ソロになって最初のアルバム『at the BLACK HOLE』から4年になる。彼は今――タイムスリップしたかのようにその続きを見せてくれた。それは『Hummingbird in Forest of Space』という作品。とにかく壮大だ。このアルバムの扉としてまずイントロが流れくる。さらに進むとそこには今迄の作品からは見えなかった彼自身の心の宇宙があった。イエロー・モンキー時代から今の彼を繋ぐ何かがこのアルバムには存在しているようだ。すべて見えた気がする。彼の宇宙へ引き込まれる。だが聴き終えるとそこには今という現実が待っているようだった――このアルバムは夢のようだ。
裏表紙:ザ・クロマニヨンズ
昨年7月23日に『FM802 MEET THE WORLD BEAT 2006』で突如現れたのは甲本ヒロト、真島昌利率いるザ・クロマニヨンズだ。この1年はデビューシングル、アルバムのリリース、そして大規模なライブツアーなど爆発的な勢いを見せてくれた。ロックファンにとって嬉しい歴史的な1年だったに違いないが、その爆発的な勢いは消える事なく9月12日にセカンドアルバムのリリースが決定。最低限の歌詞で最大限のロックを感じさせてくれた彼等のアルバムの名は『CAVE PARTY』という。
特集:Cinema into the Grooooove!!
『グラストンベリー』/『LONDON CALLING/THE LIFE OF JOE STRUMMER』/『PUNKS NOT DEAD』他
音楽の本質を映像で体感する――。CDやレコードだけでは決して味わえない、アーティストたちの迫力のライブパフォーマンスや生き様を活写した音楽映画が、今、日本各地の劇場で大きな盛り上がりをみせている。そこで<Cinema into the Grooooove!!>と題して、上映中&公開間近の音楽映画を特集。さあ、スクリーンに脈打つ、音楽の鼓動を感じろ!