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小説、SS、小話、会話文などなどこちらへどうぞ。
カプや特殊な設定(女体化、獣化、パロ、R指定など)は冒頭に記述お願いします。

コメント(6)

では、最初の彩りに。

γ正です。
が、正確には、正→γ白な感じです。
正ちゃんとγの出会いがこういうのならいいなっていう妄想・・・(爆)

よかったらどうぞ。


【秘め事】Vol.1


 僕は、あの男が嫌いだ。野蛮で、軟派で、強引で。僕の計画の足手まといになってばかりだ。そのせいで白蘭サンには僕が怒られて・・・。そして、

 ――こんなにも心掻き乱す

 電光のγ。初めてあいつを見たときから、僕の深い奥底を掻き回す。それが煩くて煩くてたまらない。


 「正チャーン。近々そっち行くこと決まったから。早く会いたいなぁ。」
 そんなテレビ電話が入ってから、一週間。そろそろこっちに来ていてもおかしくないっていうのに、白蘭サンからはなんら連絡はない。こっちから連絡しても捕まらないし、一応、急ぎの仕事はないといっても、こんな冷戦状態でフラフラ遊び回られても困るんだけど。
 ここ数日は、ボンゴレの大きな動きもなく、僕は機械のメンテナンスなんかを中心に趣味を満喫できた。ひと段落着いた今日、気分転換に基地内を当てもなく歩いている。白い制服の人たちは、僕に礼儀正しく挨拶をした。時折見る黒い制服は、僕を牽制するように視線を向けた。そんな中、ふと足を止めたのは、普段は使われることのない客室。確かここには、簡易のベッドくらいしか置いてはいない。今現在、この基地に出入りしている人間には、相応の部屋が割り当てられているから、こんな何もない部屋を使う人間なんていやしないのに・・・。中から声がする。
 「・・・・・い、・・・いいのか?・・・・・で・・」
 「・・・・・・のいいの、・・・・・なんだから・・・・」
 これって、白蘭サンの声・・・?誰かと話してる。何を?僕は、自然とドアに耳をつけた。白蘭サンはまだここには到着してないはず。
 「ン・・・・、ほら、続き・・・は?・・・・・γ、」
 ガンマ。聞いたことのあるような名前だ。そういえば、この間こっちに連れてくるとか言ってた3番隊、ブラックスペル。電光のγ・・・。
 「ぁ・・・、そこっ・・・ィ・・もっと・・・・、」
 甘い声がする。今までに聞いたことのない白蘭サンの声。僕は、強く耳をドアに押し当てる。何をしているかなんて、考えるまでもない。白蘭サンの声に導かれるように僕の心臓はドキドキと脈打つ。
 「入江様、いかがされたのですか?」
 突然声を掛けられたことに、自分の身体は想像以上にビクリと反応した。振り返ると見慣れたチェルベッロがこちらを見ていた。仮面で正確な表情は伺えないが、きっと訝しげというのがしっくりくる表情なんだと思う。
 「あ、いや、なんでもないんだ。」
 別に僕が取り繕う必要なんてないのに、言葉に詰まる。なんだかそれが悔しくて、もう一度扉を見つめた。
 「こちらの部屋が何か?」
 「その・・・中から白蘭サンの声がしたみたいで。あの人はまだ着いてないはずだから気になってさ。」
 たまには、白蘭サンだって咎められてもいい。僕は中の様子を見るようチェルベッロに指示を出した。
 「白蘭様、いらっしゃるのですか?」
 ノックと共に扉が開かれた。中を覗き込むと、白くしなやかな白蘭サンの背中と、それ越しに金髪の男が目に入った。
 まだ艶めかしく身体を揺らし、ベッドがわずかに軋む音が妙に耳につく。
 「あ・・・。」


