも新米の私には言えず、

「すみません。雨の日用に0.5mm上げたモアを用意しておいて下さい」と申し訳なさそうにメカニックの怖いおじちゃんに電話しました。

まだ治る時期だったので、大事にはなりませんでしたが肝を冷やしました。


その時、師匠に学んだのが

モアの設定=刈高ではないということ。

例えば、5月の3.2mmと6月の3.2mmは違う。

3.2mmに合わせてるからって3.2mmで刈れてるとは限らない。

刈高の数字に囚われるな。

厳密に言えば目砂なり肥培管理でコンパクションを維持して、沈み込みの量を同じにするべきなんだけど、実際は変わってしまうことが多かったです。



時は進んで転職後

3年前と2年前の夏は特に暑く、目砂をやる時間(コンパクションの維持)が労務的に取れないコースさんに関しては、この経験からヒントを得て・・・

『どこも削らなくなるまで刈高を上げる』という提案をしました。

この年は梅雨の最中から気温が高かったので、梅雨に入ってすぐです。

しっかりとサマーディクライン対策をしてるとはいえ、あの猛暑では(一般の方が気付かないレベルの)微かなスカルピングでも確実にダメージが蓄積します。

その削らない刈高は5.0mmだったり、4.5mmだったりとアンジュレーションやコンパクションによってバラツキがありましたが、刈り上がりは大差なかったと思います。

どうにか結果的に、少しの乾燥害だけで乗り越えることができました。

ちなみに私の師匠の所は、残業で夕方から目砂を入れて3.9mmで通してましたが、いやアナタが一番、3mm台という数字に拘ってるじゃん(笑)

スカルピングが許される時期と許されない時期は、梅雨の間にやってくることが多いと思います。

今年も刈高に気を付けて、夏越しを成功してもらいたいです。



余談ですが、芝草1級の面接試験のときに

『来年も猛暑だった場合どうやって夏越しする?』と問われました。

私は

「去年ほぼ無事だったので、ダメだった部分を無事だった部分に条件を合わせます」

と答えたのですが、正解だったか不正解だったのか生意気だったのか。

こういう話をすれば合格したのかもしれないと今でも悔やんでいます。



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