ノリ君の新しいCD「’O sole mio!〜イタリアの歌〜」が出ましたね。ロック・オペラというジャンルで活躍していたノリ君の、いわゆるあまりにベタなイタリア民謡の数々です。ロック(ポップス)の方向からファンになった人は、ちょっと戸惑っているかもしれません。クラッシック・クロスオーバーが大好きな私も、かなりびっくりしました。なんで?
ノリ君は、大学で声楽を勉強してきた自分にとって、イタリアの曲をオーケストラでレコーディングすることが夢であったと書いていました。そうだ、そうだよね。それは当然だわ。
正直な爆弾発言しますと、3枚目のアルバムに、ワンパターンさを感じたのでした。その時に、ノリ君、次は私を裏切ってくださいと思いました。やってくれましたね。
この歌が、三大テノール並みにすごいのかどうか、私にはわかりません。でも、何にも臆することなく、自分なりに歌おうとしている心意気を感じます。ノリ君がこれからどんな方向に行こうとしているのか、おそらくそれはノリ君自身にもわからないのではないかと思います。私は、毎回裏切られる方が良いとさえ思います。
「君と旅立とう(Con te partiro : Time to say goodbye)」と「誰も寝てはならぬ(Nessun dorma)」も収録されています。ソプラノとテノールの定番ですが、なかなか健闘しています。私の好みで言わせていただきますと、ラテン系チョイ悪男性は好きですが、暑苦しい(スミマセン)イタリア民謡より、繊細で陰影のある、いささか理屈っぽいドイツリートかなぁ。ノリ君、いつか歌ってくださいね。