To be continued...
【秘め事】Vol.2


 予想はしていた。二人がそんな行為に身を委ねてる姿なんて安易に。だけど、それは目の当たりにすると、途端に現実味を帯びて、酷く目に焼きついた。白蘭サンの綺麗な肩甲骨と、それよりも、γという男の紫の瞳。何かを射抜くような鋭さと熱っぽいいやらしさの篭った視線を僕に合わせる。そのままゆっくりと白蘭サンの背中に手を這わせて、愛おしそうに首筋を舐める。小さく声を上げながら白蘭サンがそのしなやかな身体を反らすと、僕は一気に血液が逆流するのを感じた。
 「あれ?バレちゃった?」
 白蘭サンが振り向いた。
 「よりにもよって正チャンに。」
 クスクスと笑い声を立てて、身体を預けていた男から離れる。
 「な、何してるんですか!?白蘭サン!!」
 「そう怒らないでよ。ちょっと予定より早く着いたから、暇潰しをね。」
 「おいおい、暇潰しとは随分だな。もうちょっと色気のある言い方があるだろ。」
肩を竦めてγと呼ばれていた男は、薄く笑った。
 焦る様子もなく、白蘭サンは衣服を纏い、大きく伸びをした。僕はとりあえずチェルベッロを帰し、その場に立ち尽くす。露わになった二人の肌に視線を逸らしたまま。
 「ああ、そうだ。紹介、しとかないと。こちら、僕の最も信頼する部下の入江正一クン。いずれ君の直接の上司になるよ、γ。」
 「噂はかねがね聞いてるぜ。よろしくな、入江さんよ。」
 乱れた髪を掻き上げながら、γは僕に軽く手を上げる仕草を向けた。さっきのあの獣のような瞳はなく、どこか軽い優男を思わせた。金縛りが解けたような錯覚。僕の身体はそれほどの緊張状態にあったんだと、今更に思った。とにかく、大きく息を吸い、気持ちを落ち着かせる。
 「で、このケダモノが、この間話してた電光のγね。」
 「どっちがケダモノだ。どっちが。」
 「こんなところで、金輪際、こんな破廉恥な行為は止めてもらえますか。」
 大丈夫。僕は冷静に二人を見た。白蘭さんは、ハイハイと軽く返事をして、行こうか。と僕を促す。先に部屋を出た彼に続いて踵を返した。扉を閉める間際、もう一度振り返って彼を見る。
 「あいつの肌は綺麗だろ。興奮したか?」
 冗談交じりの表情で、γは笑う。途端に身体が熱くなる。
 「ああいうことは、止めてください。上司命令です。」
 「あいつに惚れてんのか?」
 「そんなこと、あるわけないじゃないですか。あなたじゃあるまいし。」
 少し強い口調で嗜めたつもりだったのに、相手はまるで応えてない。
 「俺があいつに惚れてるって?冗談きついぜ。」
 今度は大げさに笑い声を上げる。
 「好きでもない相手とあんな・・・」
 あんな風にできるなんて、僕には理解できない。彼とは視線を合わせないまま放った言葉は、途中で途切れる。カッと頬が熱くなるのをごまかしたかった。僕は急いで扉を閉めようとした。
 「愛と憎しみってのは、感情の類が似てるもんだ。試してみればわかるさ。」
 そんな彼の声は、ほんの少しだけ力ないように聞こえた。
 「試して・・・・、」
 閉じた扉の前で僕は大きく頭を振る。火照る身体をもてあましたまま、とにかく自室へと向かった。彼の視線を思い出さないように、彼の視線に捕らわれないように。

 あの日から、僕の脳の奥底では、彼の存在が煩くてたまらない。大嫌いだ。



END
連続ですいません。
またγ←正持ってきました。
前回より、気持ちの進んだ正ちゃんです。
よかったらどうぞ。。。



『ファーストキス』前編


 「はぁ・・・。」
 一際大きくため息をつきながら、正一は冷たい通路を歩いていた。すぐ後ろには、チェルベッロの二人の気配を僅かに感じる。
 「お疲れのご様子ですね、入江様。」
 「まあね。最近よく眠れなくて・・・。」
 このメローネ基地へ来てから、数日が過ぎた。環境に適応するにはもう少し時間が欲しいと思うのに、仕事は思うように運ばない。胃痛に悩まされる日々に、正一は疲れを覚えていた。そして、最近自身の中で存在の大きくなりつつある男。
 ――電光のγ。
 ブラックスペルはとにかく素行が悪い。そんな彼らを統率する第三部隊隊長。一見優男に見えるが、γの武功はミルフィオーレ内でもよく耳にするものだった。あの甘い声と、人を見下ろす紫の目。ときどきそれらが正一の意図しないうちに脳裏を掠める。ああいう男は嫌いだ。そう自分の中の感情は処理していた。
 ――ボスッ。
 「うわぁっ。」
ちょうど、壁の途切れた通路を右に折れた瞬間、鈍い音と共に正一の顔面に痛みが走った。そのまま衝撃に身体が揺らぎバランスを崩す。
「入江様!」
倒れる。そう思った身体は、ふわりと軽くなって次に訪れるはずの痛みもやっては来ない。正一は瞑った目を開け、辺りを見た。
「おっと、すまない。大丈夫かい?」
「・・・電光の、γ・・・・・」
不自然な体勢のまま間近にある顔に思わず正一は呟いた。背中に回された手で、安定はしているものの、体重をすべて預けた状態では身動きは取れない。あの深い紫の目に自分が映るのが見えた。そして、フレグランスの香り。きつい柑橘系の香りの中にあるほんの少し懐かしい香り。どこか落ち着くような感覚を覚えて、正一は少し酔いしれる。
「あ、ありがとう・・・。」
「ん?ああ、礼なら・・・こっちで戴こうかな。」
「・・・ぇ?」
突然、γは腕を引き寄せ正一の軽い身体を懐へ収めた。そのまま唇を寄せる。触れるだけの口づけはすぐに終わり、正一はゆっくりと解放された。
「あんまり、そういう表情は無闇に見せるもんじゃないぜ、隊長さん。食っちまいたくなる。」
口元に笑みを浮かべながら、軽く正一の頭に手を置きそのまますれ違うと、γは行ってしまった。残された正一は、ただ佇んでいる。
「大丈夫ですか?入江様。」
心配そうに顔を覗き込んでくるチェルベッロを押し退けると、正一は途端に体温が上がるのを感じた。顔が熱い。今しがた起きた出来事が、頭の中を駆け巡る。ほんの一瞬だったのに口づけの感触ははっきりと残っていた。そして、γの香りも。正一は、眩暈を起こしそうになりながら、自室へと向かった。その間にチェルベッロが話し掛けて来たことは、記憶には残っていなかった。


