ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

まぼろし映画館コミュのグラン・トリノ

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
出演: クリント・イーストウッド, ビー・バン, アーニー・ハー, クリストファー・カーリー
監督: クリント・イーストウッド
URL: http://wwws.warnerbros.co.jp/grantorino/#/top

グラン・トリノ というのはアメ車です。
劇中でみんなが欲しがってることからヴィンテージカーだと思われる。
見終わって少し調べてみたら、以下のように記されてた。

・フォード社製
・1972〜76に生産
・1.5km/ℓ

他にもいろいろ載っていたが車にまったく興味がない為、意識的に引っかかったのは上の3つぐらい。
リッター1.5キロはウケるね。
貧乏人はこんなに燃費が悪い車乗りたくないよな。
ただ見た目は完璧。
ヴィンテージカーとして男前な面構え。乗ってるだけで優越感あるよね。

この映画のテーマは贖罪。

大きくは戦争での理不尽な殺し。
それが死ぬまで尾を引っ張ってることで反戦を伝えたかったのかな。

父親たちの星条旗 (2006年)→硫黄島からの手紙 (2006年)→グラン・トリノ (2008年)

この流れがくりんとイーストウッドの心の動きも表してるんだろうな。前者2作は観てないけど。
間に監督したチェンジリング (2008年)は無視します。これも観てないけど。。

息子二人とは別居し、妻に先立たれ、ひとり暮らしの偏屈じじい。
黒人やらアジア人やら人種差別を吐き散らしながら死を待ちわびていた。
朝鮮戦争では同じ部隊でひとりだけ生き残り、勲章を得るが、戦火の中、無抵抗の敵を惨殺している。
上官の命令でもなく、怒りで憎しみで。
その後、フォードの自動車工として勤勉に過ごし、老後を迎えた。
戦争時の罪の重さに苦しみ続けていた。
それでも人種差別主義者・アメリカ至上主義者を固辞しその苦しいを振り払い続けた。
教会での懺悔を拒み、亡くなった妻からた託された若い神父が彼への懺悔を求める。

ラストで懺悔をするのだが、そこでは3つを懺悔した。
「妻とは別の女性とキスした」
「ボートを売っても儲けたが税金を払わなかった」
「ふたりの息子とうまく付き合えなかった」
神父は云う、
「天使祝詞を10回唱えなさい。神はあなたを愛し、罪を赦して下さいます。
父と子と精霊の御名において」

もう息子については諦めたんやろうな。
だって、死んだ時も土地を教会に寄付し、グラン・トリノをモン族の青年タオにあげるんだからね。
で、最後に湖畔をタオがグラン・トリノに乗り通り抜けたところでエンディングロール。
あれが何のこっちゃって思っちゃった。
ただ自己犠牲で偏屈じじいが生涯を終えたことは映画的にキレイ。

イーストウッドのじいさん、自分の理想の死に方を探してるようでした。

評価:★★★★★☆☆☆☆☆(5点)

コメント(4)

町山さんがこの番組で「グラン・トリノ」「地獄の黙示録」に通じる時代背景を語ってるんだけど、スゲェよ!!
映画見ただけじゃ決してわからない所を解説してくれててめちゃ勉強になる。



すごいね。
朝鮮戦争に出兵してて、イーストウッドからみたら韓国人もモン族も同じなのかなと思ってたら
こんなことがあったんやね。
勉強せなね。
やっぱし、この評価をUPさせて。

評価:★★★★★★★☆☆☆(7点)

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

まぼろし映画館 更新情報

まぼろし映画館のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング