ヤー君を支える会コミュの新しい生命

ヤー君の実家のテレビは牛小屋の監視カメラの映像を見ることが出来ます。ヤー君の父は頻繁に監視カメラの映像をチェックしていました。牛が産まれそうなんです。

夕飯も食べ終わり、のんびり過ごしていた父が思い出したように監視カメラの映像に切り替えると、そこにはなんと母牛のおなかからすでに子牛の足が二本顔を出している映像が映し出されていたのです。

「こいつは逆子だ、やべえぞ！」という叫び声とともに父は素早動きでつなぎに着替え牛小屋へと急ぎました。ヤー君もつなぎに着替え父の後へ続きます。牛が産まれるときはたいてい、出てきた子牛の足にロープをくくりつけて、みんなで一斉に引っ張るのです。
ヤー君は今回も重労働が待っていることを覚悟していました。

そして、牛小屋へ着いてみると、驚いたことに子牛はすでにぽとりと産み落とされていたのです。「これが自然の摂理というものなんだなあ」ヤー君は感慨深いものを感じていました。

子牛を奇麗に拭いてあげて、ミルクも飲ませてあげるとやがて子牛は自分の力で立とうとします。ヤー君も必死でその真似をします。
立とうとする子牛、その真似を極めようとするヤー君。
そしてようやく子牛が立ち上がろうかというその瞬間。ついにここに誕生しました。ヤー君の新ネタ

”産まれたての子牛”