To be continued...
『ファーストキス』後編


 「ねぇ、聞いてる?正チャン。」
 「え?あ、はい、聞いてますよ。」
 それから少しして、白蘭からの通信が入った。気持ちを切り替えなければ。そう正一は思いながらも、γの香りと感触がそれを僅かに遮った。白蘭なら、あの香りのことも知っているのかもしれない。気づけば、そんなことをぼんやり考えていた。
 「正チャン、もしかして好きな子とかできた?」
 「え?」
 唐突な白蘭の問いかけに、正一は思わず声を上ずらせる。
 「何言ってるんですか、突然。」
 「あれ?違った?顔赤いよ?」
 「からかわないでください。」
 ふと浮かんだγの顔が、更に正一の気持ちを乱した。白蘭は、モニター内で満面の笑みを浮かべている。
 「もしかして、正チャン・・・γに惚れちゃったのかと思ってさ。キスされたでしょ?」
 「え?なんで・・・。」
 「僕は何でもお見通しだよ。」
 「覗き見・・・なんて、悪趣味ですよ・・・。」
 遠慮がちに毒づいてみたところで、白蘭には何の効果もないことくらいわかってはいたが、正一はあえて言う。白蘭の情報は、基地内の監視カメラをハッキングしたといったところだろう。後で形跡を追えば証拠なんてすぐに見つかる。それから問い詰めるのであれば、今咎めるのもたいした差はない。
 「あいつ、いい匂いしたでしょ?なんていったかなぁ・・・僕に似た名前の・・・。」
 「え?」
 白蘭の言葉に、正一は一瞬ドキリとする。香りのことはモニターではわからないことだ。それを自分が気にしていたことももちろんわかるはずがない。それに、白蘭に似た名前の香りを身につけているという事実にも、正一は複雑は感情を覚えた。
 「ああ、そうそう。白檀。白檀の香りなんだって。知ってる?正チャン。」
 「日本では、有名な香木ですよ。」
 もう一度あの香りを思い出して、正一は納得する。あの時に感じた懐かしさは、この香りのせいだ。γが何故この香りを好んでいるのか、正一は思いを巡らせてしまう。確かに響きは白蘭に似ているが、香りも何も、植物の種類すら違う。それでも、γが白蘭を想ってつけているのだとすれば・・・。
 「へぇ。ほら、僕になんか似てるでしょ?白蘭と白檀。」
 ケラケラと楽しげに笑い声を上げる白蘭を改めて見る。綺麗な容姿と、無邪気な態度。それに、どこかミステリアスなこの男に惹かれる人間は多い。ブラックスペルとホワイトスペルの交りえない好意は知っているつもりでも、正一はγの気持ちを計りかねていた。
 「ああ、でも・・・。あいつはダメだよ、正チャン。」
 ふいにトーンを下げた白蘭の声に正一は驚いた。
 「ブラックの連中は、いつだって僕らホワイトを出し抜こうって考えてるんだから。」
 すぐにいつもの調子で、白蘭は笑みを浮かべる。
 「わ、わかってますよ、そんなこと。」
 「キスなら、僕がいつだってしてあげるから。」
 「そ・・・、白蘭さん!」
 最後は投げキッスの仕草で、白蘭からの通信は一方的に切られた。正一は大きくため息をつく。γが白蘭をどう思っているのか、その逆は・・・。そんなことを考えるだけで頭がパンクしそうになる。正一は手元のヘッドホンを装着して、いつもよりも大きめにボリュームを上げスイッチを入れた。聞き慣れた音楽は、すぐに入り込み、いくらかもやもやした気分を落ち着かせた。そのまま正一はゆっくりと眠りに落ちていく。γの気持ちと、白蘭の気持ち、そして、自分の気持ちすらも今は忘れるように。

END
小説ではないですが
カンタレラ白正替え歌です
先に謝ります すみませんでした



カンタレラ(白正替え歌)


絡み合うこの視線朽ちた世界の中
隠してるつもりでも心見透かされそう

冷たい指先に心を乱されて吐息感じれば戸惑うほど


ありふれた恋など僕らは許されずに
偽りの愛の言葉を重ねてゆく


愛してる離さない 貴方は言うけれど
迫りくるその日から逃れるすべはない絡み付くその腕に身体を預けて溶ける体温に溺れていく


たとえば深い悲しみ背負うことになっても
この決意貫くしか僕にはない


ありふれた恋心に今 鍵をかけて
貴方と向き合えば
とらわれて


たとえば深い後悔にとらわれても
許さない恋をまだ抱き締めてる










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